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ミライの授業 by 瀧本 哲史

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ミライの授業 by 瀧本 哲史

何気なく手に取った本ですが、かなり素晴らしい本だったので紹介します。

 

どうも、ねこひげ先生(@dr_catwhisker)です。

ミライの授業」という本を読みました。これが、素晴らしくて心に響きましたので紹介しますね!

 

 

 

 目次

ミライの授業 

 

京都大学産官学連携本部イノベーション・マネジメント・サイエンス研究部門客員准教授という肩書を持つ「瀧本哲史さん」の「ミライの授業」という本を読みました。

 

話題にもなった本なのでご存知の方も多いかもしれませんが、これ良書です。

 

ミライの授業

ミライの授業

 

 

本書は14歳にむけて語りかけるように書いてあります。だから、とてもわかりやすくて読みやすいのです。でも、子どもだけが読むのはもったいない。むしろ、大人にも読んでほしい本です。

 

内容としては、「未来を知るために、過去を知る」ことが重要だと述べられています。過去の偉人総勢20人ものの人生から未来をつくるための法則を学んでいくことができます。

 

冒頭で述べれるガイダンスにて、哲学者であったベーコンという人の「人間を惑わす4つの思い込み」が書かれてあります。「人間の思い込み」「個人の思い込み」「言葉の思い込み」「権威の思い込み」について説明されています。

 

例えば「権威の思い込み」は「正しい先生はたくさんいます。でも、先生の言うことを偉い人が言っているからという理由で信じてはいけません。」というのです。

 

これを哲学を用いて14歳に向けて説明しているというだけで、冒頭からこの本の良さが伝わってきました。

 

それでは、一部だけですが気になったポイントをご紹介していきます。気になる方は、ぜひ手にとって読んでください。

 

小さな違和感

この「小さな違和感」を大切にしてください。違和感をスルーせず、自分のなかで大切に育ててください。なぜなら、その小さな違和感こそが、未来につながる冒険の扉なのです。

 大人になると小さな違和感をスルーしてしまう人が多くいます。ニュースを鵜呑みにしたり、偉い人物を無条件に信じたり、もう慣れてしまって違和感とすら感じてないのです。

 

著者は、「小さな違和感を大切にしよう」と話します。しかも「みなさんのまわりには、たくさんのウソがあふれています」と続きます。

 

「知」は「疑うこと」からはじまります。大人になっても常識を疑うことを忘れないようにしたいものです。

 

中学1年生で起業を考えたビル・ゲイツ

ビル・ゲイツは13歳の頃に起業を考えたらしいです。ビル・ゲイツは自分なりの仮設をもって行動してきた人です。

「そのときには、『ハード』ではなく『ソフト』が重要になっているはずだ」

ビル・ゲイツが見ていたいものはハードではなくソフト(OS)です。ただ、マイクロソフト社を立ち上げた当初はソフトをつくる能力があったかというとありませんでした。

 

だから、「シアトル・コンピュータ・プロダクツ」という会社の「86ーDOS」という基本ソフトに注目して権利を買い取ります。

 

自分なりの仮設、本書では「冒険には地図が必要だ」と説明されています。

 

逆にトーマス・エジソンは仮設に失敗した人だということです。それは蓄音機という大発明も音楽を賛成することなど想像しなかったため、巨大ビジネスには届かなかったからです。

 

この本の素晴らしいところは、偉人の成功だけが書いているわけではありません。このようなエジソンの失敗談も書いてあります。失敗からも学ぼう・考えようという内容は読んでいても納得するものです。

 

22歳の女性が日本社会を変えた

男尊女卑で女性が虐げられていた日本社会を、たった一行のルールでひっくり返した女性です。

 ベアテ・シロタ・ゴードンという女性がいました。国籍も、ロシア系ユダヤ人としてオーストラリに生まれ、5歳から15歳までのあいだ日本で暮らした女性です。

 

この女性が第二の故郷である日本で憲法をつくった話が書かれてあります。ベアテがいやだったのが「女子ども(おんなこども)」という表現らしいです。当時の日本では当たり前のように使われていて、女性と子供は半人前として人間として認められていないと感じていたようです。

 

そんなベアテが憲法の草案に携わりました。ただ、彼女の起草した条文の多くは削除されてしまったようです。それでも女性の権利を訴えつづけ、男女平等が憲法に明記されたようです。これが1946年のことで、世界てにも異例のことだったのです。

 

世界一の小説家になった「新人」

シングル・マザーとして幼い娘を育てながら、仕事も収入もないギリギリの状態で、「ハリー・ポッターと賢者の石」を書き上げました。

 本書ではハリー・ポッターの生みの親J・K・ローリングについても書かれてあります。

 

J・K・ローリングの幼少期のとき、ハリー・ポッターの構想が生まれたときのこと、離婚のことが簡潔に書かれてあります。

 

生活保護を受け、精神的にも不安定になっていたのでうつ病のカウンセリングに通い、ときどきパートタイムで秘書の仕事をしながら、小説の執筆に集中したそうです。

 

苦労して書き上げたハリー・ポッターも一般的な児童書の2倍以上の超大作となり、出版会では見向きもされませんでした。ただ、ブルームズベリーという出版社の社長の8歳になる娘アリスが勝手に読んで「パパ、これほかの度の本よりもおもしろいよ」といったそうです。

 

J・K・ローリング自身も「新人」でしたが、最初の読者も「新人」だったのです。それが世界中で大ベストセラーとなるものですから、人生、何が起こるかわかりません。

 

最後に

いかがでしたでしょうか。この本では、他にも「ココ・シャネル」や「森鴎外」、「コペルニクス」、「ナイチンゲール」などなど偉人から学べる知恵が書かれてあります。

 

いやーこれ良い本です。冒頭にも書きましたが14歳だけが読む本ではありません。大人にも読んでほしい良書でした。気になる方は手にとってみってはいかがでしょうか。

ミライの授業

ミライの授業

 

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