アメリカの世論調査を行っているギャラップ社により開発された自分の強みを発見するツールで「ストレングスファインダー」というものがあります。僕は、この「ストレングスファインダー」を5年前ぐらいに試したことがあります。
今回、5年ぶりに改めて「ストレングスファインダー」に取り組みました。もし「自分の強みを知りたい」という人は参考にしてみてください。
もくじ
約5年ぶりにストレングスファインダーをやろうと思ったきっかけ
先日、「性格診断」の記事について書きまして多くの反響をいただきました。自分の性格を知る上で、診断ツールを使うのは有効的な方法です。なぜなら、有名な診断テストのほとんどが世界でも頭のいい人が研究に研究をかさねて作った診断ツールですし、有名なものはそれだけ実績もあるということで信ぴょう性も高いです。
今回、ご紹介する「ストレングスファインダー」も世界的にも有名で、100以上の国々の企業や学校、コミュニティなどで活用されている性格診断テストなので、信頼できるものだと思います。
ちなみに、僕は「ストレングスファインダー」を5年前に取り組んだことがあります。
「ストレングスファインダー」は『さあ、才能(じぶん)に目覚めよう』に綴じ込みでついてくるアクセスコードを使うことで受けられるのですが、この本の新版2.0が、今年になって出版していることを知り、早速購入してみました。
さあ、才能(じぶん)に目覚めよう 新版 ストレングス・ファインダー2.0
- 作者: トム・ラス,古屋博子
- 出版社/メーカー: 日本経済新聞出版社
- 発売日: 2017/04/13
- メディア: 単行本
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そもそも、ストレングスファインダーって何?
そもそも、「ストレングスファインダーって何?」という人のために簡単に説明をしておきます。
ストレングスファインダーとは、177問の質問に答えていくことで、自分の強みトップ5つがわかる分析ツールです。上述のとおり、診断するためには「さあ、才能(じぶん)に目覚めよう 新版 ストレングス・ファインダー2.0」という書籍を購入する必要があります。この書籍にアクセスコードが付いています。このアクセスコードを使ってネット上から診断が簡単にできます。(アクセスコードは一回きりしか使えませんので、中古本ではなく必ず新品の本を購入してください)。
また、開発元であるギャラップ社のサイトでアクセスコードを直接購入する方法もあります。個人的には、より知識を深めたいので書籍を購入する方をおすすめします。
旧版1.0との違いは?
じゃあ僕のように旧版のストレングスファインダーを試したことがあるという人のために、旧版1.0との違いについて書いておきます。
- 分析結果の精度の向上
- 強みの洞察レポートが付く
大きな違いは、この2つだと思います。旧版の刊行は2001年です。それから、約15年間の蓄積をもとに、より診断ツールは精緻なものに改良されています。
また、2.0から5000種類以上の〈強みの洞察〉に基づいたレポートが提供されるという点が大きなポイントです。つまり、診断して終わりではなく、その診断結果をどのようにアクションにとして活かすかというところまで考え抜かれているのです。これにより、より深く自己理解が進むというわけです。
旧版1.0をやったことがあるなら新版2.0はやる必要ない?
ちなみに、すでにストレングス・ファインダー1.0の結果をお持ちの方は、改めて診断する必要もないという人もいます。理由としては、旧版1.0を試したことがあるようでしたら、ストレングスファインダー2.0のサインイン画面にアクセスして、メールアドレスとパスワードを記入してログインすると2.0のレポートを確認することができるからです。ただ、診断結果は前回のものです。(もし、新たに診断をしたい場合は、やはり改めて書籍を購入して受けるしかありません)。
じゃあ、なぜ僕は、わざわざ1,944円もする本を購入して試したかというと、5年前と環境も異なり、性格にも変化があるのではないかという実験です。また、本の内容は以前より充実しています。診断後に、全20ページの「強みの洞察とアクション計画のためのガイド」というレポートが読めるのも改めて購入する価値があると感じたからです。
それでは、5年前と違いがあったのどうか見ていきましょう。
受けてみた結果と、5年前との比較
さっそくですが、約5年ぶりに「ストレングスファインダー」をやってみました。ちなみに、5年前の診断結果は、下記の5つでした。
- 最上志向
- 内省
- 未来志向
- 戦略性
- 適応性
そして、今回の診断結果は以下の5つとなります。
- 最上志向
- 慎重さ
- 戦略性
- 内省
- 個別化
やはり、微妙に違っていましたね。前回は「未来志向」と「適応性」があったのですが、今回は「慎重さ」と「個別化」に変わりました。5つのうち、2つに変化がありました。本書にも、このように書かれてあります。
私達の試算によれば1.0と2.0の結果を比べた時、トップ5のうち少なくとも3つの資質が同じになることがほとんどです。p.214
そうなんです、違いがあってもいいのです!! だから、旧版1.0をやったことがある人も、改めて新板2.0をやる価値はあると思いますよ。
ところで、「未来志向」と「適応性」はどこにいったのでしょうか?!
