日々、SNSやブログ、ユーチューブなどでアウトプットをしている人もいるかと思います。または、ネットに限らずに友人との会話、仕事場でもアウトプットを実践している人もいるのではないでしょうか。
どうも、ねこひげ(@dr_catwhisker)です。
今回は『アウトプットはどんな目的でするのか?』というお話です。目次
意外と日常にはアウトプットする場が多い
あなたはアウトプットをしていますか。
「アウトプットは大切だ」と聞くことも多いかと思います。そもそもアウトプットとは何でしょうか。
アウトプットは英語で『output』と書き、日本語に訳すと出力や産出という意味になります。ただ、日本のビジネスシーンでよく使われるアウトプットは「発信する」「表現する」「説明する」「口にする」などの意味合いで使われることが多いです。
では、改めて日常であなたはアウトプットをしているか考えてみてください。
実はビジネスシーンに限らず、日常にもアウトプットをする場がたくさんあります。たとえばブログをSNSをやっている人なら、まさに「ブログorSNSで発信する」ことがアウトプットになっています。
また、自分が詳しい知識や学んだ知識を、職場の後輩に教えるのもアウトプットの一つです。家族や友人との会話もアウトプットにもなるでしょう。
では、アウトプットの目的を何でしょうか。あらかじめ目的を知っておくことで、アウトプットの効果を高めることが期待できます。
記憶に留める
まず考えられるのが「学んだ知識を記憶に留める目的でアウトプットする」です。
本を読む、テキストを読む、先生から説明を聞くなどの行為がインプットだとしたら、確認テストを行う、学んだ知識を誰かに説明するなどは、アウトプットになります。
米パデュー大学のカーピック博士は『サイエンス』誌の2008年2月15日号で、「入力を繰り返すよりも、出力を繰り返すほうが、脳回路への情報の定着がよい」と報告しています。
この実験ではアウトプット(確認テスト)をしたグループと、覚えるだけに集中したグループに分けました。すると、途中アウトプット(確認テスト)しながら覚えたグループのほうが成績が良かったのです。
グループ1と2に共通するプロセスは何かといえば、確認テストで40個すべてをテストしながら覚えたという点である。一方、グループ3を見てみると、学習は毎回40個について行っているが、確認テスト、つまり思い出す練習は、苦手な単語に対してのみ行った。
出典:潜在“脳力”:【1】脳は「入力」より「出力」で覚える(2/2ページ):nikkei BPnet 〈日経BPネット〉
知識を記憶に定着させたい場合は、覚えるだけでは不十分でアウトプットすることが大事です。米パデュー大学の研究のように確認テストを行うのもいいでしょうし、身近な人に説明するのも効果が期待できます。
行動を変える
アウトプットは行動を変える目的もあります。
たとえばあなたがダイエットをしたい思ったとします。初めは本やブログでダイエットに関することを学ぶでしょう。どんな効率的な痩せ方があるのか、どんな鍛え方が自分にあっているのかなど学びます。
ただ、ご存知の通り学んだだけでは痩せませんよね。残念ながら体も引き締まりません。学んだダイエット法を「行動に変える」からこそ意味があります。
つまり、学ぶことがインプットだとしたら、行動に変えることがアウトプットです。
頭の中の整理
インプットした情報や知識をアウトプットする(発信したり、表現する)ためには頭の中で整理する必要があります。
どう発信すればわかりやすいか、どう表現すれば伝わるかなど頭の中で整理しなければ良質なアウトプットにはなりません。
どんどん頭の中に入れた知識は、アウトプットをすることで頭の中が整理できるのです。
自己成長する
最後は自己成長です。
自己成長目的でもアウトプットには意味があります。むしろ自己成長するためにはアウトプットが欠かせないのではないでしょうか。
スキルアップしたい、能力を上げたいものがあればアウトプットをしたほうがいいのです。
あなたにも「こうなりたい」という理想像があるかと思います。その理想像に近づくためにもアウトプットを活用してみてはいかがでしょうか。
どんな目的でアウトプットをするのかを知っておいたほうが、何も知らないよりかはアウトプットの効果も期待できます。
アウトプットには、多くのメリットがあります。でも中には「アウトプットのメリットはわかったけど、どんなことをアウトプットすればいいのだろう?」と思う人もいるかもしれません。
そんな方は、何でもかんでもアウトプットをするのは困難なので、まずはじめに取捨選択をして「自己成長したいことを目的にアウトプットをする」と良いのではないでしょうか。
今日のクエスト~LevelUpポイント~
●アウトプットは記憶の定着にも効果的!
●アウトプットは自己成長につながる!
●日常的にアウトプットをしていこう!