人間は、思ったよりも「自分を知る」ことは難しいものです。「俺は自分のこと、わかっているぜ！」という人に限って、あまり自分のことをわかっていません。
どうも、ねこひげ先生(@dr_catwhisker)です。
今回は『自分の行動を「他人」のように観察しよう』というお話です。自分をアップデートしたい人は読んでみてくださいね！
目次
能力が低い人ほど自信たっぷりに…
心理学で「ダニング＝クルーガー効果」というものがあります。簡単に言ってしまえば「能力の低い人ほど自信にあふれ、本物の実力を持つ人ほど自らの能力に疑いを持つ」心的的エラーです。
では、なぜ能力が低い人ほど自信たっぷりに振る舞ってしまうのでしょうか。これには理由があります。実は能力の低い人は「自分の能力」を把握する能力も低いのです。うーん、ツラい。。。
このような残念な心理的エラーを起こさないようにするためには、どうすればいいのでしょうか。そのためにも自分の行動を「他人」のように観察することが大事なのです。
自分を「他人」のように観察する３つのポイント
①行動を箇条書きにしよう
まずは自分の行動パターンを把握する必要があります。そのためには、自分の行動を箇条書きにして行動の整理をしていきましょう。
あなたは、朝起きて、夜眠るまでどのような行動をしているでしょうか。とにかくシンプルに書き出していくことがポイントです。自分自身の行動パターンを整理することで自己認識が深まっていきます。
②1日の最後に振り返ろう
夜、眠りにつく前に、その日の行動を振り返る時間を設けましょう。「その日、どのような行動をしたのか。なぜ選択したのか。良かったこと。反省すること。改善できるポイント。感謝できること」など、思いつくままに、その日を振り返ります。
この振り返りをしっかりと行うことで、「自分はどんなことを考え、どんな行動をとっているのか」など客観的に見れるようになっていきます。「イリイスト日記」もおすすめですね！
③1ミリずつでも改善する
自分を「他人」のように観察していくことと、あるとき自分の欠点に気づくことがあります。欠点に気づいたからと言って、落ち込む必要はありません。
なぜなら、自分の欠点に気づいた時点で、これまでより一歩成長しているからです。自分を客観的に見れている証拠でもあります。先述の通り、能力の低い人は「自分の能力」を把握する能力も低いことがわかっています。
自分を客観的に観察して欠点に気づけるのは大きな成長でもあるのです。その上で、最初から完璧さを追求しないことが大事です。「はやく欠点を改善しないと！」と焦る人もいます。
ですが、わずか1ミリずつでも改善できれば、小さな改善が積み重なって、大きな進歩につながるものです。地道な作業かもしれませんが、きっと将来的には深い喜びにつながる大切な作業になります。
自分を「他人」のように観察できれば不安を断ち切れる
自分を「他人」のように観察できる大きなメリットが「不安を断ち切れる」ようになることです。
人が不安になるのには「不安習慣」が隠れています。ついつい考え込みすぎてしまう、失敗について思い悩みすぎる、やらなければいけないことを後回しにする、など不安を増幅させてしまう要因が習慣の中にあるのです。
この「不安習慣のループ」から抜け出す必要があります。そのためにも効果的なのが自分を「他人」のように観察することです。
「自分を観察するのなんて難しいよ」と思う人は、もっと自分自身に興味関心を向けてみましょう。好奇心をもつのです。
自分に好奇心をもって観察する習慣が身につけば、不安を未然に防ぐことができるようになりますし、正しく不安と向き合うことができます。不安を建設的なパワーに変えるきっかけが見つかるはずです。
今回は『自分の行動を「他人」のように観察しよう』というお話でした。
自分の行動を「他人」のように観察するためには、まずは自分の行動を整理すること。つまり、1日の行動を箇条書きにして、眠る前に振り返ってみましょう。そうすることで、自分の行動パターンが見えてくるはずです。
その上で、自分の欠点に気づき、1ミリずつでも改善していけば大きな成長につながっていきます。焦らなくて構いません。自分のペースで前向きな行動につなげていきましょう！
今日のクエスト~LevelUpポイント~
●能力が低いと自分の能力の低さにも気づかない！
●自分の行動パターンを客観的に整理しよう！
●1ミリずつでも改善しよう！