「他人の目が気になって仕方ない…」ということはありませんか。他人の評価、他人の視線、他人の期待…など、他人主体で考えて人生を過ごそうとしたとき、すごく窮屈になり穏やかではありません。
「他人の目なんて気にしたくない!」と心の中では思っているのに、なぜか気になって何も手に付かない、自信をなくてしまうという人がいます。そこで、僕は他人の目を気にしないための方法の一つに「人生で夢中になれるものを持つ」があると思っています。
もくじ
他人を気にしないと思えば思うほど気になる
「他人の目を気にしない」と思えば思うほど気になりませんか。心理学では、「シロクマ実験」というものがあります。実験では協力者を下記の3つのグループに分け、ロクマの一日を追った映像をみせます。
- Aグループには,「シロクマのことを覚えておいてください」とお願いします。
- Bグループには,「シロクマのことを考えても考えなくてもいいです」とお願いします。
- Cグループには,「シロクマのことだけは絶対に考えないでください」とお願いします。
ある期間をおいて、映像のことについて覚えているか尋ねると、最もシロクマの映像を覚えていたのは「シロクマのことは絶対に考えないでください」とお願いされていたCのグループだったということです。つまり、忘れようとすればするほど、記憶に定着しやすいのです。
「他人のことを気にしない」「他人の言動を考えちゃいけない」と思えば思うほど、他人が気になってしまうのです。本当に他人を気にしない人は、そもそも「気にしない」ということすら考えていません。
夢中になれるものを持つ
「他人を気にしない」と思えば思うほど気になってしまうのなら、そんなことすら考える暇のない夢中になれること持つようにしましょう。それは、人生の目的や目標と言い換えられるかもしれません。
集中していれば周りのことなんて気にしません。例えば、たまに電車の中で化粧をしている女性を見かけますが、すごい集中力です。道徳・マナー的にどうなんだろうという話は置いといて、周囲を気にしない集中力は凄まじいものがあります。
集中できるものがあるというのは、それだけ周りを気にしないものにします。夢中になれる人生の目的や目標があれば人の目なんて気にする暇はありません。
目的意識を他人のためじゃなく自分のためにする
目的意識を持つときに「他人に褒められたい」「他人に良い評価をもらいたい」としたい気持ちはわかるのですが、他人の目が気になって仕方ないという人に限っては目的意識を自分のためにしましょう。
例えば、あなたが朝のスピーチをやることになったとします。このとき、他人にどう見られるのか、他人から賢いと思われたいと考えるよりも、こうゆう自分の考えを伝えたい、自分の学びになるなど自分主体に考えてみてはいかがでしょうか。
自分のルールで人生を過ごそう
自分軸で考えるためには、自分の人生の目標を持つことと同じぐらい「自分のルール」を持つことも大切です。自分のルールが何なのかを知っていれば、本当に大切にしたいものが見えてきます。他人の言動に惑わされない人生の指針が見えてくると思います。
最後に
大好きな作家 武者小路実篤さんの言葉に『他人がどうあろうと自分さえ、ちゃんとしていればいい。するだけのことをすればいい。』 というステキな言葉があります。本当にそうだと思います。
人生で夢中になれるものがあるという人が強いです。ただ、道徳的な欠如があればよくありません。それは身勝手であり自己中なだけです。だからこそ、自分ルールを持つこと、そして夢中になれることに夢中になると良いと思います。他人の人生を生きるのではなく、自分の人生を生きるようにしましょう。
今日のクエスト~LevelUpポイント~
- 人生で夢中になれるものを見つけよう!
- 気にしないと考えれば考えるほど気になる!
- 自分ルールをもつのも大事!
To be continued…