生きていれば大きなことから小さなことまで「選択の連続」ですよね。できれば、誰だってより良い選択をしたいと思うものです。
どうも、ねこひげ先生(@dr_catwhisker)です。
今回は『人生でより良い選択をするためには「確証のワナ」にハマらないこと』というお話です。
目次
人生でより良い選択をする方法
あなたはどのようなときに迷うでしょうか。転職や結婚、起業など人それぞれ大きな選択に迫られることがあると思います。
そのときに、誰だってより良い選択をしたいと思うものです。
そのためには「確証のワナ」にハマらないことが大事です。「確証のワナ?何それ?」と思った方、安心してください。わかりやすくお話していきますね。
人は新しい情報を自分の意見や信念に合わせる性質がある
人は新しい情報を自分の意見や信念に合わせようとします。
たとえば、あなたが「これはいい!」と思ったダイエット法があったとすると、そのダイエットの効果があるという情報ばかりに目を向けようとしてしまうのです。これを「確証のワナ」と呼びます。
本当は「そのダイエット法は効果がない!」という情報もあるのかもしれませんが、自分が信じているものが正しいと思い込むあまり、反対意見が見えていないのです。
これは専門家や学歴がある頭が良い人でも陥るワナです。「あぁ自分は大丈夫!」と思った人こそ、すでに確証のワナにハマっている可能性があります。
著名な投資家ウォーレン・バフェットさんは以下のような言葉を残しています。
「人間がもっとも得意とするのは、自分の見方が変わらないよう、新しい情報をフィルターにかけて取り除くことだ」
By.ウォーレン・バフェット
あえて「反対の証拠」を探そう
「確証のワナ」に陥らないようにするためには「反対の証拠」を探すことです。つまり、自分が正しいと思う選択とは別の考え方や情報を探してみるのです。
もちろん、自分一人で「反対の証拠」を探すのもありですが、なかなか大変です。そこでオススメは第三者の意見を聞いてみることです。
家族や友人、同僚に聞いてみてください。「自分はこう思うんだけど、あなたはどう思う?意見を聞かせて」と第三書の話に耳を傾けてください。そうすると、自分とは違う意見が出てきます。
さらに、その他人の言葉も鵜呑みにはしません。経験則で話していることもあるので、あくまでも「自分とは違う考え方」だという視点をもつために話を聞くようにします。
「お気に入り」の考えを捨てる
もう一つ「確証のワナ」にハマらない方法をお伝えるすると、「お気に入り」の考えを捨てることです。
イギリスの文芸評論家、アーサー・キラー=クーチさんは、「お気に入りを殺せ」と表現しています。つまり、「自分の好きな言葉や考え方を手放せ」ということです。
誰しもが自分が信じている言葉や考え方ってあると思うのです。もちろん、それら言葉や考え方を持つことは素晴らしいことです。僕にもあります。
ただ、その言葉や考え方だけに頼って人生の大きな選択をすると失敗する可能性があるということです。
たとえば、ダーウィンは人間の脳は「反対の証拠」を見ても、30分後には忘れてしまうことを知っていました。だから彼は自分の考えが正しいと思えば思うほど、積極的にその考えと矛盾する情報を探したようです。
このように最良の選択するためには、自分が信じているもの以外の情報を取り入れた上で選択することが重要です。
今回は「確証のワナ」についてお話しました。
これは非常に難しいですね。僕は心理学や科学が大好きなので人生で選択をするときには「心理学的にどうか?」「科学的にどうか?」という視点で決定しがちです。
ただ、それだけに頼ってしまうと「確証のワナ」にハマる危険性があるということですね……。僕も気をつける必要があります。
大事なのは白黒とハッキリ決めつけるのではなく、柔軟に考えることです。その上で、多角的な視点を取り入れるようにすれば、選択の失敗も極力防げるのではないでしょうか。
もっと言うならば、一度選択してしまえば、日々「その選択を正解にしていく行動」を積み重ねることも大事なのだと思います。どうぞよしなに。
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今日のクエスト~LevelUpポイント~
●人は自分が見たいものしか見ない!
●試しに他人の意見も聞いてみよう!
●お気に入りの考えを手放そう!