恋人に「私のどこかが好き?」って聞いたことありませんか?女性だけじゃなく、男性でも「俺のどこが好き?」って聞いたことがある人もいるでしょう。
実は、心理学的には、この「自分のどこが好きか」というのは聞かないほうが長続きしやすいと考えられています。
もくじ
「自分のどこか好き?」を言わない方がいい理由
付き合っているカップルなら、もしかすると「自分のどこかが好きなの?」って聞いたことがある人もいるでしょう。
ただ、この「自分のどこが好き?」は聞かないほうがより長続きすると考えられます。
好きな理由は案外あいまい
「優しいから好き」「かっこいいから好き」「可愛いから好き」など表面的に好きな理由があります。ただ、表面的であって実は「なぜ好きなのか」というのは曖昧でわからないものなのです。
この曖昧さが良かったりするのが恋愛です。好きな理由、つまり「付き合っている理由」を明確にすることは関係が覚めるリスクがあります。
例えば、「どこが好きなの?」と聞いて良い反応が返ってくることもあれば、もしかすると悪い反応が返ってくる可能性も十分に考えられるからです。
C夫とL子の会話
下記のC夫さんとL子さんの例を見てみましょう。
良い反応の場合
私のどこが好き?
気配りができて料理ができてかわいいところだよ
わーうれしい!ありがとう!
一見、いい結果ですよね。ただ、「自分のどこが好きか」と尋ねることが、このように良い結果ばかりとは限りません。 好きな理由を明確化させているのですから、好きな理由が見つからない可能性もあります。
悪い反応の場合
私のどこが好き?
えーっと… (あれ、どこがすきだっけ?)
えーっと…って、好きじゃないの?
いや…それ…は… (あれ、本当は好きじゃないのかも…?)
このように、好きな理由が見つからない場合があります。まだ、付き合って間もない頃なら、こんな風になることもありませんが、付き合って年数がたつと、付き合はじめの頃の好きだった理由が変わる多少変わってくるのです。
それこそ、いつまでも若々しさを保つことも難しいですし、付き合い初めのころは気を使ってくれていたかもしれませんが最近はそうでもない…なんてこともありえます。
付き合い理由を明確化することが、別れる原因になるのはそのためです。
好きなことを聞かれるのはプレッシャーになる
好きなことを言語化させられるのって結構プレッシャーになったりもします。相手の心に響くように伝えようと思ってしまうからです。
「もし気分を害することを言ってしまったらどうしよう」とか考えてしまうものなのです。相手がプレッシャーになることを、あえてする必要はないですよね。
聞きたくなるのは、そもそも不安だから
付き合っている理由を確かめたいのは、心のどこかに不安があるからです。その不安を解消させるために、相手に「どこか好きなの?」と確かめようとします。
ここで不安を解消させるのであれば「行動で示す」ことをオススメします。例えば、いつも違う料理を振る舞ってみる、ちょっと贅沢なデートに招待してみる、プレゼントを送ってみるなど、行動で示したほうが、相手も気分がよくなって好意的に見てくれることでしょう。
逆に「どこか好き」って聞かれたらどうしよう?
相手に、「どこか好きなの?」って聞かれた場合の対処法は、前述の通り、曖昧さを出してを言っておけばとりあえずは合格だと思います。
例えば、「一個には絞れないな」「いっぱいあるよ…」「全部好きだよ」と相手にも自分にも言い聞かせるような返答をしておくと良いでしょう。
確認するよりも「魅力的になる」方に注力する
自分に魅力があれば、「自分のどこが好き?」と確認することはありません。だからこそ、確認をするよりも魅力的な自分になることが大切です。例えば、ダイエットを始める、料理を覚える、勉強をする…など自分磨きをしましょう。
魅力的な自分になれば、相手からも好意的に見てくれるでしょう。また、万が一別れることになったとしても自分磨きをしたという経験は次の恋愛にも活かせます。
最後に
「なんとなく付き合っていて楽しいから好き」そんな風な恋愛でも良いのではないでしょうか。毎回、付き合う理由を明確化していては、付き合う理由の消滅とともに恋愛関係も消滅してしまうこともありえます。
長く付き合えば付き合うほど、最初の頃のような恋愛感情ではなくなります。変化を楽しむことが大切です。ただ、恋愛も両者のバランスでどちらかが変化に適応できないとき、バランスを崩してしまい別れることにもなってしまいます。
もし「どこか好きなの?」と聞きたくなれば、好きだということを行動で示せばいいのです。長続きしたければ、「なんとなく好き」という曖昧さも大切だというお話でした。
今日のクエスト~LevelUpポイント~
- 相手のプレッシャーになる質問はしない!
- 好きか確かめるのは自分が不安だから!
- 魅力的な自分になろう!
To be continued…