ココロクエスト~レベルアップ心理学ブログ~byねこひげ先生

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今日から実践できるアンチエイジングが学べる「超・食事術」

今日から実践できるアンチエイジングが学べる「超・食事術」
世の中には何となーく健康に良さそうというものがあります。テレビや雑誌、ネットなどを見ると「これで元気に!」「今、話題のサプリ!」など、それらしいキャッチコピーがついた健康食品を目にすることもあります。これらを「何となーく」良さそうだからといって、漠然と食べいませんか。

 

どうも、ねこひげ先生(@dr_catwhisker)です。

今日は現役の医師が書いた「超・食事術」という本をご紹介します。食生活が乱れているなという人は、ぜひご一読ください。

 

 

 目次

 

医師が実践する 超・食事術~エビデンスのある食習慣のススメ~

 

 

「ビジネスは見た目で差がつく!」「科学的根拠で食の効果を最大化しよう!」今日ご紹介する本の帯には、そう書かれてありました。

 

その本とは現役の医者でる稲島 司 さんの著書「医師が実践する 超・食事術~エビデンスのある食習慣のススメ~」です。

医師が実践する 超・食事術~エビデンスのある食習慣のススメ~

医師が実践する 超・食事術~エビデンスのある食習慣のススメ~

 

 

本書のキーワードは「科学的根拠(エビデンス)」です。医師が自ら実践しているものから、あらゆる研究結果のデータをもとに身体の自己管理ができる食事術まで、詳しく書かれてあります。

 

海外を中心とした一部の企業では下記のような人は就職に不利と言われているのをご存知ですか。

 

・喫煙している

・肥満している 

・歯並びが悪い

 

海外では、これらの人物は自己管理ができていないと見なされるようです。本書の冒頭で著者の稲島さんは「第4の条件として肌荒れも加わるのではないか」と述べています。

 

実は最近の研究では、見た目が若いと、カラダも若いということが医学的に証明されているようです。つまり、見た目はビジネスマンとしても重要な指標になってくるのです。その見た目に大きく関わるのが食生活です。食生活に気をつけることで、若さを保つことも十分に可能と考えます。

 

本書では、著者自身アトピー性皮膚炎がおさまって美肌になり、血管年齢は実年齢よりマイナス10歳になったという経験なども交えながら「老けない食生活」について述べられています。

ねこひげ読書

それでは気になった箇所を一部だけご紹介します。

 

東大病院でもゆるやかな糖質制限食を用意 

東大病院でもゆるやかな糖質制限食を用意 

この手の本には、ほぼ必ず糖質制限について書かれてあります。本書でも以下のように述べられています。

 

糖尿病学会理事長である東京大学の門脇孝教授は、2016年6月に東洋経済オンラインのインタービューで次のように語っています。糖尿病学会の理事ではなく、ひとりの糖尿病研究者として見解だが、糖質量の総摂取カロリーの4割以下に抑える糖質制限は大いにに推奨されると。

 

ゆるやかな糖質制限は推奨されると書かれてあります。僕も完璧な糖質制限はしていませんが、ゆるやかな糖質制限を心がけています。例えば、お昼に炭水化物をしっかりと摂ったら夜は摂らないなど、一日のバランスで糖質の摂取量を決めています。

 

また、本書では糖質制限のデメリットもきっちりと記されており、「お子さんや妊婦さんには安全性が確立していない」「数ヶ月間で体重が減るが、戻り方も大きい」ということも書かれてあります。流行りの糖質制限ではありますが、自分に合った糖質量でバランスを取ることが何よりも大切です。

 

常温でも腐らない不思議なコーヒーフレッシュ 

常温でも腐らない不思議なコーヒーフレッシュ 

マーガリンには、摂りすぎると健康への悪影響が注目されている「トランス脂肪酸」が含まれているのは有名です。あなたはコーヒーを飲むときにコーヒーフレッシュを使っていませんか。コーヒーフレッシュにも「トランス脂肪酸」が含まれています。

 

特に気にかけなければ一見、乳製品と思ってしまうかもしれません。しかし実際には、植物油を水素添加などで乳製品に近い状態に加工したものが多く使われています。

 

僕は、もう何年もコーヒーフレッシュを使っていません。コーヒーはブラックで飲むのが一番です。コーヒーフレッシュも一回の使用量は大したことありませんが、これが習慣化になり長期的に見たとき、もしかすると健康を害する可能性があります。

 

どうしても苦いコーヒーが苦手という人は、豆乳を入れるなど工夫すると良いと思います。コーヒーフレッシュよりかは良いかと…。

 

究極のアンチエイジング食とは?

究極のアンチエイジング食とは?

