「仕事は根性だ!」「何が起きても気合でなんとかなる!」など根性論を唱える人がいます。根性という言葉からは暑苦しさもありますが、日本ではどこか美徳として捉えてしまう傾向もあります。
でも、実際は根性だけに頼ってしまうと結局は挫折してしまう可能性があります。
もくじ
根性に依存する人々
世の中には「挫折を絶対に許さない」と考える人がいます。このような人は「根性さえあれば何でもできる」という風に思っています。
厄介なことにマネジメントする立場の上司にも根性依存者がいた場合です。自分のみならず「根性主義」を他人にも押し付けてくるのです。確かに、ある程度の根性は必要なのかもしれません。ただ、「根性!根性!」というのは、やはりいき過ぎです。
そのような人に知ってもらいたいのが実は根性論を提唱する人は意外と挫折に弱いということです。
苦難に屈しない精神=根性など存在しない
根性で押し切ろうとする人の特徴に「苦難に屈しない精神」を持つことが最大の美徳だと考える傾向にあります。ただ、本当に苦難に屈しない精神ってあるのでしょうか。
例えば、学生時代に体育会系の部活で精神を鍛えられた人間が、社会人になって社会の荒波に飲まれ心の病気になったという人もいます。生きていると、どのような出来事があるかわかりません。
誰だって苦難な出来事に遭遇する可能性があるのです。そのときに本当に落ち込まない自信がある人は存在するのでしょうか。
苦難に遭遇した場合の対策ができていない
根性論を提唱する人が意外と挫折に弱いという理由は、挫折したときの対策ができていないからです。挫折することを想定していないので、対策なんて必要ないと思っています。
そして、実際にメンタルが落ち込んだときにどのようにすればわからないのです。だからこそ、挫折したときの対策をたてることは重要です。
ポジティブなときに目標設定をすると思います。目標設定をすることも大切なのですが、それと同様に「対策」も考えるようにしましょう。挫折する可能性を折り込み済みにして予め考えるようにするのです。
過度な根性論は自分も他人も傷つく原因になる
多少の根性は大切だと思いますが、過度な根性論を持ってしまうと自分も他人も傷つける可能性があります。例えば「身の丈以上の筋トレをやってしまって身体を故障してしまう」「学校や職場で、いじめ、パワハラ」など原因になってしまう可能性もあります。過度な根性論は考えものです。
最後に
どんな不幸が訪れても、一生挫折しない自信があるのであれば「根性」で生きていくのも良いでしょう。ただ、本当にそんな人がいるのでしょうか。この世の中、根性だけではどうにもならないことは沢山あります。
時代は変わりつつあります。何が起こるかわからない世の中で、賢く生きていくために挫折したときの「対策」も考えておく必要があると考えます。
今日のクエスト~LevelUpポイント~
- 根性に頼る痛い目にあう!
- 挫折したときの対策を考えよう!
- 他人に押し付ける根性論は厄介者!
To be continued…