過去の出来事に悩むことがありませんか。
学生時代の嫌な出来事や恋愛、仕事で失敗した嫌な出来事など、そのことを思い出して悩んでしまう人もいるかもしれません。
どうも、ねこひげ先生(@dr_catwhisker)です。
今回は『過去のトラウマを解消!傷ついた過去の自分へ手紙を書こう』というお話です。
目次
過去の出来事を思い出してしまう
過去に経験した出来事を思い出して「自分ってダメなのかな」と自己嫌悪になることはありませんか。
それがトラウマとなって定期的に思い出してしまう人もいることでしょう。ツラいですよね。
反芻思考になって常に頭の中で「その出来事」を考えてしまうのはメンタルにもよくありません。できれば解消したいものです。
そこでおすすめなのがセルフコンパッションです。
セルフコンパッション を実践しよう
当ブログ「ココロクエスト 〜レベルアップ心理学〜」でも数年前から取り上げている「セルフコンパッション 」ですが、やはり個人的にも実践していて効果的だと実感しています。
セルフコンパッション とは、「誰かが悩んでいたり、苦しんでいたりする際に思いやりや優しさを向けるのと同じように、自分に対して思いやりを向けること」です。これはセルフコンパッション の第一人者ネフ博士が唱えています。
っで、そんなセルフコンパッション ですがいくつか方法があります。その中から一つご紹介しますね。
それが「コンパッショネイト・レター・ライティング」というものです。
コンパッショネイト・レター・ライティング
心理学の世界では「紙に書く」とメンタルにも良いよ、というのはよく言われている
ことです。セルフコンパッション でも同じようなメソッドがあります。
それが「コンパッショネイト・レター・ライティング」です。日本語で説明すると「慈悲の手紙」となるでしょう。
やり方は簡単です。紙とペンを用意したら、以下の流れで実践してください。
- 自分の経験と、その経験の中の「何が」「どのように」自分に影響を与えたのかについて触れる。
- それに対して、自分はどのような対処をせざるを得なかったのか、その結果、意図せぬどんな不利益を被ったかについて触れる。そして、繰り返される問題や対人関係がどんなパターンであるかを、自分に対して慈悲と思いやりを持って書き出す。
- 慈悲と思いやりを持った自分から、かつて苦しんでいた自分へ、どんな言葉をかけられるかをしっかりと書く。
かつて苦しんだ過去の自分自身に対して「手紙」を書くようなイメージで実践してみるとよいでしょう。
例えば仕事で失敗した自分に対して書くとしたら、「失敗したのは不注意だったかもしれない。でも挑戦したことは素晴らしかったよ」など思いやりを持って書くことでネガティブな出来事にポジティブな視点を与えることができるのです。
実際に手紙に書くという行為を行うことで、出来事に対して客観的になれます。大事なポイントは「思いやりをもって自分に言葉をかける」ことです。
今回はコンパッショネイト・レター・ライティング(慈悲の手紙)をご紹介しました。
過去に嫌な出来事を経験して、まだ解消されていないという人は傷ついた過去の自分へ手紙を書いてみてはいかがでしょうか。
セルフ・コンパッションを実践することで得られる効果は人それぞれだとは思いますが、「誰からも評価されない(と思いがち)」「忙しくて自分を見失いがち」といった今の時代に大事なことを思い出させてくれると僕は考えます。
ぜひ自分に「思いやり」をもってくださいね。いつも自分を責めがちな人ほど、自分に対する「思いやり」は大事なことなんです。
おすすめ本
セルフ・コンパッション
実践 セルフ・コンパッション
今日のクエスト~LevelUpポイント~
●反芻思考になるメンタルに悪影響!
●傷ついた過去の自分へ手紙を書こう!
●自分に思いやりもとう!