スポーツにしても仕事にしても「勝利を目指して挑む!」「勝つことだけを考えろ!」これができれば確かに良いかもしれません。
ただ、世の中にはネガティブ思考の人もいます。僕もネガティブ思考の一人です。そんな人は「勝つこと」ではなく「負けないこと」を考えるとよいのではないでしょうか。
どうも、ねこひげ(@dr_catwhisker)です。
今回は『「勝つこと」ではなく「負けないこと」を考えるアプローチ法』というお話です。
目次
アップサイドとダウンサイド
金融用語に「アップサイド/ダウンサイド」という言葉があります。
アップサイドとは利益が発生する可能性があることを意味し、ダウンサイドとは損失を被るリスクがあることを意味します。
ダウンサイドリスク
保有資産が損失を受ける可能性のこと。
英語表記「down side risk」で、「下振れリスク」「下方リスク」ともいいます。目標が設定されている場合は、それを下回るリスクのことを指します。
このように金融や投資の世界でよく使われる言葉なのですが、僕らが生活する日常の世界でも活かせる考え方なのではないでしょうか。
「勝つこと」ではなく「負けないこと」
何か達成したい目標があれば「勝つこと」を目指す人も多いでしょう。これができればいいのですが、あなたはマイナスのことを考えてしまうクセはありませんか。
どちらかといえば日本人はネガティブな性質を持つ人が多いと言われています。でも大丈夫です。マイナス要素に気付きやすいのはメリットでもあります。
ネガティブな人こそ「勝つこと」ではなく「負けないこと」を考えてみてください。
たとえばあなたがスポーツをしている人だとします。
勝つことばかりに集中する人の場合「どう点数を獲得するか」とポイントを獲得することに意識が向いていることでしょう。ですが、そこを「どう点数を失わないか」とポイントを損失しないことに意識を向けるのです。
仕事でも同じです。できるだけミスや損失をしないように行動をしてみます。そうすると、おのずと結果に繋がっていきます。
もともとネガティブ思考な性質は無理にポジティブになろうとするのではなく、ネガティブな性質を活かしたアプローチ方法をしたほうが人生では役立ちます。
それがダウンサイド 、つまり「負けない」ために行動することです。泥臭く派手ではないかもしれませんが、僕は素敵な考え方だと思っています。
これからは予防医療!?
確かホリエモンさんが予防医療の普及活動をしていたかと思います。
医師と実業家の堀江貴文さん(ホリエモン)、クリエーターらで作る一般社団法人「予防医療普及協会」がITを駆使して、一般人向けに予防医療の普及活動をしている。
出典:ホリエモンらと進める「予防医療」の普及 - 鈴木英雄・筑波大学附属病院つくば予防医学研究センター副部長に聞く|医療維新 - m3.comの医療コラム
予防医療とは不調を感じてから病院にいく、病気と診断されから薬を飲み始めるのではなく、健康なうちに病気にならないよう予防することを意味します。
僕も健康的な生活を心がけて、適度な運動とバランスのとれた食生活を心がけています。過去に体調を崩した経験をふまえて健康的な生活をするようになりました。
体調を崩すことによって失うものは何かを考え、失わないためにどうすれば良いのかを意識しながら日々の習慣に取り入れています。「病気にならないために…」これもダウンサイドリスクなのかもしれませんね。
「カッコ悪いことはやらない」by蜷川実花
写真家の蜷川実花さんも素敵な言葉を残しています。
ポイントは「カッコいい事をやる」、ではなく「カッコ悪いことはやらない」ってとこ。カッコいい事をやろうとすると無理が出てくるし、むいてない事もしなきゃいけなくなるでしょ。
確かにカッコつけようとすると無理が出てきます。空回りしてしまうこともあるかもしれません。「カッコ悪いことはやらない」という考え方もダウンサイド リスクに通じるものを感じます。
金融や投資の世界でよく使われる「ダウンサイドリスク」ですが、日常でも使える考え方です。
とくにネガティブな性質を持っている人にとってはマイナスに気付きやすいというメリットがあります。その分リスクを考えることができるのです。ネガティブな人こそ性に合っているアプローチ方法なのではないでしょうか。
今日のクエスト~LevelUpポイント~
●ネガティブな性質を活かそう!
●マイナス要素に気づくのはメリットでもある!
●勝つことではなく負けないことが大事!