ネガティブ思考は変えずにネガティブ思考への反応を変えよう

日頃から自分のことを「なんてダメ人間だ…」と感じてしまう人はいませんか。このようなネガティブ思考は、自分にとって根深い問題ですよね。

どうも、ねこひげ先生(@dr_catwhisker)です。

今回は『ネガティブ思考は変えずにネガティブ思考への反応を変えよう』というお話です。もしネガティブ思考で悩んでいる人がいたら読んでみてくださいね！

もし、あと先考えずにポジティブに行動する人ばかりならどうなるでしょうか。行動するのは素晴らしいのですが、皆んながみんなあと先考えずに行動をしていれば、危険な出来事に遭遇してばかりで無事ではありません。

人間、ネガティブになるのは当たり前だよ

その点、ネガティブ思考な人間は「本当に大丈夫か？」「これでうまくいくだろうか？」と心配になり、そしてその心配を解消するために準備をします。ネガティブ思考だからこそ、うまくいくとも考えられるのです。

ただ、現代の日本では、生きる上で命を落とすような危険なことも滅多にありません。さらにスマホの発達で他人との比較が容易になってしまいました。ネガティブになりやすい環境でもあり、行き過ぎたネガティブ思考は自己嫌悪に陥る原因で生きづらさを感じている人も少なくないのです。

では、どうすればいいのでしょうか。生まれつきネガティブ思考な人間に「ポジティブになろう！」「ネガティブ思考はダメだよ！」とアドバイスをしたところ、「それができないから悩んでいるんだ！」となっちゃいます。

そこで、大事なのがネガティブ思考は変えずに、ネガティブ思考への反応を変えることです。

自分がコントロールできることを考えてみましょう。何を考えるかはコントロールできません。しかし、考えたことにどう反応するかはコントロールできます。

とくに、もともとネガティブ思考な人間は、ついついネガティブな考え方になってしまいます。そのネガティブ思考を、まずは受け入れた上で、どのように反応するかネガティブ思考への態度を変えていきます。

ネガティブ思考のときに、さらに考え事をしてしまうとネガティブな思考や感情が強化されてしまいます。まず一時凌ぎとして、注意を逸らすようにしてみてください。

たとえば、周りの音に集中してみる、自分の呼吸に集中してみるなどで構いません。僕は、よくスマホで猫や大自然の画像を検索して見るようにしています。癒されますし、ネガティブ思考の抑止力になっていると実感してますよ。

ネガティブ思考を延期するのもおすすめです。もしネガティブになりそうになったら「夜の8時から15分だけ考えよう」「帰りの電車に乗る20分だけ考えよう」などネガティブになる時間を決め、その時間だけ考えるようにします。

これが習慣化できるようになれば「悩む時間を自分でコントロールできる」という感覚になっていきます。

ネガティブ思考に対しては反証をすることが大事です。たとえば「私ってそんなにダメかな？できることもあるよね？」とか「いつも怠けているか？仕事では頑張っているよね？」といった感じで自分を再定義します。

自分のなかに科学者がいるようなイメージで「このネガティブな考え方は本当だろうか？根拠はあるのだろうか？」と考える習慣を身につけてみてください。「実はネガティブな考え方は、事実とは異なる」ことに気づくようになります。

ねこひげ的まとめ

今回は『ネガティブ思考は変えずにネガティブ思考への反応を変えよう』というお話でした。まずはネガティブ思考は悪いことではない、と認識してください。

その上で、ネガティブ思考は変えずに（受け入れつつ）、ネガティブ思考への反応を変えるようにしてみてはいかがでしょうか。

自分がコントロールできることに取り組むことで、「ネガティブな感情や思考も実はコントロールできる」「ネガティブ思考は事実とは異なる」と実感できるようになるはずです。

ココロクエスト~レベルアップ心理学ブログ~byねこひげ先生