人生において「毎日、ハッピーなことばかり!」は、まずありません。どんな人にも嫌な出来事ぐらい起こるものです。
嫌な出来事があってもいいのです。そんなときは「自己受容の4行日記」をつけましょう。
どうも、ねこひげ先生(@dr_catwhisker)です。
今回は『嫌な出来事があった日は「自己受容の4行日記」』というお話です。もっと自分を好きになりたい人は参考にしてみてくださいね。
目次
誰だって「嫌な出来事」ぐらいある
誰だって、生きていれば嫌な出来事ぐらいあります。
世の中には「俺にはハッピーなことしかおきない!」と思い込もうとするスピリチュアル気質の人もいるかもしれません。ただ、このような無理なポジティブ思考は現実が見えていないので、結果的にメンタルが悪化してしまうんですよね。
幸せじゃないのは自分に問題があるせいだと責め立てられるようなポジティブ思考の押し付けによって、アメリカの鬱病患者はかえって増加していると訴える専門家もいる。
嫌な出来事をみないフリをするのではなく、一度は嫌な出来事にも目を向けることが大事です。
そのためには「自己受容の4行日記」がおすすめです。
「自己受容の4行日記」とは?
精神科医の樺沢先生が自己否定感の強い人にすすめているのが「自己受容の4行日記」です。
1日の終わりに、その日起きたよかった事を3つ思い出して書く「ポジティブ3行日記」は聞いたことある人も多いのではないでしょうか。当ブログでも何度かご紹介したことがある「スリーグッドシングス」とも言いますね。
「ポジティブ3行日記」の前に、“今日のネガティブな出来事” を1行追加したもの。それが「自己受容の4行日記」です。
自己受容の4行日記
【目的】
「自己否定感」をリセットして「ゼロ」にすること(これを自己受容という)
【書き方の例】
●仕事でミスをして、上司に叱られた。
→誰にでもミスする事はある。今の自分でOK!
●昼、新しくオープンしたラーメン屋に行ったらおいしかった
●自分が出した企画書が高く評価されて嬉しかった
●仕事を早く終えてジムに行って気持ちいい汗を流した
→今日も全体を通せば楽しい1日だった!
出典:
精神科医が教える ストレスフリー超大全――人生のあらゆる「悩み・不安・疲れ」をなくすためのリスト No.3544より引用
ポイントとしては、ポジティブ・ネガティブいずれにもフィードバックを1行ずつ書き加える点です。
- ネガティブなフィードバック:自分を認める言葉
- ポジティブなフィードバック:1日を要約しながら自分を肯定して締めくくる言葉
ロサダの法則(3対1の法則)
心理学でロサダの法則(3対1の法則)というものがあります。
簡単に説明するとポジティブな感情がネガティブな感情を、3:1の比率を上回っていれば、人生がうまくいくというものです。(ちなみに後に「3対1の法則」に数学的根拠がないと否定をされています)。
「自己受容の4行日記」は、ロサダの法則(3対1の法則)に近しいものを感じますね。実は、ロサダの法則(3対1の法則)は数学的には否定されていますが、ポジティブな感情がネガティブな感情を上回っておくとよいのは間違いありません。
つまり、ネガティブな出来事をしっかりと認識した上で、ポジティブな出来事に目を向けることが大事なのです。
ネガティブの裏に、実はポジティブな出来事もある
ネガティブ思考な人に限って、嫌な出来事があるとネガティブな出来事で頭がいっぱいになります。ついつい「私はダメだ」「全く良いことがない」と否定的な思考になってしまうのです。
ただ、実はネガティブな出来事に隠れてポジティブな出来事も起こっているんですよね。その点に気づかせてくれるのが「自己受容の4行日記」の良いところです。
しかも、「自己受容の4行日記」は無理にポジティブ思考になろうともしません。客観的にネガティブな出来事とポジティブな出来事を認識し、思考のバランスを保ったフィードバックをします。
今回は「自己受容の4行日記」について書きました。自己否定がクセになっている人は、ダメなところや失敗ばかりに目を向けがちです。
「自己受容の4行日記」は毎日、書く必要はありません。嫌な出来事が起きた日にでも書いてみて、自己受容を高めてみてはいかがでしょうか。
おすすめ書籍
今日のクエスト~LevelUpポイント~
●無理なポジティブ思考はメンタルにも悪影響!
●ポジティブな感情がネガティブな感情を上回っておくと良い!
●さっそく自己受容の4行日記を書こう!