あなたの周りには前向きな言葉を話す人、後ろ向きな言葉を話す人のどちらが多いでしょうか。心理学的には、できれは前向きな発言が多い人たちと一緒にいた方が良さそうです。
どうも、ねこひげ(@dr_catwhisker)です。
今回は「ご機嫌も不機嫌も周囲に伝染するよ」というお話です。
目次
前向きな人といれば前向きに、後ろ向きな人といれば後ろ向きに
あなたの職場の人間関係や友人関係、恋人などで前向きな人、または後ろ向きな人のどちらが多いでしょうか。これは、あなた自身のモチベーションに影響してきます。
過去に、僕が働いていた職場でも「こんな仕事めんどくさい」「疲れた」「やる気ない」が口ぐせの人がいました。ある時、そんな後ろ向き発言が多い人がいる部署に新卒が配属されました。
しかも席は隣です。
新卒は、入社当初はやる気にみなぎっていたはずですが、配属されて数ヶ月もすれば「疲れた」「やる気がない」が口ぐせになっていました。見事に、悪い部分が影響してしまいました。
このような現象が起こりうるのは心理実験でも証明されています。それはアメリカの心理学者ジマーマン博士が行った実験です。
心理学者ジマーマンの実験
ジマーマン博士は小学校の子供を集めて実験をしました。
ニューヨーク市立大学のバリー・ジマーマン教授は、ニューヨーク市の公立小学校に通っている小学校1、2年生を100名集めて、2本のもつれたワイヤをほどく、という実験をさせてみたことがある。なお、この作業に先立って、ジマーマン教授は、半分の子供には、非常に忍耐他の子どものビデオを見せた。
実験では、小学生を集めて2グループに分けました。
◆Aグループの小学生に見せた映像
「もっと、うまくやろう」「こうしたら、できそうだ」など、ポジティブな言葉をいい、自信に溢れながら作業している小学生の映像を見せました。
◆Bグループの小学生に見せた映像
「難しい」「こんなのできない」など、ネガティブな言葉をいい、面倒そうに作業している小学生の映像を見せました。
このようなモデルの映像を観察させて、同じようにワイヤをほぐす作業をしてもらったところ、Aグループの小学生ほど集中して作業に取り組んだようです。逆に、Bグループの映像を観察したあとに作業を行った小学生は諦めも早かったということです。
この実験からわかることは「ある人の態度は他の人に伝染する」ということです。
やる気のない上司の下で働けば、どうしてもその上司の影響を受けてしまい部下までやる気がなくなってしまうのも納得です。
自分だけでもご機嫌でいよう
仕事に限らず、恋愛でも同じことが言えます。デート中に「楽しくなーい」「もう疲れたー」「帰りたい」と恋人が言い始めたら、自分までデートがつまらなくなります。
逆に「楽しいね!」「面白いよね!」と前向きな感情を共有することができれば、それはお互いにとって楽しい思い出にもなる良いデートと言えるでしょう。
もし、後ろ向きな発言ばかりする人が「どうでもいい人」なら意識的に離れれば済む問題です。ただ、恋人や友達など比較的大切な人なら、離れれば良いというわけでもありません。
その時は自分だけでも前向きな発言をしましょう。 あなただけでもご機嫌を演じるといいのです。そのご機嫌な雰囲気や感情は良い影響として、大切な人にも伝染することでしょう。
最後に
モチベーションは周囲から影響してきます。もし、あなたに何かを成し遂げたい夢があるなら、前向きな人と一緒にいる方が叶えられやすくなるでしょう。
また、恋人や友達など離れることができない大切な人に後ろ向きな発言が多いのなら、自らご機嫌を演じてみると良い影響として相手に伝染するはずです。
今日のクエスト~LevelUpポイント~
●モチベーションは周囲に影響する!
●成し遂げたいことがあるなら、前向きな人の近くに!
●自分だけもでご機嫌でいよう!