家庭や仕事、僕らは毎日さまざまコミュニティに属しています。そのなかで他人の言動にイライラすることもあるでしょう。
どうも、ねこひげ先生(@dr_catwhisker)です。
今回は他人への怒りは「女優気分」で受け流しましょう、というお話です。もし、日頃から他人にイライラしてしまうという人は読んでみてください。
目次
人は演じながら生きている
僕たちは他人と接するとき、人格を変えながら接しています。例えば、上司と話すときと恋人と話すときでは、全く別人格です。
そもそも相手によって一人称の使い方も変わっくるでしょう。相手によって言葉づかいや接し方を変えているのです。
これを「ユング心理学」で有名な心理学者カール・グスタフ・ユングは、人の人格は一つではないと唱えました。つまり、さまざまな状況に応じたペルソナ(仮面・人格)を使い分けているということです。
人はたくさんのペルソナを持っている
私、俺、ぼく…
あなたも心当たりはないでしょうか。上司の前ではテキパキ仕事をこなすけれど、家族の前ではダラダラと過ごした自分になっていませんか。
家族と接するように上司には接することは基本的にはできません。中には、自分の妻を部下を叱るように指摘するような人もいますが、実はよくありません。
ある程度、社会生活のなかで順応していくために「ペルソナ(仮面)」は重要なことなのです。ということであれば、もっと使いこなしてみましょう。
イライラしているときには「女優」になりきるのです。男性であれば、俳優になりきって他人の前で役柄を演じていると思ってみてください。
女優になりきってみよう
気分は女優だ♪
例えば、職場の上司に理不尽な仕事を任されたとします。内心はイライラしてしまうことでしょう。これまでであれば、「部下」という仮面をかぶっていました。
それでもいいのですが、もう一つ別人格になるという選択肢を持ちましょう。理不尽な上司には、「できる秘書」を演じてみてもいいでしょう。それは石原さとみさんのように女優にでもなりきった気分でやると楽しくなります。
実は、このように意図的に別の人格や職業をイメージして演じることを「ペルソナペインティング」と呼びます。他人の言動にイライラするときは、この「ペルソナペインティング」が有効です。
例:イライラする同僚には接客のプロに
いかがなさいましたか?
例えば、イライラする同僚がいたら、自分が接客のプロに大変身すればよいでしょう。ちょっとした相手の言動でも、接客のプロなら笑顔で受け流します。
そして相手の気持ちを汲み取るでしょう。冷静でいられるので「あぁこの人、本当は困っているだ」「実は寂してく悲しい人なんだ」など、新たなことに気づくかもしれません。
例:ダメ上司の前では秘書に
ダメ上司にもイライラすることもあるでしょう。そのようなときは自分が「秘書」にでもなった気分でいかがでしょうか。
ダメ上司のスケジュールを先読みして動きます。さらにダメ上司に言われる前に自ら仕事をこなしていくのです。そのような姿は周囲にも見られ、もしかすると将来的には上司よりも出世しているかもしれませんね。
例:雑用には一流コンシェルジュに
仕事をしていると、とくに新人の間は雑用を任されることもあると思います。雑用を任されると、どうしても顔に「嫌だなという感情」が出ている人がいます。
仕事を任せる側にとっても、嫌な表情をする部下には頼みにくくなるでしょう。もしかすると重要な仕事も任してくれる機会を失っているかもしれません。
そのようなときは、お客様の要望に答えるホテルのコンシェルジュを演じてみましょう。「こいつになら雑用だけじゃなく大切な仕事も任せられる」と思ってくれるでしょう。
見方を変えれば怒りは消える
自分が見たい世界を見ている
目の前にイライラする相手が現れたときに、「いままので自分で接する」か「接客のプロになりきる」かで、イライラする自分の感情が変わってきます。
これは同じ現象だけど見方を変えただけです。自分の見方を変えるだけで、わきあがる感情まで変わってきます。無駄にイライラしたり、不毛な喧嘩をしなくて済むのです。
最後に
イライラする相手に、イライラした自分で接するのではなく、ユング心理学でいうところのペルソナ(仮面・人格)を使ってみるのです。まるで女優にでもなったかのように別人格を演じてみれば、状況も変わってくるでしょう。
「本当に演じれられるかな?」とあまり難しく考えずに、好きな女優や俳優をイメージして役柄になりきって他人への怒りは受け流してみてください。
今日のクエスト~LevelUpポイント~
●人は色々な仮面をもっている!
●見方を変えれば怒りは消える!
●女優気分でイライラを受け流そう!