ココロクエスト~レベルアップ心理学ブログ~byねこひげ先生

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幸せになる方法は人に親切にすることだった「ヘルパーズハイ」

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幸せになる方法は「人に親切にする」ことだった!「ヘルパーズハイ」
人に親切にしたほうが幸福度が増すと言われています。「それは何となくわかるけど…」という人もいると思います。実は「親切をすることで幸福度が増す」というきちんとした研究報告もあります。これを知ると、きっと明日から人に親切をしたくなりますよ。

 

どうも、ねこひげ(@dr_catwhisker)です。

今回は、人に親切にすると幸福度が増すというお話です。世の中に親切を心がける人が増えればいいのにと思う次第です。
 

 目次

ヘルパーズハイを目指して幸せになろう!

 

ランニングを続けるうちに走ることが気持ちよくなる現象を「ランナーズハイ」といいますが、人を助けたり、親切にすることで幸せを感じる状態を心理学で「ヘルパーズハイ」と呼びます。

 

親切という行為をすることで脳にドーパミンというホルモンが分泌されます。ドーパミンが分泌されると人間は前向きになり、もっとうれしいことや良いことを行おうとします。

 

また、親切を心がけることでオキシトシンと呼ばれる幸せホルモンも分泌されるようです。このオキシトシンも分泌されて幸せな気分になり、ストレスが緩和すると言われています。

 

人に親切を繰り返すことで脳内が満たされて幸せな気分になるようです。これがヘルパーズハイです。

 

イエール大学の研究で証明された「親切の効力」

イエール大学の研究で証明された「親切の効力」

イェール大学の実験では、18歳から44歳の77人の成人を対象として、14日間、毎日のストレスレベルと、何か親切な行為をしたかどうか記録をとってもらいました。

 

その結果、以下のようなことが判明しました。

 

・他人を助けることが参加者の幸福を増加させた

・より多く他人を助けることは精神的な健康の高いスコアになった

 

つまり、親切にするほど幸せになるということがわかったのです。

 

自分のために「人に親切にする」のでもいいじゃないか

自分のためでもいい♪

ねこひげぼけーっと

人に親切にするってもっと神聖なもので、見返りを求めちゃいけないと思っていませんか。いや、確かにごもっともなんです。

 

それでも、僕は極端な話「自分のために人に親切にする」それでもいいと思っています。それで、相手もハッピーになり、自分もハッピーになるのであれば、言うことありません。自分を犠牲にしてまで誰かを助けるというのは間違った認識です。

 

自分のために人に親切にすることに罪悪感を覚えてはいけません。ハーバード大学教授ダニエル・ギルバート博士も以下のような言葉を残していますよ。

 

「あなたにできる最も利己的なことのひとつが、他人を助けることだ」

by ダニエル・ギルバート

出典:ハーバード流 幸せになる技術 (PHPビジネス新書)

 

どんどん、あなたもヘルパーズハイを目指して他人に思いやりの心を持って親切にしてみましょう。

 

小さな親切でもいい

自分のために「人に親切にする」のでもいいじゃないか

人に親切をすると言っても、ボランティア活動に参加するとか、数万円の募金をするとか、親に高級品を送るなど大きなことを想像していませんか。

 

ちょっとした親切でいいのです。具体的に「小さな親切」の例をあげてみましょう。

 

 ・同僚にお菓子を買って渡す

・離れて暮らす親に電話をする

・コンビニで100円だけ募金する

・帰り道で落ちていたゴミを拾う

・大切な人に「ありがとう」とお礼を言う

・誰かのためにSNSやブログで情報発信をする

・エレベーターのドアを開けてあげる

 

これぐらいであればできそうじゃありませんか。どうやら小さな親切を繰り返すことでも「ヘルパーズハイ」の状態になるようです。

 

教授であり、研究者、哲学者でもあるスティーブン・ポストさんは以下のように考えています。

ポスト氏は、ボランティア活動に身を投じなければいけないと言っているわけではありません。彼が言いたいのは、毎日の生活の中で今よりも親切になれるように努力をして、より人の役に立てるようになるだけで、自分自身にもその良い行いは返ってくるということです。

出典:  ライフハッカー[日本版]

 

日々の生活を見渡せば、他人に親切にできる場面があるはずです。「こんな忙しいのに他人に親切にできるか!」「他人を思っている暇なんてないよ!」と思う人もいるかもしれませんが、ここまで読んでくれた人ならわかると思いますが科学的にも他人への親切が幸福度を上げてくれて、さらにモチベーションアップにもつながります。

 

あなたも「小さな親切」を実践してみてはいかがですか。そちらのほうが結果的に生産的であり、自分のためにもなります。

最後に

親切って実は相手のためだけじゃなく、自分のための行動でもあったんですね。確かに、人に親切にすることで、自分の存在が認められている感じもしますし、相手とのつながりを感じます。

 

日常生活に「小さな親切」ができる場面は必ずあるはずです。他人に「ありがとうと言う」「笑顔で挨拶をする」「ドアを開けてあげる」それぐらいからでも充分です。科学的にも親切の効力は実証されています。ぜひ、あなたも「小さな親切」を実践して「ヘルパーズハイ」を体験してみましょう。

 

参考になる書籍としては、アダム・グラントの著書「GIVE & TAKE 「与える人」こそ成功する時代 (単行本)」がおすすめです。Amazonの評価も高く、世界中でベストセラーになっているのもうなずける一冊です!

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どうぞ、よしなにお願いします。

 

 

今日のクエスト~LevelUpポイント~

●親切は相手も自分もハッピーにする!

●新設を繰り返す「ヘルパーズハイ」という状態になる!

●日常生活で小さな親切を心がけよう!