友達から相談を受けたというとき、相手を説教したり、厳しい言葉を投げ語りしていませんか。相談相手が落ち込んでいた場合、説教や説得は逆効果になります。そこで、具体的に友達から相談を受けたとき、どのような会話になればいいのでしょうか。
どうも、ねこひげ先生(@dr_catwhisker)です。
今回は、友達が元気がないときの上手な話の聴き方「チェンジトーク」について書きたいと思います。
目次
まずは友達の話を聴くこと
あなたは友達から相談を受けたときに、どのような相談に乗りますか。例えば、大切な友達から「仕事をやめたい…」と相談を持ちかけられたとします。
そのとき、
「辞めたって次があるかわからないよ」
「辞めてどうするの」
「仕事はツライこともあるよ」
など、アドバイスをしようとしていませんか。確かに、アドバイスが必要なときもあります。ただ、多くの人の場合は「まずは話を聞いてほしい」のです。
なぜなら、「辞めたって次があるかわからない」「仕事がツライ」ことも本人は、すでに物凄く考えて頭ではわかっています。アドバイスをされたところで、そんなわかりきったことを言われても抵抗を示してしまうのです。
説得や説教、警告、アドバイスといったようなことに共通しているのが「上から導いてやろう」ということです。「仕事やめたい」と言っているのに対して、「辞めてはダメだ」といったことを言っても反発心が湧くだけです。
アドバイスは二の次であり、まずは話を聞くことが大切です。そこで、ぜひ知っておきたいのが「維持トーク」と「チェンジトーク」です。
元気がない友達の効果的な話の聴き方
元気がない友達から相談を持ちかけられたときに、説教やアドバイスをするのではなく、友達を勇気づける話の聴き方があります。知っておいて損はありません。会社の部下や恋人からの相談にも応用ができます。
まず、相談を持ちかけられたときの会話に2種類あります。それが、「維持トーク」と「チェンジトーク」です。相手の「発言」に注目してください。
維持トーク
まずは維持トークです。これは、今の悪い状況を続けてしまうためめの発言です。例えば、以下のような相手の発言は維持トークと考えられます。
・パチンコがやめられないです…。
・暴力を振るう恋人と別れられない…。
・仕事をやめる勇気がない…。
チャンジトーク
そしてチャンジトークです。チェンジトークは、今の悪い状況を変えたいと思う発言です。以下のような相手の発言がチェンジトークとして考えられます。
・パチンコをやめてみようかな?
・新しい恋でもしよう
・もっと自分に合った職場があるかも
わかりますでしょうか。相談してきた相手の発言が現状を維持しようとする言葉なのか、現状からよりよくしようとする言葉なのかの違いです。
チェンジトークを聞き分ける
しっかりと相手の言葉に耳を傾けて、相手の発言が「維持トーク」が「チャンジトーク」が聞き分けてください。そして、「チャンジトーク」のときに意識的に反応をするのです。
例えば「もっと良い恋がしたいな」と相手が発言してきたときは、これは変わろうとしているのでチェンジトークです。
そのときに
「どんな恋ならいいと思う?」と聞き返す
「もっといい恋がしたいんだ」と繰り返す
など、相手のチェンジトークを上手に拾って反応するようにしてみてください。すなわち相手の発言のうち「チャンジトーク」だけ強調してくことで、会話がチェンジトーク中心の会話になります。
そうすることで、気持ちが自然と前向きに変化していきます。大切なのは、チャンジトークを強調して反応するだけです。アドバイスや説教をしなくても、これだけで前向きな解決策が導きやすくなるのです。
◆チェンジトークの基本◆
・相手の会話を読み解き「チェンジトーク」に反応をする
・説教やアドバイス、押しつけはしない
・自然と変わりたい気持ちを引き出す
最後に
日頃から相手の会話を聞いて、それが「維持トーク」なのか「チェンジトーク」なのか聞き分けてみてください。いざ、大切な友達や恋人、部下から相談を持ちかけられたときに、きっと役立つはずです。
大切なのは、相手を上から導くようなアドバイスは基本的にしないで、自然と変わりたい気持ちを引き出すことです。それが、チェンジトークに注目するということです。
今日のクエスト~LevelUpポイント~
●上から目線のアドバイスはしない!
●まずは相手の話を聞くことが大前提!
●チェンジトークに注目すれば、自然と前向きな会話になる!