人生で不運や困難な出来事が起こらないという人は少ないでしょう。とくに仕事では、失敗や問題を抱えてしまうこともあります。
ただ失敗をしたときに「乗り越えられる人」と「乗り越えられない人」がいます。これは、逆境に見舞われたときにとった態度によって変わると思うのです。
どうも、ねこひげ(@dr_catwhisker)です。
今回は『逆境に見舞われたときこそ、とるべき4つの態度』というお話です。
目次
「人生、良いことしか起こらない」というのはありえない
「人生で良いことしか起こらない」というのはありえません。生きていれば、悩むこともありますし、失敗もします。
もし「私の人生、いいことづくめ!」と思っている人がいれば、それは「思い込み」の可能性があります。内心不安で仕方ないけど、無理やり思い込もうとして心の均等を保っているのです。
それで幸せが手に入るのであればよいのですが、いつかボロが出ます。無理をしたことによる反動で心にドッと疲れが出てしまうのです。
ただ悩みや不安、失敗の捉え方を変えることによって「良い経験になった」と思えるようになることは可能です。つまり、仕事でも状況の捉え方を学ぶことによって良い成果に結びつけることができます。
逆境で、とるべき4つの態度
スポーツ心理学者であるジム・レーヤー博士が提唱する、逆境に見舞われたビジネスパーソンがとるべき態度が4つあります。
- 気持ちの上で、投げ出したり、あきらめたりしない。
- 常に軌道修正する能力を身につける。
- 問題の原因を、コントロールできない他人に求めるのではなく、コントロールできる自分に求める。
- 危機的状況と、そこから抜け出す努力に意味を見出す。
参考:逆境を突破する技術 「折れない心」を科学的に習得する極意 (サイエンス・アイ新書)
①あきらめない
まずは「あきらめない」ことです。
このマインドなら、名作漫画『SLAM DUNK(スラムダンク) 』の安西先生から学んだ人も多いのではないでしょうか(笑)「あきらめたらそこで試合終了ですよ」とは、安西先生の名言です。
ジム・レーヤー博士も同じことを言っており、あきらめない限り、チャンスがあります。失敗したときに「もうダメか……」と捉えるのではなく、「まだチャンスがある!」と考えてみることで突破口が見つかるはずです。
②常に軌道修正をする
誰だって上司にダメ出しをされると落ち込んでしまいます。ただ、その指摘を「どのように受け止めるか」です。
「やっぱり自分の能力不足か」と悲観的になるのではなく、「よし、指摘されたところを改善しよう」と前向きに捉えることがよいでしょう。これが「軌道修正をする」ということです。
反省はしても、反省のしすぎはよくありませんね。
③他人に期待しない
問題が起きたときの原因を他人に委ねるはやめましょう。他人からして、あなたのその問題は「他人ごと」です。
問題の原因を「自分ごと」として捉えることで、自身の成長につながります。「自分だったらどうするか」「自分が考えるべきことはなにか」など、問題を「自分ごと」として向き合いましょう。
④ピンチに意味を見出す
最後が「ピンチに意味を見出す」です。世の中にはピンチをチャンスに変える人がいます。そのような人は決まって、ピンチに意味を見出しています。
誰だって危機的状況というのは苦しいものです。ただ、そこを冷静な判断で意味を見出してみてください。そうすることで「単なる危機的状況」が「価値のある危機的状況」に変わります。
働く人であれば「日々ストレスを感じる」という人もいます。ストレスの程度はあるとしても、同じようなストレス環境でバリバリ働ける人もいれば無気力になってしまう人が存在します。
この人たちの違いは「状況の捉え方」にあると思います。逆境に見舞われたときこそ、今回ご紹介したスポーツ心理学者のジム・レーヤー博士の考え方を取り入れてみてはいかがでしょうか。
今日のクエスト~LevelUpポイント~
●人生には「失敗や問題」はつきもの!
●どのように捉えるかが肝心!
●捉え方次第で「良い経験だった」と思えるようになる!