ココロクエスト~レベルアップ心理学ブログ~byねこひげ先生

人生が劇的に変わる『ねこひげ』の心を強くする人生案内

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達成する目標設定のコツは「過去の経験」にもとづいて決めること

達成する目標設定のコツは「過去の経験」にもとづいて決めること

叶えたい目標があるとき、あなたはどのように目標設定をしているでしょうか。漠然と夢を描いていませんか。どうせ、目標設定をするのであれば達成率を上げたいものです。

 

どうも、ねこひげ(@dr_catwhisker)です。

今回は、目標設定をするときは過去の経験にもとづいて考えよう、というお話です。

 

 

目次

 目標設定は過去の経験にもとづいて決めよう

 

あなたは目標を決めるときに、未来ばかりに目を向けて夢を描いていませんか。例えば、「ユーチューバーになって世界が注目する有名人になる!」という風に、根拠もなく「ビッグになる」と成功した自分をイメージして目標設定をする人がいます。

 

よく自己啓発本でも「未来の成功をイメージしましょう!」と言われています。「引き寄せの法則」とも言われる方法でもそうなのですが、実はあまりこれには科学的根拠がないのが事実だったりします…。というより、成功イメージをすることで満足してしまう可能性もあるので逆効果とも考えられます。

 

ただし、目標を持つことや夢を持つことはいいことです。では、どうすればいいのでしょうか。

 

過去の経験にもとづいて夢を描きましょう。

過去の経験にもとづいて考えれば「期待」になる

"ねこひげバンザイ”

目標設定をするとき、「過去の体験」を思い出しましょう。つまり過去に「どんなことで成功したか」「どんなことで失敗したか」を考えるのです。過去の体験を洗い出すことで、地に足の着いた現実的な目標設定ができます。

 

例えば、自由に叶えたい夢を考えてと言われれば、自分の能力を顧みず非現実的な夢を描きます。「ユーチューバーになって全世界から注目される!」と夢を描いてもいいのですが、それには過去の体験まで考えた上でしましょう。

 

例えば、「学校のクラスで人気者だった」「学祭で自分の考えた企画が成功した」「お笑いの勉強をしている」など自分の過去の体験を踏まえて「世界は無理でも東京で有名なユーチューバーはなれるかも」と目標を決めるのです。漠然とした絵空事だった目標が、現実的な期待となる目標に変わるのです。

 

極端な話ですが、曲も作らず、練習もせずに「俺はビッグな歌手になって武道館に立つぜ」といっても、それは夢物語です。残念ながら成功できるという期待はできません。ただ、過去に「路上ライブで話題になった」「ライブが盛り上がりニュースになった」など、過去の体験をもとに目標を決めることで、夢物語で終わらず現実的な期待に変わるのです。

 

未来を想像するときはプロセスに注目しよう

未来を想像するときはプロセスに注目しよう

世の中ではよく「すでに叶ったかのように実現した自分を想像しましょう」と言われています。ただ、先述の通り、もし叶ったように思えれば、叶える必要もなくなるのです。つまり、現状に満足してしまうのです。

 

例えば、ダイエットに成功してすでに痩せた自分になりきることができれば、現実の自分がたとえ太っていても気持ちの上では痩せているので自己満で痩せる必要性がなくなるということです。(少々、禅問答のようですが)。

 

だから、イメージするのであればプロセスに注目してはいかがでしょうか。ダイエットの例で言うならば、痩せていく過程を考えるのです。

 

例えば、週に何回ジムに通うべきか、食事制限はどうすべきか、2週間後・1ヶ月後3ヶ月後にどのような体型になっているのか、痩せた自分になるための行動プロセスを思い描きましょう。そうすることで現実的に達成率は高くなると考えます。

 

「過去の失敗を書き出す」と本番に強くなる

「過去の失敗を書き出す」と本番に強くなる

もう一つ面白い実験をご紹介します。Frontiers in Behavioral Neuroscience誌に掲載されたラトガースの研究によると「過去の失敗について書くと本番に強くなる!」というものがあります。

 

研究では2つのグループに分けてました。

 

・Aグループ…日記に自分の失敗を書く

・Bグループ…関係ないことを書く

 

そして参加者に「TSSTというストレステスト」と「SARTという画面に決まった文字が現れたらキーボードをクリックする注意力を測るテスト」を行いました。

 

結果、過去の失敗を反省したグループほど「ストレスホルモン」として知られるコルチゾールのレベルを低下させることがわかったのです。米ラトガース大学の学者たちによると、「過去の失敗を分析することは、新たな課題を解決する際の生産性を向上させるのに役立つ可能性がある」ということです。

 

成功体験を思い出すのもいいですが、失敗体験を思い出して尚且つ分析すれば、それはモチベーションになるということですね。そう考えると、過去の失敗にも意味をもたせることができるので、これは失敗ばかりの人生を送っている僕にも嬉しい研究結果です。

 

最後に

もし目標設定をするのであれば、夢物語で終わらせるのでなく、現実のものにしたいと思うものです。「俺はビッグになるぜ!」といって何もしないまま十数年が経過している…なんてことも有り得る話です。

 

これは「大きな夢を持っている」自分に満足してまっている可能性があります。ココロクエスト読者の方には、ぜひ夢を実現していただきたいものです。そのために過去の経験にもとづいて未来を決めてみましょう。それは期待になって達成しやすくなるはずですよ。

今日のクエスト~LevelUpポイント~

●過去の経験にもとづいて目標を決めよう!

●未来を想像するときはプロセスに注目!

●過去の失敗体験を書き出すとモチベーションが上がる!