ネガティブな性格で悩んでいる人は多くいます。僕も基本的にネガティブ性格なので、気持ちがわかります。また、日本人は神経質な人が多いとも言われています。ポジティブになるためには「気分一致効果」という心理学の理論を学ぶと良さげです。
どうも、ねこひげ先生(@dr_catwhisker)です。
今回は、ネガティブになりやすい人が日常生活で心がけたい「ポジティブになる5つの方法」について書きたいと思います。
目次
気分一致効果とは
心理学に「気分一致効果」という理論があります。気分一致効果とは、気分が良いときには物事のプラス面が見えて、気分が悪いときには物事のマイナス面が見えてしまうということです。
つまり、人間はそのときの気分や感情にあった情報に目を向けやすくなるのです。
例えば、失恋して落ち込んだときに、街で幸せそうなカップルを見かけたとします。このとき、失恋した状態では「街でイチャイチャして常識がない!」「目立ちたがり!」「どうせ性格が悪い!」など他人の悪い面が目につきます。
もし自分が幸せそうな状態であれば、おそらく「笑顔がステキなカップル」「楽しそうで雰囲気で似合ったカップル」など、他人の良い面に目をつけやすくなるのです。
また、他人ではなく情報に目を向けるときもそうです。本や映画のレビュー、飲食店のレビューをネットで読むときも、気分が悪いときは悪い情報ばかり目につきやすくなります。本来あるはずのプラスのレビューには目を向けず、「悪評ばっかりじゃないか!」とマイナス面ばかり見がちになります。
これが「気分一致効果」というものです。
だから、普段から前向きになりましょう!というと、これまた難しいです。冒頭にも日本人は神経質が多い人種だと書きました。これはどうやら、セロトニンという神経伝達物質の調整が弱いことが影響していると言われています。
「気分一致効果」を逆に考えて、前向きな物事に注目することで気分も前向きにしましょう。つまり、できるだけ日常でネガティブ思考になりがちなマイナス情報から離れてみるのです。
ポジティブになる6つの方法
ポジティブになるゾ!
①暗いニュースは見ない
テレビのニュース番組をみると暗いニュースが多いです。中には残虐なニュースもあります。ニュースを見て、世の中の動向を知ることは大切なのですが、あまり暗いニュースばかり見るのもよくありません。
イギリスのデイヴィ・グラハム(Graham Davey)博士によると、暗いニュースを目にすると、より大きな不安や悲しみを感じやすくなり、物事をネガティブなものだと認識する傾向が高まる可能性があると話します。
出典:What Constant Exposure To Negative News Is Doing To Our Mental Health | HuffPost
②悪口や陰口に参加しない
職場や同僚との飲み会では愚痴大会が多いかもしれませんが、悪口や陰口に参加しないことです。
悪口を言う場というのは、嫉妬や妬みなどマイナス面で溢れかえっています。少しぐらいならいいでしょうが、毎日毎日誰かの悪口大会に参加していては、自分までもがネガティブ思考になっても仕方ありません。
他人の悪い面ばかりが気になる性格になってしまいます。できるだけ、悪口や陰口には参加しないのが懸命です。
③本を読む
イギリスのサセックス大学での研究で、わずか6分間の読書でストレスの3分の2以上が軽減するというと言われています。
読書は、単に知識を得るためのものではなく、人間のストスレにも影響していました。ぜひ、読書習慣を見に付けてください。
読書をすることは良いこと尽くめですが、日本人の読書量は減っていっているとも言われています。一説によれば、月10冊読めば日本人の上位2%になれるというデータもあります。
④運動をする
運動とメンタルヘルスは密接に関わっていることが周知の事実です。運動習慣がある人ほど、前向きな傾向にあります。
科学的にストレス解消が実証されているものなかでは、運動やエクササイズが一番だと思います。激しい運動をする必要はなく、20分〜30分ぐらいのウォーキングから初めてはいかがでしょうか。
⑤さっさと寝る
もし気分が落ち込んできたというときは、ネガティブ感情に浸するのではく、さっさと寝ることです。気分のイライラや落ち込みは、普段の睡眠不足が影響していることがあります。
十分な睡眠をとるように心がけましょう。それでも不安で眠れないというときは、寝る前に瞑想をするのもありだと思います。暗い部屋で静かに瞑想をすることで心が落ち着いてきます。自然とリラックスしてきたら眠りについてください。
⑥ポジティブ情報に触れる
ぜひ、普段からポジティブ情報に触れるようにしてください。 例えば、お笑い番組を見る、家族や恋人との時間を大切にする、好きなことに没頭するなど、自分の心が満たされるような情報に触れる機会を日常で増やすようにしてみてはいかがでしょうか。
最後に
心理学の理論「気分一致効果」について書きました。人は、そのときの気分や感情によって、何に目を向けるかで変わってきます。逆を返せば、何を見るかで気分も変えることが可能です。
つまり、ネガティブ思考な人はマイナスな情報を遮断して普段からポジティブになれる情報に触れることで、前向きな性格に変えられると考えます。
今日のクエスト~LevelUpポイント~
●人は機運次第で見るものが変わる!
●ネガティブ情報を遮断しよう!
●ポジティブになれるものに目を向けよう!