「どうせ私なんて…」と口癖になっていませんか。または、あなたの周りにも「どうせ私なんて…」と言う知人や同僚はいないでしょうか。
どうも、ねこひげ先生(@dr_catwhisker)です。
今回は、「どうせ私なんて」と言う人の心理とイライラや不安が消えるヒントを書きたいと思います。参考にしてみてください。
目次
「どうせ私なんて」に隠れた心理
よく耳にする「どうせ私なんて」という言葉、なぜ人は「どうせ私なんて」と思うのでしょうか。
あなたの職場で、「頑張っても、どうせ私なんて評価されない」「どうせ私なんて必要とされていない」と発言する人はいませんか。この人に隠れた心理は何があるのしょうか。
今回は「どうせ私なんて」に隠れた心理を読み解いていきたいと思います。
①認めてほしい欲求という心理
「どうせ」という言葉の裏には、「誰も私を認めてくれない。だから、どうせ頑張ったところ誰も必要としてくれない」という認めてほしいのに周りから認められないというジレンマが存在します。
誰かに認めてほしいという欲求は、心理学で「承認欲求」と言います。承認欲求は悪いことではありません。
実は承認欲求があるからこそ、本来は「もっと頑張ろう!」とも思えるようになるのです。例えば、親が子供の成長を伸ばすときに褒めて伸ばすことがあります。これは、子供が「お母さんに認めてもらえた」という承認欲求が満たされることで成立しているのです。
だから、僕らに承認欲求があるというのは悪いことではないのですが、物事を卑屈にとらえてしまうと「どうせ私なんて」となってしまうのです。この場合は、承認欲求がマイナスに働いたパターンです。
②かまってもらいたい心理
承認欲求の話にも通ずるのですが、「どうせ私なんて」ということで周りにかまってほしいという心理が隠れている場合もあります。
もし周りに優しい友人がいれば、「どうせ私なんて」という言葉を聞くと、きっと「そんなことないよ」「大丈夫だよ」と優しく声をかけてくれるでしょう。この優しい言葉をかけらたいがために「どうせ私なんて」と発言するのです。
当の本人は、かまってもらいという心理は無自覚の場合が多いです。ですが、「大丈夫?」と声をかけられた途端に、自分の大変さや辛さをアピールします。これは、自分の大変さを周囲にわかってもらいというかまってアピールの一種なのです。
③自分に自信がなく自己防衛という心理
自分に自信がない人、つまり自己肯定感が低い人も「どうせ私なんて」が口癖になっています。ある種、これは自己防衛とも考えられます。
例えば、仕事で失敗したとしても失敗した原因や責任を追求してしまうと自分が傷つく恐れがあります。失敗を認められない、失敗を認めたくないので「どうせ私なんて」と言うことで、責任の所在をぼや〜っとうやむやにしているのです。
ちなみに、「どうせ私なんて」という言葉に続いて「どうして私は…」という自己否定をする人がいます。それを裏付けているのがGoogle検索です。
ハフィントンポストが公開した記事で紹介されていますが、Googleの検索バーに「どうして私は」と入れてみてください。検索の頻度に基づいて、入力された言葉の続きを予測するGoogleのオートコンプリートのアルゴリズムで、かなりネガティブな発言が検索されていることがわかります。それがこちらです。
「どうして私は…」と検索すると
・どうして私は幸せになれないの
・どうして私はここにいるの
・どうして私は嫌われる
・どうして私は嫌われるの
・どうして私は結婚できなの
・どうして私は生きているの
なかなかのネガティブな言葉が並んでいますね…。
イライラや不安が消える5つのヒント
①運動をする
気分が落ち込みやすいという人は運動をするとよいでしょう。30分間の運動で憂うつな気分が晴れるという研究報告もあります。
運動と言ってもスポーツジムに通うような激しい運動ではなくても、一駅分だけ歩くなど簡単にできることでよいのです。もしあなたが会社員なら、ランチをした後に会社の周辺を散歩したり、ウォーキングしたりするというのも良いのではないでしょうか。
僕は、日頃からよくエレベーターではなく階段を使うようにしています。階段の昇り降りも簡単にできる運動の一つです。
②ネガティブなニュースを見ない
人は、どうしてもネガティブなニュースに影響を受けてしまいます。心理学でも「ウェルテル効果」といってマスメディアの影響で自ら命を立つ人が増えるということも実証されています。
テレビや新聞を見て社会情勢を知ることも大切なのですが、自分自身のメンタル的なことを考えれば、不用意に見ないほうが懸命です。
③一日にすることを決めておく
一日にすることを決めて日常を過ごしてみてください。イライラや不安が大きくなる人は、頭の中が整理されていない場合が多いです。一日に「これとこれとこれはやろう」と予め決めておくのです。
そうすることで、「何をしようか」「今日はどうしようか」という無駄な迷いがなくなります。
④複数の仕事を持つ
「どうせ私なんて」と思う人ほど、一つのところにしがみつこうとします。一つの会社に全人生をかけてしまうと不安から逃れることができません。しかも、そこに認められないと「どうせ私なんて」と卑屈は考えにな陥ってしまいます。
そこでオススメなのが複数の仕事を持つことです。仕事とは言ってもお金にならなくてもいいのです。本業で稼いで、副業で自己実現をしている人も沢山います。実は、本業があるという安心感から、副業では少々リスクをもって挑戦ができるとも考えられます。
堀江貴文さんの著書「多動力 」にも「3つの肩書きをもって自分の希少価値を1万倍にしよう」という風に述べられています。複数の仕事を持つことは不安を取り除き、一歩踏み出す原動力にもなるでしょう。
⑤認めてくれる人は一人と限らない
もしあなたが会社で働いていて、上司に認めてもらえなくても卑屈になる必要はありません。なぜなら、あなたの存在を認めてくれる人を一人に限定する必要はないからです。
本当に周りに自分を認めてもてくれる人がいないのか、考えてみてください。会社だけに限定せず、プライベートな友人や家族などまで広げて考えると、もしかするとあなたの存在を認めてくれる人がいるかもしれません。
最後に
あなたは「どうせ私なんて」が口癖になっていませんか。「どうせ私なんて」と思ってもいいのですが、最終的にはどこかで抜け出しましょう。
今日のクエスト~LevelUpポイント~
●どうせ私なんてには承認欲求が隠れている!
●軽い運動をしよう!
●複数仕事を持つ生き方を目指そう!