「頭の中が不安なことだらけで眠れない……」と悩む人も少なくありません。一度、マイナス思考のループに陥ると抜け出すのにも苦労をします。
どうも、ねこひげ先生(@dr_catwhisker)です。
今回は『マイナス思考のループから抜け出す思考法』というお話です。近頃、マイナス思考気味だな思う人は読んでみてくださいね!
目次
日本人は不安遺伝子の保有率が高い
僕ら日本人は他国の人に比べ、不安になりやすいと言われています。理由の1つとして、日本人の生まれ持った遺伝子が関係していると考えられます。
「セロトニントランスポーター遺伝子」という遺伝子があり、この遺伝子が少なければ不安を感じやすくなります。
セロトニンの分泌量を左右するのが、「セロトニントランスポーター遺伝子」です。この遺伝子にはセロトニンの分泌量の少ない「S型」と、分泌量の多い「L型」の2種類があり、その組み合わせによって、「SS型」「SL型」「LL型」の3つに分かれます。
SS型の遺伝子を持っている人は不安を感じやすい人、LL型の遺伝子を持っている人は楽観的な人、SL型はその中間ということになります。不安を感じやすいかどうかは、ある程度、生まれつき決まっているのです。
調査によれば、日本人の遺伝子はSS型が65%を占めています。
セロトニン・トランスポーターの数は遺伝的に決まっており、日本人は他国の人に比べても不安になりやすい傾向が強いことがわかっています。そのため、マイナス思考のループにも陥りやすいと考えられています。
マイナス面に意識が向き過ぎ
マイナス思考のループから抜け出す方法として、考え方を変えていく必要があります。マイナス思考のときは、どうしてもマイナスな面に意識が向いています。
「仕事で失敗したくない」「上司に怒られたくない」「周りからダメなやつと思われたくない」こんな風にマイナス面に意識が向いている状態が続きます。
マイナスな面ばかりに意識が向きすぎると、脳内で「まだ起きてもいないマイナスな現象を繰り返し想像してしまう」のです。これだと不安になるのも無理はありません。
この少し歪んだ思考を変えていくようにしましょう。
望むことに目を向けよう
避けたいマイナス面に意識を向けるのではなく、望むプラス面に意識を向けるように考えてみてください。もちろん、無理にポジティブ思考になる必要はありません。
たとえば、仕事で結果を出したいのであれば「失敗すること」をイメージするのではなく、「望む結果」を考えるのです。要はマイナス目に意識が向き過ぎている状態からプラス面にも意識を向けることでバランスを保ちます。
もし、あなたがマイナス思考のループに陥っているとすれば、いまの自分にこう問いかけてみてください。
- いま、望むことは何だろう?
- プラスの面を考えると何があるだろう?
こんな風に意識がプラス面に働きかけるような問いかけを自分にしてあげることが大事です。望んでいることとは、文字通り「希望」です。あなたの中に「希望の芽」が芽生えれば、きっと前向きに物事に取り組めるようになるでしょう。
今回は「マイナス思考のループから抜け出す思考法」について書きました。どうしても日本人は遺伝的にも不安になりやすい傾向があります。
だからこそ、意識的に思考を変えていく必要があります。ただ、無理に思考を変える必要もありません。
シンプルに「望むことは何だろう?」「どうなればいいのだろう?」といった問いかけが習慣になれば、自分の中に希望をもつことができるようになります。
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今日のクエスト~LevelUpポイント~
●日本人には不安遺伝子が備わっている!
●マイナス面に意識が向きすぎるから不安になる!
●いま、望むことを考えよう!