失敗したときに落ち込むことがあると思います。その失敗の根源は「もしかすると自分にあるのかも」と思ってしまい、感情が高ぶることもあるでしょう。そのようなときは冷静になる必要があります。
もくじ
失敗は一先ず横におく
失敗をして自分のせいだと落ち込むぐらいなら、まずは起きた失敗を一先ず横に置きましょう。つまり、考え込みすぎないのようにするのです。いやいや、失敗したんだから、早く解決策を見つけ出さなきゃいけないでしょ!と思うかもしれません。
ただ、そのように失敗した直後は落ち込んでいたり感情が高ぶっているときです。だから、そもそも冷静な判断ができていません。本来の自分の思考で物事を考えることができないのです。
とくに自己肯定感が低い人だと「自分が悪い」と失敗したときに自分を責めてしまう人も多いのですが、まずは冷静になる必要があります。そのために、考えないようにして一先ず失敗を横に置くイメージです。例えば、寝てから明日考えるとか、とりあえず風呂に浸かってリラックスした後に考えるなどしてからでも良いと思います。
覚えておいてほしいのは絶対に自分を責めることはよくありません。ストレスも溜まりますし、次の行動に移せなくなるのです。まずは、自分を責める前に一旦横において冷静になることを先決にしましょう。
冷静になってから考え直す
いったん起きた出来事を横においておくイメージとは、一歩引いた目で見るということでもあります。
一歩引いてみることができれば、冷静になってきます。そして冷静な思考でもう一度起きた出来事に目を向けるのです。つまり、自分にも失敗した要因がなかったか、もっとできたことがなかったか、考えてみるのです。
感情が高ぶっているときに判断するのと、冷静な思考で判断するのとでは、導き出される答えにも違いがでてきます。
経験ある人も多いと思いますが、心に余裕がないときというのは、ムシャクシャしたり、イライラしたりします。恋人や家族に当ってしまうこともあるでしょう。そのような状態で物事を考えても良い回答は出てきません。大切なのは、冷静になること。そのために、問題を一歩引いた目で見るようにするのです。
- 失敗した
- いったん、出来事と距離をおく
- 冷静になってくる
- もう一度、出来事と向き合う
- 自分にも問題がなかったか考える
といったプロセスです。 むやみに落ち込んでしまわないための感情をコントロールする方法です。近年の心理療法として「脱フュージョン」というテクニックがあります。簡単に説明すると、ネガティブな思考と現実を分けるようにするということですが、今回ご紹介した方法も、距離を置くという意味では、これに近いかもしれませんね。
最後に
今回は、失敗したときに、むやみに落ち込まない方法をお伝えしました。個人的にいったん距離を置く方法は、使える手法だと思っています。少し深呼吸をするだけでも違います。大切なのは冷静な思考で、出来事と向き合うということです。
なかなか難しいこともあるかもしれませんが、落ち込みグセがある人は、覚えておいて試してみてください。
今日のクエスト~LevelUpポイント~
● 失敗しても、むやみに自分を責めない!
● 失敗したら、いったん横に置く!
● 冷静な判断で、もう一度失敗と向き合う!