アンチエイジングになる食とは何でしょうか。本書では「地中海食」と述べられています。これも僕も大賛成で、「地中海食」はかなりオススメです。

 

その特注は、魚介や豆類、果物を多く摂取し、肉類や乳製品の摂取は比較的少ないということ。また、赤ワインをよく飲み、アブラはバターなどではなく、オリーブオイルをたくさんしようすることも特筆されています。 

 

地中海食とは、イタリア、スペイン、ギリシャなど、地中海に面した国の特に南側の地域の食生活にもとづいています。地中海料理は新鮮な野菜や魚介類がふんだんに使われています。そして多くの料理に大量のオリーブオイルが使われるています。地中海料理は健康的になり、長生きの秘訳のひとつでもあると考えます。

 

和食も健康的とは言われているのですが、米の量が多いことと塩分が多くなりがちなところが欠点です。和食と地中海料理のいいところどりをすれば、健康的な食生活になるのではないでしょうか。簡単に始められるところでは、サラダを食べるときにはナッツを入れて、オリーブオイルをかけて食べるのが有効的です。

 

「煮る」「ゆでる」「蒸す」調理で糖尿病が改善

「煮る」「ゆでる」「蒸す」調理で糖尿病が改善

老けない食生活を心がけるのであれば、AGEを気にする必要があります。AGEとは終末糖化産物(Advanced Glycation End Products)、すなわち「タンパク質と糖が加熱されてできた物質」のことです。AGEは老ける原因や病気になる可能性があると言われています。

 

例えば、ホットケーキを焼いたときに、こんがりと焼け目ができますよね?あれがAGEです。つまり、「焼き目のついた食品はAGEが多い」ということです。本書でも、以下のように述べられています。

 

肉類を調理する際には、煮る、ゆでる、蒸す、煮込むなどの方法がカラダにやさしいようですね。さにら、レモンや酢など酸味のある食生活を組み合わせることで、AGEの生成が抑えられます。

 

あなたもAGEを気にするのであれば揚げ物などは抑えたほうがよいかもしれません。僕は、たまにしか揚げ物を食べていません。とくに外食では、何度も使いまわしている油や揚げてから数分経過しているものも多いので揚げ物は基本的に食べません。付き合いで食べることはありますが…。

 

もちろん気にしすぎるのは良くないのですが、もしあなたが揚げ物や炒め物ばかりを好んで食べているのであれば、煮る、ゆでる、蒸すなどの料理に変えてバランス良く食べてみもよいのではないでしょうか。

 

情報を見抜くチカラを!

情報を見抜くチカラを!

メタ分析とは、以前にも触れましたが、同様のテーマについて過去に行われた信頼性の高い臨床試験を集めて統計学的に検討、解析する手法。日本やアメリカ、ヨーロッパなど世界中で行われた試験を、場所や時間を超えて統合し、その結果を解析したものです。

 

先にも書きましたが、本書のキーワードは「科学的根拠(エビデンス)」です。本書には、エビデンスレベルが紹介されています。レベル1〜レベル6まであります。例えば、最も下段のレベル6は「専門家個人の意見」です。一般向けに健康書は、どうやらこの個人の意見を基にしたものが多いとのことです。レベル6が悪いというわけではないのですが、数あるデータ分析に比べれば劣るということです。

 

このエビデンスレベルの詳細な指標については、ぜひ本書で読んでみてください。かなり価値ある内容です。なぜなら、僕たちは日々さまざまな情報に触れています。僕のブログを読んでくださるのも一つの情報ですし、テレビや雑誌を見るのも一つの情報です。僕たちは情報を見抜くチカラが必要です。(一部だとは思いますがネット情報もステマだったりしますし…)。

 

エビデンスレベルを知っておくと、どれぐらい信頼における情報なのか自分なりに分析できる指標ができます。健康をうたうものは次から次へと登場します。どの情報を信じるかは、これからの情報社会では必要なチカラになってくると思います。

 

最後に

医師が実践する 超・食事術~エビデンスのある食習慣のススメ~」は最新のデータをもとに、今日から実践できるアンチエイジングが学べる本でした。「見た目を若々しく保ちたい人」、そして「食事術を知識として知っておきたい人」にオススメです。本書の内容には、知っておいて損はない内容ばかりです。ぜひ、気になる方はご一読ください。 

医師が実践する 超・食事術~エビデンスのある食習慣のススメ~

医師が実践する 超・食事術~エビデンスのある食習慣のススメ~

 

今日のクエスト~LevelUpポイント~

●見た目が若いと、カラダも若い!

●究極のアンチエイジング食は地中海料理!

●情報を見抜くチカラを身につけよう!