日常のイライラを手軽に解消するテクニックがあります。それが「ネガティブ・ダストピン」というテクニックです。
どうも、ねこひげ先生(@dr_catwhisker)です。
今回は『嫌な出来事はゴミ箱にポイッ!「ネガティブ・ダストピン」』というお話です。参考にしてみてください。
ネガティブ思考はゴミ箱に捨てよう
仕事をしていたら上司にイライラすることもあるでしょう。また、家庭でも夫(または妻)に対して不満もあるかもしれません。
そのネガティブな感情を解消する方法があります。
それが「ネガティブ・ダストピン」です。
ネガティブ・ダストピン
「ネガティブ・ダストピン」とは、スペインのオートノマ大学の研究に由来するテクニックです。
研究では、83人の学生を以下のように2つのグループにわけました。そして「自分の嫌な体験を紙に書き出してください」と指示しました。
- 書いた紙をビリビリに破り捨てる
- 書いた紙をそのまま持っておく
結果、「書いた紙をビリビリに破り捨てた」グループは自分にポジティブな評価を下すようになり、ネガティブ思考のストレスに強くなったとのことです。
ネガティブ・ダストピンのやり方はとても簡単
「ネガティブ・ダストピン」は、とても簡単なテクニックです。
①嫌な出来事を3分間だけ紙に書き出す
②書き終わったら、ビリビリに破り捨てゴミ箱にポイッ!
これだけです。
実験によれば、嫌な出来事を書き出す時間も3分だけでよいので、スキマ時間や寝る前にも手軽にできる方法ですね。
「if-thenプランニング」と組み合わせてみよう
過去にご紹介した「if-thenプランニング」というテクニックがあります。
簡単に説明すると、「もし◯◯したら△△する」と決めておくことで習慣化しやすくなるテクニックです。
今回の場合ですと例えば
・もし上司に怒られたら、「ネガティブ・ダストピン」をする
・もし失敗したら、「ネガティブ・ダストピン」をする
・もしネガティブな感情がわいたら、「ネガティブ・ダストピン」をする
という風に、あらかじめネガティブな出来事を想定しておき、その対処方法として「ネガティブ・ダストピン」を決めておくのです。
あらかじめ「if-thenプランニング」で決めておくことで、無駄にネガティブな感情に支配されることもなく、早め早めに対処ができるようになるでしょう。
あとは、日常的にネガティブ感情がわきやすい人は、
・21時になったら、「ネガティブ・ダストピン」をする
と、毎日の予定にいれておくことのもよいかと思います。
「ネガティブ・ダストピン」を繰り返すことで脳がネガティブ思考を打ち消しやすくなることもわかっています。習慣化させておいても損はありませんね。
今回は「ネガティブ・ダストピン」のご紹介でした。
「嫌な出来事を3分だけ書き出して、破り捨てる」だけでいい、とても簡単なテクニックです。もし嫌な出来事があった際にはお試しくださいませ。
【参考文献】
超ストレス解消法 イライラが一瞬で消える100の科学的メソッド
今日のクエスト~LevelUpポイント~
●嫌な出来事は紙に書き出そう!
●書いたら、破り捨てよう!
●if-thenプランニングと組み合わせよう!