職場で上司や先輩の目が気になって本来のパフォーマンスが発揮できないという経験はありませんか。なぜ、周囲のことが気になるのでしょうか。
結論からいうと、それは人よりも「敏感」なだけです。だから、自分の性格を責める必要はありません。ただ、周りの人を気にしなくなるとずーっと生きやすくなります。
どうも、ねこひげ(@dr_catwhisker)です。
今回は人の目が気になる心理と気にしない勇気について書きたいと思います。人の目が気になって仕方ないという人は参考にしてみてください。
目次
人の目が気になる心理と特徴
あなたは人の目が気になる性格でしょうか。人の目が気になるという人の多くが「敏感」な性質をもっています。具体的に見ていきましょう。
自分に当てはまるかどうか確認しながら読みすすめてください。
嫌われることが怖い
人の目が気になる人の特徴としては「他人から嫌われる」ことに恐れを感じるている場合があります。これには、生まれ持った性質もありますし、いじめや裏切られた経験から人に嫌われることが怖いと感じるようになる場合もあります。
「人から嫌われるような経験は二度としたくない」と感じるせいで、周りの人に敏感になり、おびえてしまうのです。
自分に自信がない
自分に自信がない人も、他人の目を気にします。「失敗したらどうしよう」「怒られるんじゃないか」など、自信がないためビクビクして本来のパフォーマンスが発揮できません。
どこか他人と自分を比べてしまい「あの人はできて、自分はできない」など落ち込んでしまうのです。そして、人の目が気になり自分が好きなように発言や行動ができなくなってしまいます。
思い込みが激しくネガティブ
人の目が気になる人の特徴として「思い込みの激しさ」があります。この特徴は自分自身では気づきにくいのですが、日常のちょっとしたことで表れてきます。
例えば、朝に同僚に挨拶したら返事がなかったとします。ネガティブな思い込みが激しい人は「絶対、私嫌われている…」と思ってしまうのです。実際のところは、聞こえていなかっただけかもしれないし、相手が忙しかっただけかもしれません。
また、周囲から聞こえてくるヒソヒソ話や笑い声が、本当は違うのに「私の悪口を言って笑っている」と思ってしまう人も思い込みが激しい人と言えるでしょう。
事実とは異なり、思い込みだけでネガティブな感情に陥ってしまう人は要注意です。
「気にしない勇気」を持とう
僕は「気にしない勇気」を持つことが生きやすくなる秘訣だと思っています。では、具体的にどうすれば「気にしない勇気」が持てるのでしょうか。下記参考にしてみてください。
安心できる「居場所」を持つ
あなたは安心できる居場所がありますか。会社という環境は刺激が大きいです。なぜなら、上司はあなたを評価し、仕事上のお客様もあなたを評価します。
誇張して言ってしまうと誰かが誰かを監視しているような環境が会社です。ここが安心できるという人はあまりいないでしょう。
あなたというキャラクターが受け入れらる安心できる居場所を見つけましょう。それは自分一人になれる場所かもしれませんし、信頼できる仲間・家族と過ごす空間かもしれません。
安心できる居場所があることで、もし外部からの刺激が多い環境にいたとしても、「帰れる居場所がある」「安心できる居場所がある」と思い、その場を乗り切ることができます。
認めてくれる人を探す
あなたを認めてくれる人を探しましょう。全員に好かれる必要はありません。むしろ、全員に好かれたいと思う気持ちが、「人の目が気になる」ことにつながります。
一人の時間は大事かもしれませんが、人間は一人で生きていくことがはできません。
人間は誰かと関わって初めて存在価値を見いだせます。その数が多い必要はありません。1人でも2人でも、あなたの存在を認めてくれる人と出会いましょう。出会ったら、その人との関係は良好に保つように努力するのです。
もし、他人が「ああだの、こうだの」言ってきたとしても、あなたの存在を認めてくれる人は、味方になってくれるでしょう。これは人生において大きな財産です。
