「新しいことを始めたいけど怖い…」という人は多くいます。確かに新しいことを始めるのには勇気がいりますよね。とくに僕のような内向的な性格の人はわかるのではないでしょうか。
どうも、ねこひげ(@dr_catwhisker)です。
今回は、新しいことを始めるのが怖いというが一歩踏み出す方法について、書きたいと思います。「新しいことに挑戦したいけど怖い…」という人は参考にしてみてください。目次
なぜ、新しいことを始めるのは怖いのか
そもそも僕たちは、なぜ新しい挑戦に恐怖を感じるのでしょうか。これは身の危険から避ける行為でもあると思うのです。大昔は、狩りで危険な場所に行けば行くほど命を落とす危険性も高まりました。
現状の場所という「安定を求める」からこそ、新しいことへの挑戦は勇気がいることだったのです。ただ、未開の地を開拓しなければ、それはそれで生存が危ぶまれました。僕達の先祖は、勇気を振り絞って、ときに挑戦をして、ときに安定を求めてということを繰り返してきたのでしょう。そこから「新しいことへの挑戦への恐怖」が、僕達の体に刻み込まれているのかもしれません。
ただし、今の日本では失敗すると命を落とすというまでの危険性はありません。だからこそ、どんどん挑戦をしていくのはありだと思います。
岡本太郎さんの著書「自分の中に毒を持て」で、岡本太郎さん以下のような言葉を残しています。
「 迷ったら危険な道を選べ 」
強烈なインパクトがある言葉です。そして、物凄くかっこいいです。
「ただ、そうは言っても、そんなのできるのごく一部の人だけでしょ…」と思いませんでしたか。正直、僕は思いました。いや、かっこいいのですが、それができれば苦労はしないと思ってしまったのです。
でも、冷静になって考えてみました。もしかすると「危険な道」というは、本当に危険ばかりがある道というわけではなく、僕の解釈としては「とにかく挑戦しろ」ということなのかなと思うのです。
だから、僕ねこひげ的に言うならば、
迷ったら、とりあえず試してみよう!
ダメなら引き返せばいい
といったところです。
「危険な道に行け」というのは、とにかく未経験や未開拓で不安な道だけど、とりあえず挑戦したほうが人生で有意義になりますよ、ということなのだと思います。
また、今の時代、先ほども書きましたが失敗したからといって命まで落とすことはありません。失敗してもやり直せるのです。僕は、もし失敗しても、また引き返せばいいと思うのです。
人間には「現状維持バイアス」がある
「現状維持バイアス」という言葉を聞いたことがあるでしょうか。現状維持バイアスとは「変化や未知なモノを避けて、現状を維持しよう」という心理のことです。バイアスと、「先入観」「偏見」という意味を指します。
つまり、人には危険を避けて、自分を守りたいという心理が隠れているのです。ただし、ここから学ぶべきことは現状維持が安定かという実はそうでもないということです。
ビジネス用語で「ゆでガエル理論」というものがあります。「ゆでガエル理論」とは、ゆっくりと進行する危機や環境変化に対応することの大切さたとえた話の一種です。
カエルを熱湯の中に入れると驚いて飛び出しますが、常温の水に入れて徐々に熱すると、カエルはその温度変化に慣れていき、生命の危機と気づかないうちにゆであがって死んでしまうという話です
これはビジネスでよく使われる理論ですが、僕ら個人でも言えることです。現状維持バイアスによって「ゆでガエル」になっていてはいけません。現状の甘んじるのではなく、すすんで自ら挑戦していくことの大切さを説いた理論です。
要は、現状維持とは実はゆっくりと下降しているのです。
僕たちが生きる社会は目まぐるしく変化をしています。「現状のままでいいや」と思っていては、あっという間に取り残されてしまいます。現状を維持しようとすることは、もしかすると安定とは程遠い生活になっている危険性すらあるのです。
実は、僕たちが不安に感じるべきなのは「挑戦する危険性」よりも、「現状のままいつづける危険性」のほうなのかもしれません。
一歩踏み出す3つの方法
①準備はほどほどに見切り発車
準備をしているときって楽しいものです。ただ、準備だけで人生が終わってはいけません。世の中には、準備をして「何かに挑戦した気になる人」がいます。
ただ、挑戦した気になっているだけで、まだ挑戦してません。なかには「準備はしているから」と、本来の目的であるはずの行動に移さない言い訳をしてしまっている人もいます。
もし完璧に準備ができたとしても、見切り発車で挑戦した人のほうが先に進んでいることでしょう。ある程度の準備は必要かもしれませんが、「準備万端にしないといけない」という思い込みを取っ払って、とりあえず試してみるほうがよいのです。
失敗するにしても成功するにしても、まずは試してみることが肝心です。見切り発車で動いて、あとは微調整しながら考えるのでもよいと思いますよ。
②最悪のケースを想定する
現状維持バイアスになってしまうのは、「挑戦すると危険があるかもしれない」と考えるからです。この危険を払拭する方法としては、最悪のケースを洗い出すことです。
とにかく、最悪のケースを想定してみてください。「失敗したら恥をかく」「失敗したらお金がなくなる」「失敗したら時間が無駄になる」など、思いつく限り書き出してみるのです。
最悪のケースが想定できれば、「それ以上の最悪のケースはない」と思えるようになります。そうすると、現状維持バイアスを外した状態で重要な意思決定ができるようになることでしょう。
③チャレンジメモをつくる
これは小さな成功体験を実感するという方法でもあるのですが、自分がチャレンジしたことをメモしてください。メモ帳を使ってもいいですし、スマホのアプリに記録してもよいので、とにかく挑戦してよかったことをメモしましょう。
この場合のチャレンジとは、決して大きなチャレンジではなくていいのです。例えば、「いつもと違うカフェに行った」や「他部署の人に自分から話しかけた」など小さなチャレンジで充分です。このように自分の小さな成功体験を記録しておくことで、チャレンジに対する恐怖を抑えることができるようになります。
どっちにしろ後悔するなら、やって後悔しよう
心理学的には「やった後悔」よりも「やらなかった後悔」のほうが大きいと言われています。実際に年配者の話でも「もっと若い頃に挑戦しておけばよかった…」と話される方は多くいます。
やらなかくて後悔するのであれば、迷ったらとりあえず試しにやってみましょう。もしかすると、試しにやっても後悔することがあるかもしれません。
始めた直後は、うまくいかず「やっぱりやらなかったほうがよかったのでは…」と悩むこともあるでしょう。ただ、それでも「やらなかった」後悔より、ずっと少なくなります。どっちにしろ後悔するのであれば、やって後悔しましょうよ。
迷ったら、とりあえず試してみよう!
ダメなら引き返せばいい
最後に
新しいことに挑戦するのは怖いものです。いまだに僕も新しいことを始めるときは足が「ガクガクブルブル」します(笑)それでも、挑戦したほうがよいことであれば、挑戦しようと心がけています。それには勇気も必要ですが…。
世の中には新たな挑戦に恐れずに、いとも簡単に飛び込める人もいますが、僕のように挑戦することに不安を感じる人もいると思うのです。そのような人は、今回ご紹介した内容を参考に、迷ったらとりあえず試してみてはいかがでしょうか。ダメなら引き返せばいいのですから。
今日のクエスト~LevelUpポイント~
●現状維持はゆっくり下降している!
●「やる」後悔は、「やらない」後悔より、ずっと少ない。!
●迷ったらやってみよう!