世の中には誰とでもすぐに打ち解ける人がいます。はたから見るとコミュニケーションが上手に思えますね。とくに人見知りで悩んでいるような内向的な性格の人からすると、「あんな風にコミュニケーションがとれたらな…」とうらやましく思ったことがある人もいるのではないでしょうか。
どうも、ねこひげ(@dr_catwhisker)です。
今回は人見知りな性格の人でも無理しないコミュニケーション術について書きたいと思います。人見知りで悩んでいる人は「人見知り克服」の参考にしてみてください。
目次
人見知りがコミュニケーションが下手とは限らない
あなたは人見知りの人すべてがコミュニケーションが下手だと思いますか。僕はそう思いません。僕は内向的な性格で人見知りもします。確かにコミュニケーションが得意かと言われると悩ましいところではあるのですが、社会生活で特に問題なくやってこれています。
逆に考えてほしいのですですが、誰にでもグイグイ話しかけることができる外向的な人には「相手のことを考えず、土足で踏み込むようなコミュニケーション」をする人がいます。
もちろん、外向的な人すべてがそうではないのですが、一部の人間は相手の顔色も伺わずにいらないことを言ってしまう人がいるのも事実です。(あなたの一人ぐらい、そういう人の顔が浮かびませんか?)コミュニケーションにおいて、恐れがないのは評価できる点ですが、コミュニケーションが上手かと言われれば、相手を傷つけている以上、下手と言えるでしょう。
内向的で人見知りをしてしまう人は、慎重なのでコミュニケーションに積極的になれません。ただ、相手の気持ちを汲み取ろうしたらい、相手の顔色を伺おうとする人もいます。見方を変えれば、内向的な人はコミュニケーションが上手だとも言えます。
◆人見知りのメリット◆
・相手の気持ちを汲み取ることができる
・空気を読んだコミュニケーションが図れる
・聞き上手な人が多い
以上のことを考えても、人見知りな性格だからといって、卑屈になったり、それほど落ち込む必要はありません。
人見知りなら、人見知りなりに無理をしないコミュニケーション術を身につければいいのです。
人見知り克服「無理しないコミュニケーション6つの秘訣」
無理しないコミュニケーションをしよう
人見知り克服① 「話せるか」よりも「伝わるか」
あなたは「うまくしゃべれるだろうか」「話し方が変に思われないだろうか」など思っていませんか。
コミュニケーションにおいて、まず大事なのが「うまく話せるか」よりも「相手にちゃんと伝わるか」です。うまく話すことが目的ではありません。相手にちゃんと伝わることが大事な目的です。
言ってしまえば、うまく話せなくても相手に伝わればそれで良いのです。人見知りの人の多くが「変に思われたくない」と内心思ってしまっているので、「上手に話そう」「相手に変に思われないようにしよう」と努力してしまいます。結果、緊張してしまい言っていることが伝わらないとなってしまいます。
下手でもいいので相手ために伝えることができるか、を意識してみませんか。
人見知り克服② 目的をはっきりさせよう
コミュニケーションが苦手という人は「何を言っているのか」「何がいいたいのか」など目的が見えない会話になっていることがあります。
つまり、会話の迷路にさまよっている状態です。迷路にさまよっている状態というのは不安です。安心した会話をするためにも目的をはっきりとさせましょう。
例えば、「自分の悩みを聞いてほしい」など癒やし目的なのか、「もっと自分を知ってほしい」など親密度をあげたいのか、予め目的を持っておくとスムーズな会話になります。
人見知り克服③自分の「苦手」を伝える
人見知りな性格であれば、最初に「人見知りなのよ」と話しておくのも良いでしょう。最初に話してしまえば「人見知りで変なやつと思われたらどうしよう」というような悩みもなくなります。
また、人見知りでもなくても「考えがまとまるのに、ちょっと時間がかかる」と自分の会話の特徴を話してもよいでしょう。自分の特徴を相手に知ってもらうのも大切なコミュニケーションの一つです。
人見知り克服④ 聴き上手になればよい
人見知りの性格な人の特徴に「口ベタな人」が多いです。「自分はおもしろい話ができない…」といって悩む必要はありません。
逆に聴き上手になればよいのです。世の中には「聞きたがり」よりも「話したがり」のほうが多くいるように思います。人間には誰かに話しを聞いてほしいという欲求があるのでしょう。
また、聴き上手になれば、相手が「この人は自分を受け入れてくれる」と人からの信頼も得られやすくなります。面白い話ができるよりも、相手の話を真剣に聴くスキルが大事です。
人見知り克服⑤ 「自分」ではなく「相手」に意識を向ける
1対1のコミュニケーションというよりもは集団のコミュニケーションの場合も考えてみましょう。例えば、会社で言えば会議や朝礼などです。
集団の前で話すのって緊張しますよね。これは「自分がどう思わているだろうか」「ちょんと話せられるだろうか」というように自分に意識が向いているからです。
自分ではなく相手に意識を向けてみてください。具体的には「ちゃんと伝わっているか」「理解できているだろうか」など相手の表情や態度を観察してみるのです。このとき、意識は自分ではなく相手に向いています。
そうすることで緊張する頻度も少なくなり、上手にコミュニケーションがとれるようになるはずです。
人見知り克服⑥ 境界線(バウンダリー)をはっきりさせる
心理学に境界線(バウンダリー)という言葉があります。
バウンダリーとは心理学の用語で、自分と他人の間にある境界線のこと。 目に見えない人間関係の中で、「ここからここまでは自分の領域、そこから先はあなたの領域」ときちんと線引きしていく方法です。
例えば、境界線(バウンダリー)を越えてくる典型的な例としては「あなたのことを思っているのよ」という行動です。これって実は「相手のためではなく、自分のため」です。
すなわち、善意のように見せて、自分の欲求を満たそうとしているのです。やっかいで、どの会社にも一人は存在します。最近では毒親という言葉があり、親子関係でも見受けられます。
そこで、大事なのが「境界線を引く」ということです。これは、相手とのコミュニケーションを完全にシャットダウンするということではありません。安心したコミュニケーションを図るためにも、「相手の領域」と「自分の領域」をはっきりとさせておくのです。
最後に
人見知りな人の全てがコミュニケーションが下手とは限りません。もしかすると、相手のことに対して気を配れるのでコミュニケーションが上手になれる能力を秘めているとも考えられます。
人見知りを克服するのに大事なことは、無理をしないコミュニケーションを学ぶことです。今回ご紹介した方法で「これならできそう!」と思うことを実践してみてください。
今日のクエスト~LevelUpポイント~
●人見知りがコミュニケーションが下手とは限らない!
●聴き上手になろう!
●境界線をはっきりさせよう!