何となくネガティブ思考になることはありませんか。この「何となく……」が原因で、さらにネガティブが増幅することがあります。
どうも、ねこひげ先生(@dr_catwhisker)です。
今回は『ネガティブ感情を言語化して整理しよう』というお話です。もし、何となくネガティブ思考になりやすいという人は読んでみてくださいね!
目次
「何となくネガティブ」がネガティブを呼ぶ
「よくわからないけどネガティブになる」「なんとなく気分が落ち込む」こんな風なことはないでしょうか。
この「何となく」「よくわからない」状態が続くと、さらにネガティブ思考になってしまいます。
人はよくわらないものに対して恐怖心を抱く傾向があります。真っ暗な道を歩くときもよくわからないから不安です。知らない土地で迷子になったら誰だって動揺しますよね。
まずは「わかる状態」になることが大事です。
では、どのようにネガティブ感情を「よくわからない」から「わかる状態」にもっていけばいいのでしょうか。これには、あらかじめ「感情の言語化リスト」を用意しておくことをおすすめしています。
12種類の感情
ハーバード大学の意思決定センター(Harvard Decision Science Lab)の研究によれば、人には大きく分けて12種類の感情があると言われています。
ハーバード大学の意思決定センター(Harvard Decision Science Lab)では、ネガティブな感情は、「怒り」「イライラ」「悲しみ」「恥」「罪」「不安(恐怖)」の6つ、ポジティブな感情は「幸せ」「誇り」「安心」「感謝」「希望」「驚き」の6つ、計12に分けて研究が進められています。
出典: 日興フロッギー
6つのポジティブ感情
- 幸せ
- 誇り
- 安心
- 感謝
- 希望
- 驚き
6つのネガティブ感情
- 怒り
- イライラ
- 悲しみ
- 恥
- 罪
- 不安(恐怖)
ネガティブになったら感情を整理しよう
ストレスに弱い人ほど感情を整理することが苦手です。「なんとなくネガティブだ」と大ざっぱに感情と向き合うので、ますますネガティブ思考になってしまいます。
そこで、もしネガティブ思考になったときに「今の自分は何を感じているのか?」と自分に問いかけてみてください。そのときに、上記の6つのネガティブ感情が役立ちます。
たとえば、上司に叱られたときに「これはイライラの感情だ」と、あらかじめリスト化しておいたネガティブ感情を参考に分類していくのです。そうすると、感情と思考を切り離すことができて、落ち込みやネガティブの悪循環にハマることを予防できます。
このように嫌な気分になったら、「怒り」「イライラ」「悲しみ」「恥」「罪」「不安(恐怖)」に分類してみてネガティブ感情と向き合ってみてください。
感情の語彙力を鍛えよう
もし余裕があれば日々、感情を言語化できるように語彙力を増やしても良いでしょう。
たとえば、感情を揺さぶるような小説を読むことでも語彙力の向上に繋がります。または「感情類語辞典[増補改訂版] 類語辞典シリーズ」など人間の感情を紹介した本もおすすめです。
語彙力を増やすことで、今の自分の状態をよりよく客観視できるようになります。
今回は「ネガティブ感情を言語化して整理しよう」というお話でした。
ネガティブ思考に陥るときって、心に余裕がなくなりますよね。だからこそ、あらかじめ「感情の言語化リスト」を作っておくことが良いのです。
簡単に取り組みたい人は、ハーバード大学の感情リストを参考にしてもいいですし、もっと自分にあった感情をリスト化したい人は本を読んで語彙力を増やしてみるのもよいでしょう。
まずはネガティブ感情に巻き込まれないためにも「よくわからない状態」から「わかる状態」にすることが大事です。「言語化して整理をする」これだけでもストレスが低減されますし、無駄にネガティブ思考に陥ることも防げます。
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今日のクエスト~LevelUpポイント~
●人は「よくわからない状態」に不安を抱く!
●ネガティブ感情をリスト化しよう!
●ネガティブなときは感情を整理して観察する!