「どうしても不安になってしまう…」「色々と考えて眠れなくなる…」こんなふうに、あなたは不安感情に支配をされていませんか?
未来のことは誰もわからない
まず前提として、未来のことは誰もわかりません。どんな優秀な経済評論家だって先の景気動向を読めないことがあります。ある程度の未来予測は可能ですが、どうしても未来の出来事は不確実性なのです。
僕らが未来のことで不安になるのも、この不確実性が関係しています。簡単に言ってしまえば「よくわからないから不安になる」のです。
そうです、人間は実態がわからないことに対して不安を抱きやすくなります。
これは、危険を察知するための機能でもあります。例えば、大昔はガツガツと狩に行く人間よりも、不安を抱きながら慎重に狩に行く人間の方が生存率が高いのは容易に想像がつきますよね。
現代の日本では生死を左右するような危険は少ないですが、人間が本能的に備えている不確実性に慎重になる要素の影響で不安を抱いてしまうのです。
なので、現代では不安と上手に付き合う必要があるんですよ。そこで実態がわからないものに不安になってしまうの状況を乗り越える方法を3つご紹介します。
①不完全であることを受け入れる
まずは僕ら人間は不完全です。何もかもが完璧な人など存在しません。完璧を求めるすぎると不安を抱き、行動の妨げになります。
未来のことも完璧に予測することは不可能です。むしろ、完璧な予測をたてようとしてしまうと想定外のことが起きたときにひどく動揺をしてしまいます。
不完全であることを受け入れましょう。
肩の力を抜いていいのです。未来の出来事も、ある程度の想像をしたら「なるようになるさ」といった肩の力を抜いた気持ちが大事です。それが先行き不透明な社会で生きていく上で必要不可欠な「柔軟さ」になります。
②暗いニュースを控える
世の中にはネガティブな情報が溢れています。なぜでしょうか。冒頭に説明した部分にも関係してきますが、人はネガティブな情報に敏感に反応するようになっています。
かつてはネガティブな情報が生存率を上げるために必要でしたが、現代は「お金に対する不安」「病気に対する不安」など、人が過剰に不安を抱く情報が必要以上に溢れ、不安を煽ることが一種のビジネスになっています。
暗いニュースの方が注目をされやすく、情報過多になりやすい事実に気づきましょう。もちろんニュースを見ることは大切です。ですが、信頼がおける情報源だけで見る、一日に見る回数を制限するなど、ニュースとの向き合い方を考えてもいいでしょう。
③コンフォートゾーンの外に出る
「コンフォートゾーン」という言葉を聞いたことがあるでしょうか。心理学的にはコンフォートゾーンとは人為的に作られる心理状態で、中にいれば「安心」が得られ、外に出ると「不快さ」を感じる エリアのことです。
人間の成長にはコンフォート(快適)の外に出て行くことが大事です。確かにコンフォートの外に出ることは誰だって怖いものです。
無理をする必要はありません。コンフォートは人によって異なります。自分が「少しだけ頑張る」ことを繰り返していくのです。ちょっとずつで構いません。
最終的に「よくわからない不安」を克服するためには行動が大事です。行動することでよくわからないものが少しずつわかってきます。少し勇気が必要なことに取り組んでみてください。
不確かさと共に生きる術を学ぼう
僕らは「先が見えない」「答えのない疑問だらけ」の世界で生きているのかもしれません。
不安に飲み込まれてしまったら疲弊するばかりか、事態は悪化するだけです。人々が不安と恐怖を抱えていることを受け止めなければなりません。
そのためにも「不確かさと共に生きる術」を身につける必要があるのです。
今回は「人はわからないことに不安を抱く」というお話しでした。
未来のことは誰だってわかりません。わからないものに対し、人は不安になってしまいます。
僕らは、そんな不確かさと共に生きる術を学ぶ必要があります。今回、ご紹介した方法を実生活に取り入れてみてください。あなたの未来が充実して幸せでありますように!
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今日のクエスト~LevelUpポイント~
●人は実態のわからないものに不安になる!
●勇気を出してコンフォートの外に出よう!
●不確かさと共に生きる術を学ぼう!