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発売20日で5万部突破したうつ病脱出漫画「うつヌケ」

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発売20日で5万部突破したうつ病脱出漫画「うつヌケ」

躁うつ病を含む気分障害 患者数111万人は過去最多(厚生労働省平成26年患者調査)とも言われています。誰もがいつなってもおかしくないのが「うつ病」です。

 

そんな「うつ病」を題材にした漫画「うつヌケ うつトンネルを抜けた人たち」が素晴らしく良かったのでご紹介します。

 もくじ

「うつは心の風邪」…って違うから! 

うつ病は誰でもかかるもの、だから「うつは心の風邪という言葉を聞いたことがある人も多いかと思います。ハッキリ言って、これは誤解を生む表現で、うつ病は風邪なんてなまやさしいものじゃありません。

 

心の病気が原因で生活が困難になる場合もあります。生きることが辛くなることもあります。うつ病は、気楽な病気ではなく深刻な国民病といえます。また、うつ病になっている本人だけでなく、夫・妻・親・恋人・友人・職場の人など、周囲もどのように理解しどうすればいいのかわからない状態にあります。

 

そこで、今回は「うつヌケ うつトンネルを抜けた人たち」という漫画がよかったので、ご紹介しますね。

うつヌケ うつトンネルを抜けた人たち

Amazonの内容紹介

著者自身のうつ病脱出体験をベースにうつ病からの脱出に成功した人たちをレポート。うつ病について実体験から知識を学べ、かつ悩みを分かち合い勇気付けられる、画期的なドキュメンタリーコミック!

 

ギャグ漫画『ドクター秩父山』、『神罰』で知られる漫画家・田中圭一さんによる「うつ経験者を取材、それぞれのケースを描いたドキュメンタリーコミック」です。

 

  • 生真面目
  • 気が小さいが前向き
  • 責任感強し
  • 自分がすべて悪いと思い込む
  • 自分が嫌いになる

このような考えになりがちな人は、心の病気になりやすい傾向にあるようです。もし心当たりがある人は注意です。

 

本書では、著者が17名もの人を取材した短編として描かれています。だから、あらゆるパターンのうつ病について読むことができます。そして、どのようにうつ病から脱出したか書かれてあります。

 

気になったポイントを、ちょっとだけご紹介します。詳しくは、ぜひ漫画を読んで下さい。 

 

自分をきらいになるから、これは真理だと思うの

なぜ人はうつになるのか?という問に、本書では「自分をきらいになるから」と記されています。もし、「私、この場からいなくなればいいのに!」という言葉を自分じゃなく他人に言ったらどうなるでしょうか。おそらく、人間関係が破綻します。他人に気を使うように自分にも気を使うことが大切です。

 

うつトンネルに向かって突進していたような状況に奥さんがポイントを切りかえてくれたんですから

本書で、仕事に行きたくない気持ちを打ち消しながら働いていたという人が紹介されています。仕事が辛いと思っていところ、奥さんが「つらいならやめちゃえば?」と言ってくれて「そんな選択肢もあったんだ」と気づかせてくれたというエピソードが記されています。

 

心の病気に悩んでいる人にとって言葉は相手を深く傷つけたり、混乱させたり、苦しめたりする可能性があります。逆に本書のエピソードのように身近にいる人だからこそ回復を後押しすることもできます。

 

脳を休ませて身体の声を聞く

身体がつらい状態なのに、「がんばらなければいけない」「もっとできるはずだ」と脳が無理やり身体をつきあわせようとしてもバランスが狂います。

 

うつは「なる」ものじゃなくて誰の心の中にも「眠っている」ものだと思うんです。 

心が弱っているときにストレスを感じたり、気温差や気圧差が原因だったり、 うつになる原因は様々です。

 

最後に

この漫画、発売から20日で5万部突破したようです。それほど現代人が、心の病気に対して関心があることが伺えます。著者自身が、50歳のときに「うつ経験者」であり、そうした経験を元に計17人に取材をして漫画にしています。だからこそ、どのように脱出したかというストーリーが詳しく記されているのです。

 

この漫画、自分には関係ないからという人にも読んでほしいです。それぐらい、良かったです。というか、このような漫画が、もっと世間に広がれば心の病気が軽いものではなく深刻に考える必要があるものだと知れわたるのではないでしょうか。

ぜひ、手にとってみてください。

 

 

今日のクエスト~LevelUpポイント~

  • 心の病気は気軽なものではない!
  • 焦らずゆっくりいこう!
  • 「うつヌケ」おすすめです!

To be continued…