あなたの職場にも「話しかけやすい人」っていませんか?
ちょっと困ったとき、つい相談したくなる。疲れたときでも、なんだかその人と話すとホッとする。そういう人は、特別なスキルがあるわけじゃありません。 すごく話が上手なわけでも、いつもニコニコしているわけでもない。
実は「安心して話せる空気」を自然に作っているのです。そんな空気感は、ちょっとしたコツで誰でも身につけられます。
どうも、ねこひげ先生(@dr_catwhisker)です。
今回は、職場で「話しかけやすい人」になるためのポイントをお伝えしますね。
目次
聞き方ひとつで「この人なら話せる」が決まる
誰でも「この人になら話せるな」と思う相手と、「この人には話したくないな」と感じる相手がいますよね。 その違いを分けるのは、実は「聞き方」にあります。
話しかけやすい人は、相手の話にちゃんと耳を傾けてくれるんです。 大事なのは「正しい返事」をしようとすることではありません。
「ちゃんと聞いてくれている」「否定されない」という安心感があるからこそ、人は自然と心を開くんです。
すぐに意識できる「安心感を生む聞き方」
ここからは、あなたも今日からすぐにできる「安心感を生む聞き方」のコツを紹介しますね。
① まずは相手の話に集中する
誰かの話を聞いているとき、ついスマホやPCに目がいったり、次に自分が何を言おうか考えたりしがちですよね。
でも「この人は今、自分の話をちゃんと聞いてくれている」と感じてもらうことが何より大事です。
たとえば:
- 相手のほうを向く
- 目を見てうなずく
- 「うんうん」「なるほどね」と相づちを打つ
こうした小さな行動が、相手に「ここでは安心して話していいんだ」と感じさせます。
② すぐに否定やアドバイスをしない
誰かが話しているとき、つい「それは違うよ」「こうしたほうがいいよ」と言いたくなることがあります。
でも、まずは否定せずに受け止めることが大切。
たとえば、同僚が「最近ちょっと疲れてて…」とこぼしたときに、
- 「いや、みんな頑張ってるし」
- 「それはやり方が悪いんじゃない?」
などと返してしまうと、相手は「ここでは弱音を吐けないんだ」と感じてしまいます。
そんなときはシンプルに、
- 「そうだったんだね」
- 「それは大変だったね」
と返すだけでOKです。 まずは相手の気持ちに寄り添うことが、信頼を育てる第一歩です。
③ 「また話したい」と思わせる雰囲気をつくる
話しやすい人には「この人と話すとなんだかホッとする」という雰囲気があります。この雰囲気は、相手に安心してもらおうという気持ちがにじみ出ているからこそ生まれます。
大げさなことは必要ありません。
- 自分自身がリラックスして話す
- 相手に興味をもって質問してみる
- 相手の話に対して「ありがとう」「教えてくれてうれしい」と伝える
こうしたちょっとした気配りが、自然と「また話したいな」という気持ちにつながるのです。
「話しやすい人」がいる職場はうまく回る
こうした安心感のある聞き方は、あなたの印象をよくするだけではありません。職場の雰囲気そのものがよくなっていきます。
困ったときに相談しやすい空気ができる
誰かひとりでも「話しかけやすい人」がいると、まわりの人も「困ったときは相談していいんだな」と感じるようになります。
そうなると、問題が大きくなる前に共有され、トラブルやミスも減っていきます。
チームの信頼関係が強まる
「安心して話せる空気」があると、自然とチームの雰囲気も柔らかくなります。
お互いの距離が縮まり、ちょっとした相談や雑談も増えます。 それが結果的に仕事のやりやすさにもつながるのです。
上司・リーダーにも役立つ「聞く力」
リーダーやマネージャーこそ、この「安心感を生む聞き方」はとても大切です。
部下が「この人には本音を言っても大丈夫」と思えれば、 仕事の悩みや現場の課題も早めに共有され、問題解決がスムーズになります。
逆に「どうせ言っても無駄」「否定されるかも」と感じる空気だと、本当に必要な情報が上がってこなくなります。
だからこそ、「話しかけやすい空気」を作れるリーダーは、チーム全体の信頼感を高めることができるんです。
「話しかけやすい人」になるのは、特別な才能はいりません。 聞き方をほんの少し意識するだけで、誰でもなれるものです。
- 相手の話に集中して聞く
- 否定せずに受け止める
- 「また話したい」と思わせる雰囲気をつくる
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