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叱る上司はマネジメントスキルが低い!「叱る」よりも「褒める」が有効な理由

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叱る上司はマネジメントスキルが低い!「叱る」よりも「褒める」が有効な理由

もし、あなたは上司から叱られたときどう感じるでしょうか。そのとき「よし、次はがんばろう!」と思いますか。ほとんどの人は、気分が落ち込み、モチベーションも低下してしまうことでしょう。

 

モチベーションをあげるためには「叱る」よりも「褒める」が有効なのです。

 

 

どうも、ねこひげ先生(@dr_catwhisker)です。

今回は『叱る上司はマネジメントスキルが低い!「叱る」よりも「褒める」が有効な理由』というお話です。

 

 

目次

「叱る」は過大評価されている

 

モチベーションをあげるためには「叱る」よりも「褒める」が有効なのですが、実際には(まだ、このご時世でも)叱ることが正義だと勘違いしている上司が存在します。

 

〈叱る依存〉がとまらない』の著者である臨床心理士・公認心理師の村中直人さんは「叱る」行為が過大評価されていると指摘しています。

 

「きちんと叱らないとダメだ」と考える人は多い。たとえばレストランで子どもが騒いでいるときに、親に「なぜ叱らないんだ」という視線を送る人は少なくないだろう。また人に教える立場の人が、「きつく叱られる経験がないと成長しない」と考え、厳しく叱責することもある。村中さんいわく、彼らは「叱る」を過大評価している。

出典:「叱る」はエスカレートする。 (2022年3月20日) - エキサイトニュース

「叱る」は過大評価されている

 

かつては、上司がビシッと叱れば、叱られた側の部下は嫌な思いしたくなくて成果をあげる努力をする……というロジックでした。

 

しかし「叱る」にはそんな大した効果はありません。現代では、むしろ「ほめる」行為が一般的になりつつあります。

 

中小企業も対象になった「パワハラ防止法」

中小企業も対象になった「パワハラ防止法」

叱る行為は、行き過ぎるとパワハラになりかねません。「叱る側」には「自分たちが正義である」という意識が常にあります。この間違った意識がパワハラにつながります。

 

「叱る上司はマネジメントスキルが低い!」このような考え方が世間に広まる必要があるのではないでしょうか。

 

ちなみに2020年6月にパワーハラスメントの防止に関する法律(改正労働施策総合推進法)が施行され、中小企業も2022年4月にその対象となりました。

 

●「パワハラ防止法」における事業主の義務

  1. 事業主の方針等の明確化及びその周知・啓発
  2. 相談(苦情を含む)に応じ、適切に対応するために必要な体制の整備
  3. 職場におけるパワーハラスメントに係る事後の迅速かつ適切な対応
  4. 1~3までの措置と合わせて、相談者・行為者等のプライバシーを保護すること、その旨を労働者に対して周知すること、パワハラの相談を理由とする不利益取扱いの禁止

出典:中小企業も対象に!「パワハラ防止法」義務内容・罰則・就業規則のポイント

 

社会的にもパワハラは問題視されており、企業はパワハラ防止の処置を取ることが求められています。いまいちど、働く人(とくに管理職にあたる人)は「叱る」について考え直さなければいけないのではないでしょうか。

 

大事故につながる可能性も…

大事故につながる可能性も…

平成17年に、乗客106人が死亡したJR福知山線脱線事故がありました。この脱線事故の遠因として、運転士に対する懲罰的な教育対応があったとも言われています。

 

福知山線脱線事故では、事故を起こした運転士が直前に停車駅でオーバーランし、車掌にミスを軽減して指令所に報告するように促していた。

 

 この隠蔽の背景には、ミスをした社員に課す「日勤教育」と呼ばれる懲罰的な社員教育があったとされている。事故後、JR西では事故に至らないオーバーランなどの大半のミスは、すでに懲戒対象から外した。

 

出典:ヒューマンエラー懲罰的な対応やめます、JR西「非懲戒」方針 ミス報告しやすく隠蔽防げ!…福知山線脱線事故教訓に(1/2ページ) - 産経ニュース

 

教育体制が、大きな事故につながる可能性があるのであれば、組織は変革する必要があります。JR西日本では「叱る文化」から「褒める文化」に変わっていったようです。

 

能力よりも努力を褒めていこう

能力よりも努力を褒めていこう

「叱る」よりも「褒める」ことのほうがモチベーションアップに繋がるのは間違いありありません。ただ、褒めるにもポイントがあります。

 

それは、能力よりも努力を褒めることです。

 

スタンフォード大学のキャロル・ドゥエック教授の研究があります。子どもたちに難しい問題を解かせて、その後で両親にほめ言葉をかけてもらうというものでした。結果、テストの努力をほめられた子どもは、テストの成績があがったようです。

 

上司が部下を褒めるときも同様に、部下が成績をあげるに至った「能力」を褒めるよりも、結果に至るプロセスである本人の「努力」をほめてみましょう。

 

ねこひげ的まとめ

今回は「叱る」よりも「褒める」が有効な理由についてお話をしました。

 

「叱る」行為は過大評価されている傾向にあります。「きつく叱られる経験がないと成長しない」と考え方は古く、このご時世「叱る」ことで統制を図る行為は時代錯誤です。

 

思考停止するのではなく、時代に合わせて思考をアップデートしていきましょう。「叱る上司はマネジメントスキルが低い!」こんな考え方は広まれば、パワハラも減少し、社会がより働きやすい環境になっていくかもしれませんね。

 

おすすめ書籍

 

 

 

 

今日のクエスト~LevelUpポイント~

●叱る上司はマネジメントスキルが低い!

●叱る行為は、大きな事故につながる可能性も!

●能力よりも努力を褒める!