ココロクエスト~レベルアップ心理学ブログ~byねこひげ先生

人生が劇的に変わる『ねこひげ』の心を強くする人生案内

CoCoRo Quest

人生が劇的に変わる『ねこひげ先生』の心を強くする人生案内

「上司に恵まれない…」を逆手にとる成長論

スポンサーリンク

「上司に恵まれない…」を逆手にとる成長論

職場の人間関係の悩みでよく耳にするのが「上司に恵まれない…」「上司が無能だ…」という上司に対する評価です。

 

 

どうも、ねこひげ先生(@dr_catwhisker)です。

今回は『「上司に恵まれない…」を逆手にとる成長論』というお話です。 

 

 目次

 

新卒配属ガチャに振り回される人たち

いっとき「新卒配属ガチャ」という言葉が話題になりましたね。新卒で配属された人たちは、配属先の上司を選ぶことができないと揶揄した言葉です。

 

はたして「新人の立場で上司を評価することができるのか」 という議論もありそうですが、実際のところ上司を選ぶことはできません。もっと言うならば職場の上司に限らず同僚も選ぶことができません。

 

新卒配属ガチャに振り回される人たち

職場という狭い環境の中に、出身地や年代も違えば価値観も違う人たちが一緒にいます。

 

「上司に恵まれない…」と思ってしまうことが起きて無理はないでしょう。

 

そもそも上司は有能?無能?

そもそも上司は有能?無能?

上司のことを「無能な上司だ…」と嘆く人がいます。どうして無能な上司が存在してしまうのでしょうか。

 

この問題は、南カリフォルニア大学教授の教育学者ローレンス・J・ピーター(Laurence J. Peter)によりレイモンド・ハル(Raymond Hull)との共著 THE PETER PRINCIPLE の中で提唱された「ピーターの法則」が参考になります。

 

ピーターの法則を実社会の組織に適用すると、現在の仕事の業績に基づいて、ある人材が今後も昇進できるかどうか判断することができる。すなわち、階層組織の構成員はやがて有効に仕事ができる最高の地位まで達し、その後さらに昇進すると無能になる。この地位はその人材にとって「不適当な地位」であり、もはやさらなる昇進は望めない。

出典:ピーターの法則 - Wikipedia

 

現在の地位で有能な人材は昇進・昇格しますが、その後の職位で能力を発揮できなければ、その職位でとどまります。そして無能な管理職が蔓延る組織ができあがってしまうのです。

 

例えば、優秀な営業マンは優秀だからマネージャーに出世をします。ただマネージャーの能力がなけばマネージャーの職位のままになります。しかも無能なマネージャーというレッテルが貼られてしまいます。

 

日本の出世の仕方を見ると、この「ピーターの法則」は起こりやすいかもしれませんね。

 

「上司に恵まれない」場合はどうすればいいの?

「上司に恵まれない」場合はどうすればいいの?

「上司に恵まれない…」という環境でも、その仕事が好きであれば続けていく必要があります。

 

もしブラック企業のような違法性のある環境であれば、すぐに辞めてしまったほうがよいのですが、そうじゃない場合「上司に恵まれない…」と思う環境でどのように仕事をしていけばいいのでしょうか。

 

まず前提としては、今のところ「能力が低いと思うような上司」があなたの上司には変わりはありません。

 

では、その上司のどのような点が「能力が低い」と思うのでしょうか。または「嫌なところ」だと思うのでしょうか。

 

それらを反面教師にしましょう。つまり、その上司を悪い見本だとして「この人のようにだけはなりたくない!」と自分の行動の反面教師にします。

 

反面教師を紙に書き出す2ステップ

 

反面教師を紙に書き出す2ステップ

ステップ1

ステップ1

まずは紙とペンを用意します。紙に無能だと思う上司の「悪いところ」を書き出してください。「こんなところが嫌だ」というところ思いつくまま書き出します。

 

【例】

・人の話を聞かない

・すぐに否定する

・自慢話や悪口が多い

 

ステップ2

ステップ2

ステップ1で書き出した無能だと思う上司の「悪いところ」の下に、「こうなればいいのに」と思うところ書き出します。

 

【例】

・人の話を聞かない

 ↓

 しっかりと話を聞く

 

・すぐに否定する

 ↓

 まずは肯定から入る

 

・自慢話や悪口が多い

 ↓

 他人を褒める

 

ポイントとしては「べき」論にしないことです。例えば「上司はしっかりと話を聞くべきだ」と強い主張になると、その反動で目の前の上司に対し益々嫌悪感をいだきやすくなります。

 

「こうなればいいのに」というぐらい軽い気持ちで書き出して、あとは自分の日常の言動を振り返ってみましょう。

 

もしかすると上司と同じように「悪口が増えてた!」と気づくことがあるかもしれません。気づいたところから、自分の言動を修正していけば成長にもつながります。

 

ねこひげ的まとめ

 

今回は「上司に恵まれない…」を逆手にとれば成長できるかも…というお話でした。

 

「ピーターの法則」によれば「無能な上司」が存在する可能性も多々あります。職場の人間関係は選びにくいと思いますので、もし「上司に恵まれない…」と思った際は反面教師にして自分の成長につなげるのが賢明です。

 

自分が成長すれば、おのずと環境にも変化が訪れて働きやすい職場や上司・同僚など恵まれた環境になっていくかもしれません。

 

今日のクエスト~LevelUpポイント~

●残念ながら無能な上司は存在する!

●上司に恵まれなければ反面教師にしよう!

●自分の言動を見直し成長につなげよう!