「友達は多いほうがいいぞ!」「もっと人脈をつくれ!」など言われたことはありませんか。
外向的な性格であれば苦ではないでしょうが、内向的な性格の人にとって無理な人間関係の構築は苦でしかありません。
そもそも友達はたくさんはいらないと、僕は考えます。
どうも、ねこひげ先生(@dr_catwhisker)です。
今回は『ネコに学ぶ【ねこ肯定感】友達100人なんていらない』というお話です。ネコの世界ではネコ関係どのうになっているのでしょうか。ネコをヒントに見ていきましょう。
目次
人脈作りはしんどい
「立食パーティのような場所が苦手……」「知らない人がたくさんいる場所は気疲れする……」こんな気持ちに共感したあなたは僕と同じ内向的な性格かもしれませんね。
外向的な人は人と出会い、人と話すことでエネルギーが増していきます。ただ、内向的な人にとってはたくさんの知らない人との出会いは緊張であり、逆にエネルギーが消耗してしまうのです。
子供の頃は「友達は100人つくろう」とか、大人になっても「異業種交流会に参加しろ」など言われた経験を持つ人も少なくないはずです。
ですが、本当に自分の人生に重要な人間関係は「極少数」です。
ネコは単独で行動する生き物
どちらかと言えばネコは単独で行動をする生き物です。ライオンなどは例外ですが、イヌのように群れを成して狩をしたり、生きていくことはありません。
たとえばイヌは他者に協力的であり、リーダーに服従します。
ネコはイヌと違って独立心が強く無理強いされることを嫌う傾向にあります。
積極的に群れを築こうとせずとも、きちんと生きていく術を持っているのがネコです。ネコ自身、自分たちの性質を知り、たくさんのネコ関係を築く必要性もなく、気ままに生きています。
その一方で、飼い主から愛されたいという自己中心的な気持ちも併せ持っています。(そこが、また可愛い!)信頼した人には(そのときの気分次第で)甘えます。
僕の飼いネコも、僕が読書に集中していてもおかまいなく甘えてきます。逆に、もっと甘えてきてもいいのにと思うときには甘えてこないこともあります(笑)
来客があったときは警戒心もあり、家具の隅っこに隠れることもしばしばです。
このようにネコは単独でも自由気ままに過ごすことができ、信頼できる人が少数いればいいのです。
人間関係の8つのタイプ
ポール・アダムスさん著「ウェブはグループで進化する」によると、社会学の研究では人間関係は8つのタイプに分類できると言います。
強い絆 (5~15人)
① 親友 (非常に親しい)
② 相談相手 (秘密を打ち明ける)
③ 癒し手 (心理的に支えてくれる)
弱い絆 (50~150人)
④ 仲間 (遊び、実務で助けあう)
⑤ 協力者 (実務で助けあう)
⑥ 遊び仲間 (楽しむ目的で集まる)
⑦ 情報源 (情報共有する)
⑧ 知り合い (趣味などでつながる)出典:「ウェブはグループで進化する」
社会学的には、15人を超える人たちと「強い絆」でつながることは難しいと考えられています。あとは仕事関係や知り合いなどの「弱い絆」のつながりが大半です。しかし、それでも約150人までです。
そもそも、異業種交流会やセミナーなどで人脈を求めたとしても、そのほとんどが「相談相手」や「癒し手」といった「強い絆」になることはありません。
確かに誰にでも深刻な悩みの相談をできるわけではないですよね。
この「人間関係の8つのタイプ」を参考にすると、僕らが「強い絆」でつながれるのは多くても15人ほどです。この人たちとの時間を大切にしましょう。
積極的に「強い絆」との時間をもとう
「弱い絆」が悪いわけではありません。仲間や協力者、知り合いなど弱い絆の関係を築くことも大事なのですが、人生の時間は有限です。
選択と集中で考えるのであれば、積極的に時間を割きたいは「強い絆」の人たちです。
2002年と2007年にそれぞれ行われた調査によると、少なくとも週に1回は会話する友人、もしくは家族の数は、およそ10人だったとのこと。さらに、5124人を対象にした別の調査では、強い絆の数は平均で7人だったそうです。
まだ見ぬ出会いを求めるよりも、まずは目の前にいる家族や親友との深い関係を築くほうが良いのかもしれませんね。親友と呼べる人は3人もいれば充分なのではないでしょうか。
ネコは単独で行動する生き物です。僕らもネコに学び、一人の時間を大切にしつつ、「強い絆」でいられる人たちとの時間を大切に過ごすと良いのかと思います。
今日のクエスト~LevelUpポイント~
●ネコは単独でも過ごせる!
●強い絆は、多くても15人!
●積極的に少数の「強い絆」を深めていこう!