自分が納得することを第一に
他人の評価を気にするあまり、自分という存在を押しころしながら生きている人がいます。誰かの確認や承認を得ながら生きるというのは、自分の人生を歩んでいません。
他人の人生を生きているようなものです。つまり、他人の言動に振り回されているということです。他人の評価や賞賛は横において、まずは自分が納得するかどうかを第一に考えてみてはいかがでしょうか。
ワガママになろうということではありません。まずは自分こそが重要な存在だと実感することです。
“演じている自分”からの脱却
「いい人になろう」「好かれる人気者になろう」と思っていませんか。それは本来の自分でしょうか。もしかすると演じている自分がいるかもしれませんよね。
ある程度は演じることも必要だと思います。ただ、素の自分が出せないことが続くとストレスになります。
例えば、家庭内の母親を思い出してみてください。「母親というのは毎日料理を作らねばならない」「母親というのは掃除洗濯をしなければならない」「母親というのは…」こんなふうに世間一般的な理想とする母親像を目指し演じようとして疲弊する人がいます。
実際のところ共働きだったり、家庭の事情を抱えていたりして、理想像と自分に差が出てきて追い詰められてしまうのです。
理想像を描くのは立派なことですが、理想像に囚われすぎて「理想像を演じてしまっている自分」に無理が生じてしまいます。無理はしなくていいのです。あるがままの自分でいきましょう。
そもそも人は、他人の人生など気にしていない
あなたが思っているほど、そもそも他人は「他人の人生など気にしていない」と思います。誰しもが自分の人生で精一杯です。
あなただけビクビクとしながら窮屈に生きる必要はありません。
もっと自由に生きてもいいのです。世の中の大半が、あなたの人生に興味がないでしょう。これは悪い意味ではなく、あなたはあなたの人生に興味がある人だけと仲良く付き合い、そうでもない人とはほどよい距離感で付き合っていけばいいと思うわけです。
ストレスを溜めないためにも、全員と平等に付き合う必要はなく、上手に線引をして人間関係を築いていきましょう。
マザー・テレサの深〜い言葉
それでは最後にマザー・テレサの勇気づけられる言葉をご紹介します。世の中には、自分が正しいと思った行動をしたとしても、批判してくる人間は表れます。どんな行動をしようが「気にしない勇気」をもらえる素晴らしい名言です。
人は不合理、非論理、利己的です。
気にすることなく、人を愛しなさい。
あなたが善を行なうと、 利己的な目的でそれをしたと言われるでしょう。
気にすることなく、善を行ないなさい。
目的を達しようとするとき 邪魔立てする人に出会うでしょう。
気にすることなく、やり遂げなさい 。
善い行ないをしても、 おそらく次の日には忘れられるでしょう。
気にすることなく、し続けなさい。
あなたの正直さと誠実さとが、あなたを傷つけるでしょう。
気にすることなく正直で、誠実であり続けなさい。
あなたが作り上げたものが、壊されるでしょう。
気にすることなく、作り続けなさい。
助けた相手から、恩知らずの仕打ちを受けるでしょう。
気にすることなく、助け続けなさい。
あなたの中の最良のものを、世に与えなさい けり返されるかもしれません。
でも、気にすることなく、最良のものを与え続けなさい。
マザー・テレサ
追記:おすすめ本「反応しない練習」
最後に
人のことを気にしすぎて自分から行動を起こせなくて悩んでいる人は「気にしない勇気」をもちましょう。今回ご紹介した方法を参考にしてみてください。
また、マザー・テレサの言葉にもあるように周りがどうであれ「気にすることなく正直で、誠実であり続ける」ことが大事なのだと思います。人の目を気にしてビクビク怯えながら過ごすよりも自分の行動に自信を持ち、肯定した人生を歩みましょう。
今日のクエスト~LevelUpポイント~
●安心できる居場所を持つことが大事!
●評価よりも自分が納得できることを第一に!
●気にしない勇気を持とう!