ストレスは決して悪いものではありません。よくココロクエストの記事でも書いていますが、ストレスを悪いと思っていることが一番身体に悪いのです。では、そんなストレスとどのように向き合えば、良いのでしょうか。
どうも、ねこひげ先生(@dr_catwhisker)です。
今回は、ストレスに強くなるために「挑戦（チャレンジ）・思いやり反応」について話したいと思います。ストレスに弱い…という人は参考にしてみてください。
目次
ストレスは悪いものではない
あなたは「ストレスは体に悪いもの」と思っていませんか。これは半分正解で半分間違いです。
ストレスは体に良いものにも悪いものにもなります。この差は「ストレスは体に悪い」という思い込みがあるかないかなのです。同じ出来事でもストレスが悪いと思い込んでいれば体に悪い影響がでてきます。つまり、ストレスに対する「捉え方」です。
これは、ハーバード大の研究でも証明されています。
このハーバードで行われた研究によると、参加者が「ストレスを感じるのは良いことだ」と信じている場合、血管が縮まらない、心拍数も健康な状態。むしろ一般的に喜びや挑戦することへの勇気やワクワクした状態、気分がポジティブに高揚する際に見られる反応が起こりました。
CEOや副社長といった社会的に成功している人たちほど、「ストレスはいいものだ！」と感じているという研究もあります。違いは、どのようにストレスを捉えているかだけです。ストレスを良いものだと捉えることができれば、ストレスがプラスに働き、人生も良い方向にいくのです。
では、ストレスとどう向き合っていけばいいのでしょうか。そこで、注目されているのが「挑戦（チャレンジ）・思いやり反応」です。
①ストレス反応「 挑戦（チャレンジ）反応」
まず一つ目が「挑戦（チャレンジ）反応」です。ストレスを感じたときに反動的に挑戦する気持ちが湧き上がることを「挑戦（チャレンジ）反応」といいます。
例えば、あなたが「明日の会議でプレゼンをする」としましょう。このとき、上司や同僚からのプレッシャーを感じると思います。このプレッシャーに対して、「不安でダメだ…」とネガティブに捉えるのではなく、「ここで上手くいけば成長する」などポジティブに捉えることで集中力や判断力を高めることができます。
結果、パフォーマンスも上がり、よいプレゼンができるというわけです。あくまでも、ストレスの捉え方は「ストレスが役に立つ」と気持ちを切り替えることです。
また、「挑戦（チャレンジ）反応」が起こったときに一つ大事なことがあります。それは、必ず「行動に移す」ということです。挑戦反応が起こっているのに、何もしなければ結果につながりません。「よーし、がんばるぞ」「負けてたまるか」とエネルギーがでやすくなっていることをきっかけに、行動を起こしましょう。
②ストレス反応「思いやり反応」
もう一つが「思いやり反応」です。「オキシトシン」というホルモンがあります。オキシトシンは人間の脳から出されるホルモンで、別名「愛情ホルモン」とも呼ばれています。
このオキシトシンは、「誰かとのつながりあいたい」という気持ちを高める効果があります。ただ、それだけではありません。実は、人がストレスを感じるとオキシトシンが分泌されるのです。
例えば、あなたは辛い時や苦しい時、失敗した時など、一人でいるのがさびしくて、人肌が恋しく感じたことはありませんか。それこそが「思いやり反応」なのです。
ストレスを感じることで、オキシトシンの分泌量が増え、家族や恋人、友達など親しい人たちとの協力しよう、助け合おうという気持ちが高まります。さらに、分泌されたオキシトシンは身体にもよく、ストレスから早く立ち直ることができるのです。すなわち、ストレスからの自然治癒能力が人間に備わっていたということです。
最後に
ストレスを感じたら、「ストレスが成長につながる」「ストレスは人とのつながりを強めてくれる」ということを思い出してみてください。思い出すことで、体にも望ましいストレス反応は起こりやすくなります。
今日のクエスト~LevelUpポイント~
●決してストレスは悪いものではない！
●ストレスは成長につながる！
●ストレスは人とのつながりを強くする！