もしトップ5に新しい資質があった場合、それは以前トップ10に入っていたものだった可能性が高いです。したがってあなたはその資質を失ったわけではありません。p.214
本書によれば、トップ5に新しい資質があった場合というのは、以前トップ10に入っていたものだった可能性が高いということです。その資質を失ったわけでないのです。
それでは、上位の2つの「最上志向」と「慎重さ」だけですが、どのような内容だったのかレポートのほんの一部分をご紹介します。
◆「最上志向」◆
「最上志向」の才能の持ち主は、多くの場合、他の誰も気づいていないときから人の才能や強みを見抜きます。強みは、 それが自分のものであれ他人のものであれ、彼らを魅了します。「最上志向」の人は、他の人が自分の可能性にワクワク できるようにサポートするのが好きです。周りの人が何を得意とし、どのような仕事に向いているかを見極める能力があ ります。彼らは人の才能と、完了すべき仕事をどのように結び付けるかを知っています。平均ではなく卓越していること が彼らの評価基準であり、それを追い求めています。品質を重視することで、自分や他の人の得意分野に焦点を当て、弱 点を管理します。
◆「慎重さ」◆
「慎重さ」の才能が強い人は、用心深く決して油断しません。すべてが秩序正しいように見えても、表面下には数多くの 危険が待ちかまえていることを感じ取っています。彼らはこれらの危険を回避するのではなく、一つひとつを表面に引き 出します。そうして、危険はひとつずつ特定され、評価され、最終的に減っていきます。いうなれば、「慎重さ」の才能 が強い人は徹底的で注意深いアプローチで物事を決定します。さまざまなオプションを検討し、それぞれの選択肢の良い 点と悪い点を評価します。彼らにとって、正しい選択をすることは、そのためにかかる時間よりも重要なのです。人生は 地雷原を歩くようなものだと彼らは考えています。他の人は用心せずにこの地雷原を駆け抜けることを選択するかもしれ ません。しかし、彼らは違う方法をとります。彼らは危険を明確にし、その危険が及ぼす影響を推し量り、それから慎重 に一歩ずつ踏み出します。細心の注意を払って進むのです。
こんな感じで、かなり詳細なレポートが全34の素質のなから上位5つを教えてくれます。(これでもレポートのほんの一部分だけす)。他にも自分だけのレポートが作られて、日々の具体的な行動に落とし込めるので、印刷していつでも読み返せるようにしておこうと思います。
というか、レポートを読み進めていくうちに、あまりにも自分に当てはまるものが多くて、笑ってしまいました!この感覚、実際に「ストレングスファインダー」を試したことがある人ならわかってくれるはずです。
最後に
今回、新版「さあ、才能(じぶん)に目覚めよう」が出版されたことをきっかけに、改めて「ストレングスファインダー2.0」を試したわけですが、結論から言うとやる価値はあったと思います。仕事をはじめ、生きていく上で、自分という人間がどんな強みを持っているかが明確にわかっていれば、それを最大限にした生き方ができると思います。
自分を見つめ直すためにも、定期的(5年置きぐらい)にやるのもありですね。
本書を買えば、自分の資質を知るだけでなく、今回の本では意識的に「強み」として活かすところまで落とし込めるので購入してでも役立つものですよ。ここまで読んで、「ちょっと楽しいそう!」「興味ある!」という人は試してみてください。個人的には、買って損はない充実の内容だと感じました。
さあ、才能(じぶん)に目覚めよう 新版 ストレングス・ファインダー2.0
- 作者: トム・ラス,古屋博子
- 出版社/メーカー: 日本経済新聞出版社
- 発売日: 2017/04/13
- メディア: 単行本
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今日のクエスト~LevelUpポイント~
● ストレングスファインダーをやろう!
● 自分という人間がどんな強みを持っているか知ろう!
● 自分の強みを知れるのは、シンプルに楽しい!