誰にでも良い顔することはありませんか。いわゆる、「八方美人」という人です。一見、誰にでも愛想を振りまくので良い人そうに思われがちですが、実は「八方美人」でいることは長期的に見ると損するかもしれません。
今回は八方美人をやめたほうが良い理由について書きたいと思います。「あれ?最近、人間関係に無理しているな…」と感じる人は読んでみてください。
もくじ
八方美人って?
誰にでも愛想が良い人は、一見フレンドリーで好感が持たれやすいです。ただ、度を越してしまうと「八方美人」として敬遠される可能性があるのです。
八方美人の人の中には、実は内心で自分の感情や気持ちを押しころしている人も少なくありません。周囲に「いい人」と思われたいので、本音が言えなくなるのです。つまり、自分が損をしても「いい人」でいようとします。
八方美人の3つ特徴
それでは、八方美人ってどのような特徴があるのでしょうか。もしピンときたら、自分は八方美人かもしれません。度を超えるほどでなければいいのですが、自分が損をしてでも八方美人でいようとしている人は少し考え方を変えてもよいでしょう。
批判に左右されてしまう
「いい人」でいたいということが前提にありますので、極端に周囲の噂や批判に左右されます。他人が自分の悪口を言っていないか気になり、他人の顔色や噂話に耳を傾けます。
批判に左右されますので、気持ちが落ち着きません。「いい人」でいることの呪縛から逃れられないので、ストレスを抱え込みやすくなります。
本音が言えない
自分の本音を言ってしまうと嫌われるかもしれないと恐れているので、本音がいません。「うんうん!」「わかる!」とニコニコしながら、何にでも話をあわせるのは八方美人の特徴です。
本当の自分を見失う
本音も言えないし、周囲の悪口も気になるため、本当の自分がわからなくなります。周囲に合わせる癖がついてしまい、自分自身の答えに自信がもてなくなります。人生は選択の連続です。周囲に合わせるだけでは決められないこともでてきます。自分を見失わないためにも八方美人でいることは控えたほうがよいでしょう。
健康を害しても突き通せます?
度が過ぎる八方美人とは健康よりも「いい人」でいることを選びます。「そんなバカな!」と思われがちですが、「ちょっと体調悪くても誘われたら出かけてしまう」、「忙しくても頼まれたら引き受けてしまう」ということはありませんか。
「NO」と言えないので、自分が損してでも「いい人」でいることを選択するのです。本心とは裏腹ですので、ストレスも抱え込みやすいのです。もちろん、短期的に頼み事を引き受けるとかならわかるのですが、それが常習的になってくると長期的みると健康を害することがあります。
やっぱり、本音で生きられないのって辛いことだと思いませんか。
他人の顔色ではなく自分で物事を選択する
では、八方美人をやめるためにはどうすればいいのでしょうか。それは、他人の顔色ではなく自分で物事を選択するようにしてみましょう。
長年、染み付いた性格は中々変えられません。だから、小さなことからでも良いかと思います。例えば、これまでは皆でランチに行ったとき、本当はBランチが食べたいのに、周囲が「Aランチ」を注文したら、おそらく空気を読んで 周囲にあわせて「Aランチ」を選択していたでしょう。そこを、他人の顔色を伺うのではなく、自分の食べたい「Bランチ」を選択するのです。
そんな日常に些細なところから変えていってもいいのではないでしょうか。
最後に
「いい人」でいることは別に悪いことではありません。周囲に好かれるようにコミュニケーションをとるので、素晴らしい面もあります。ただ、素晴らしい面も度を越すと、短所があらわれます。つまり、「いい人」でいることにストレスを感じ、場合によっては健康を害することもあるのです。
最後に、老師の言葉を書いて終わりとします。
人にどう思われるかを気に病むのは、常に囚人でいるのと同じ。
──老子(古代中国の思想家)
自分らしく生きる第一歩として、 他人の顔色ではなく自分で物事を選択することから始めてはいかがでしょうか。人生を有意義に過ごしたいのであれば、他人に干渉する時間はありませんよね。
今日のクエスト~LevelUpポイント~
- 「いい人」でいることを手放す!
- 今の人間関係、無理していないか見つめ直す!
- 他人の顔色を伺うのをやめる!
To be continued…