苦手な仕事や嫌いな掃除など気が進まない作業に取り掛かるのは、誰だって億劫です。
「本当に、これやって意味あるのかな…」と考えてしまい、作業に身が入らないという人もいるのではないでしょうか。
どうも、ねこひげ(@dr_catwhisker)です。
今回は気が進まない作業に取り組みたいときは「無心の力」に頼ろうというお話です。目次
面倒くさい作業が思うように進まない
苦手な仕事や面倒くさい掃除などに、どうしても気が乗らないということもあるでしょう。このような雑務が思うように進まないという経験は誰しもがあると思います。
このとき思考では「この作業って、やる意味があるのかな…?」と考えてしまっています。「意味があるのか」という思考が、ただでさえ気が乗らない雑務をさらに億劫にさせていきます。
あなたはどんな作業に気が乗らないでしょうか。
例えば、仕事で言えば「伝票整理」や「ファイリング」などの雑務、家庭で言えば皿洗いやトイレ掃除など人それぞれあるかと思います。
このとき「この作業って意味あるの?」と思うことが先延ばしになってしまう大きな原因です。意味付けはしなくていいのです。
「ちょっとまって!アドラー心理学で意味付けは大事って言ってなかったけ?」という心理学好きな方もいるかもしれません。
確かにアドラー心理学では、「意味づけ次第で世界はまったく違ったものに見え、行動も違ってくる」と考えられています。例えば「子供時代に、いじめられた経験」を前向きに意味づけできれば、その後の生き方や行動は大きく変わってくるという考え方です。
だから、意味付けは大事なのです。ただし、あくまでもアドラー心理学の意味付けは、過去の経験に「どのような意味を与えるか」によって自らの生を決定するかという考えです。
僕らが生きていくすべての行動に意味づけをすることは不可能です。というか、すべてに「この意味は?」と問いていては疲弊してしまいます。
だから、この場合アドラーが言う意味付けはとは異なります。
僕は気が進まない作業に取り組むためには「これは何の役に立つのだろうか」という考えを手放すことが大事だと考えます。
これは何の役に立つのだろうかを手放す「無心の力」
面倒くさい作業に取り掛かるときは、あえて「これは何の役に立つのだろうか」という発想を手放してみましょう。
ただもう無心になって作業に没頭するのです。
無心になる瞬間というのは、不平不満が入る隙がありません。だからこそ、一つひとつの動作を丁寧に取り組みやすくなると考えます。
体を動かすと無心になる
無心になる手っ取り早い方法が、とにかく「体を動かす」ことです。不安やネガティブな感情が湧いてきても、受け流して行動を続けてみてください。
例えば、掃除、洗濯、トイレ掃除などの家事を、意味など考えずにただただ体を動かすのです。おのずと、無心になっているはずです。
1日10秒マインドフルネス
精神科医である藤井英雄さんの著書「1日10秒マインドフルネス」では、「ながらマインドフルネス」というものが紹介されています。
この「ながらマインドフルネス」なら、立っているときも、座っているときも、歩いているときも、仕事しているときも、休憩しているときも、遊んでいるときも、マインドフルネスのエクササイズになるのです。(「はじめに」より)
無心になるとは、言い換えると「今ここ、この私に徹する」ことです。まずは「呼吸」「歩く」「聴く」など日常的な行動にマインフルネスを取り入れてみるのも良いかと思います。そして、億劫になる前に作業に取り掛かりましょう。
考えすぎると行動できなくなる
気が重くて動けないこともあるでしょう。このとき、もしかすると考え過ぎなのかもしれません。「これ意味あるのか?」「評価されるの?」「無駄になったらどうしよう?」など、考えすぎると行動に移せなくなった経験はありませんか。
「考えすぎ」は、思考を通じて成長できます。ただし、その反面で精神的な疲れや、ストレスにつながってしまう側面もあります。あれやこれやと考えるのは、思った以上にエネルギーを消費してしまうものです。
「考えすぎて行動できない」という人ほど、無心になることが大事です。即時行動することでエネルギーの消費を最小限に防げます。
最後に
気が進まない作業というのは先延ばしになりがちです。もし、やらなくていいのであれば「やらない」という選択もありかと思います。
ただ、いつかはやらないといけない作業であれば「無心の力」を頼ってみませんか。
今日のクエスト~LevelUpポイント~
●「意味付け」は使い分けよう!
●考えすぎると行動ができなくなる!
●雑務は「無心の力」で実行しよう!