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「嫌われる勇気」ドラマ化の影響でアドラー心理学が再注目!

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「嫌われる勇気」ドラマ化の影響でアドラー心理学が再注目!

大ベストセラー書になった「嫌われる勇気」がドラマ化になります。2017年もアドラー心理学から目が離せません。

 

僕は「嫌われる勇気」「幸せになる勇気」を読みアドラーの魅力に引き込まれました。「嫌われる勇気」に関してはオーディオブックでも聞きました。そこで、今回は改めてベストセラー「嫌われる勇気」の魅力について振り返りたいと思います。ドラマの予習と思って気軽に読んでください。

 もくじ

2017年“嫌われる勇気”ドラマ化!

昨年末に「嫌われる勇気」がドラマになるというニュースを見ました。正直、驚きました。確かに有名な本でしたが、まさかドラマ化になるとは思いもしませんでした。

 

ドラマは 1月12日からフジテレビ系で放送スタートで、女優の香里奈さんが主演です。ドラマの内容はアドラー心理学を体現する主人公が難事件に挑んでいく刑事ミステリーのようです。

 

アドラー心理学とミステリーがどのように結びついていくのか楽しみです。

 

原作はベストセラー書「嫌われる勇気」

アドラー心理学を知らない人でも、この「嫌われる勇気」は聞いたことがある人も多いのではないでしょうか。本屋に行けば、目立つところに置いてあります。

 

嫌われる勇気―――自己啓発の源流「アドラー」の教え

嫌われる勇気―――自己啓発の源流「アドラー」の教え

 

 ◆アマゾンの内容紹介

世界的にはフロイト、ユングと並ぶ心理学界の三大巨匠とされながら、日本国内では無名に近い存在のアルフレッド・アドラー。
「トラウマ」の存在を否定したうえで、「人間の悩みは、すべて対人関係の悩みである」と断言し、対人関係を改善していくための具体的な方策を提示していくアドラー心理学は、現代の日本にこそ必要な思想だと思われます。

 

この本の面白いところは、哲学者と青年の対話篇形式によってアドラー心理学が説明されいます。青年がアドラー心理学に関しては無知なところからストーリーが展開していくので、僕たち読者は疑似体験しながら哲学者の話を読み進めることができます。

 

哲学者が最もな説明をするのですが、「そうは言っても、そんな簡単じゃないでしょ!」という風に青年が反論をしていきます。そして、哲学者がわかりやすくアドラー心理学をもとに人生訓を説明してくれます。読者はいつの間にか、アドラー心理学に魅了され受け入れているのです。

 

この本の醍醐味は、難しいアドラー心理学を対話形式で説明していくというストーリーにしたところです。普段、本を読まない人でも読みやすいのではないでしょうか。

 

いくつか気になるポイントをご紹介します。

人はトラウマに苦しむのではない

「いかなる経験も、それ自体では成功の原因でも失敗の原因でもない。われわれは自分の経験によるショック、いわゆるトラウマに苦しむのではなく、経験の中から目的にかなうものを見つけ出す。

自分の経験によって決定されるのではなく、経験に与える意味によって自らを決定するのである」と。

アドラーは自分を苦しめる原因はトラウマではないと断言します。つまり、トラウマと思える出来事も、どう受け止めるか自分次第ということです。「苦しみ」と受け止めれば苦しみなのです。「苦しみ」の原因はトラウマではなく、自分の選択にあるというのがアドラー流の考えです。

 

アドラー心理学では原因論ではなく、目的論で語られます。

 

アドラーの言葉に「不安だから、外出できないのではない。外出したくないから、不安を作り出しているのだ。「外出しない」という目的が先にあるのだ。」というものがあります。苦しみの原因が目的にあると考える目的論を表した言葉です。

 

「他者との比較」ではなく「理想の自分との比較」

ほかの人との比較ではなく、理想の自分と比較しましょう。わたしたちは年齢や性別、経験、文化、考え方、外見など、みんなちがっています。けれども、「『同じではないけれど対等』なのです。」

 

「いまの自分よりも前に進もうとすることにこそ、価値があるのです。」

「どうせ自分なんて…」そんな風に考えたことがある人もいるのではないでしょうか。アドラー心理学では、健全な劣等感は他者との比較のなかで生まれるのではなく、『理想の自分』との比較から生まれるものと考えられています。

 

人はどうしても他者と比較して自分が劣っているのではないかと悲観的になります。このような状態を「劣等コンプレックス」と言います。「劣等コンプレックス」は自分を苦しめる原因になります。

 

他者と比較するのではなく、理想の自分と比較することが大切です。

 

人間の悩みは、すべて対人関係の悩みである

「人間の悩みは、すべて対人関係の悩みである」。これはアドラー心理学の根底に流れる概念です。もし、この世界から対人関係がなくなってしまえば、それこそ宇宙のなかにただひとりで、他者がいなくなってしまえば、あらゆる悩みも消え去ってしまうでしょう。

アドラーは「人間の悩みは、すべて対人関係の悩みである」と断言しています。 確かに仕事、家庭、恋愛など思い起こせば悩みには人が関わっています。

 

アドラーの考えで好きなのが「自分と他者の課題を分離する」というものです。アドラーは言います。「あなたが悩んでいる問題は本当にあなたの問題だろうか。その問題を放置した場合に困るのは誰か、冷静に考えてみることだ。

 

つまり、冷静になった自分の問題なのか他者の問題なのか分ける必要があります。例えば、あなたが陰口を言われてるとします。それは「相手があなたをどう感じるか」は相手の課題だというのがアドラー流の考えです。自分の課題は自分で解決し、他者の課題には土足で踏みこまないことです。

 

アドラー心理学の詳細はこちらからどうぞ!

嫌われる勇気―――自己啓発の源流「アドラー」の教え

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幸せになる勇気―――自己啓発の源流「アドラー」の教えII

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最後に

2017年「嫌われる勇気」がドラマ化になり、ますますアドラー心理学が注目されています。アドラー心理学の勉強を始めると、新しいことや、今までとは違ったことを学びます。正直に言って、なかには簡単に実践できないこともあります。

 

ただ、アドラーの考えは、これからの生き方にとても役立つものだと実感しています。とくに人間関係で迷いや不安がある人にはアドラー心理学は参考になると思います。

 

アドラーが曰く「人間は自分の運命の主人公である」という考えを胸に秘め、日々を過ごしていきたいですね。

 

www.cocoro-quest.net


今日のクエスト~LevelUpポイント~

  • 理想の自分との比較しよう!
  • 人間の悩みは、すべて対人関係の悩みである!
  • とりあえず本読んで、ドラマも見よう!

To be continued…