何歳になっても柔軟な思考でありたいものです。あなたの周りに「俺は正しいんだ!」と威張っている人はいませんか。とくに威張る上司の下で働くのはツラいですよね。
どうも、ねこひげ先生(@dr_catwhisker)です。
今回は『本当に頭のいい人は「自分が絶対正しい! 」とは思わない』というお話です。ぜひ参考にして読んでみてください。
目次
威張る人ほど「コンプレックス」を抱えている
あなたの周りに「俺の言うことをもっと聞け!」「俺の考えこそが正しいんだ!」と威張るような人はいませんか。
実は威張る人ほどコンプレックスを抱えていることがあります。つまり、自分の能力に自信がないんですよね。本当に強い人は自分を強く見せたりはしません。
「この人、素敵だなー」と思う人に限って、黙ってても「この人は頭が良さそうだ」と魅力的な人物だと思われやすい傾向があります。
自分からガツガツと主張もせずに、魅力的な印象を受ける人は、いったい何をもっているのでしょうか。
魅力的な人ほど「知的謙遜」を備えている
知的謙遜という言葉があります。簡単に言ってしまえば、自分の知識の限界を把握している状態です。魅力的な人ほど「知的謙遜」を備えています。
2016年、ペパーダイン大学の教授陣が知的謙遜のコンセプトを4つの要素に分解し、それを測定する評価方法を発表しました。
1. 他者の意見を尊重する
2. 自分の知性を過信しない
3. 自我と知性を区別する
4. 自分の見解を見直す意志を持つ
ペパーダイン大学の教授らによれば、知的謙遜を備えた人ほど、これら要素の点数が高かったようです。あなたの知的謙遜レベルはどうでしょうか。
もっとシンプルに考えるのであれば、「自分にはまだ学ぶべきことがたくさんある」と自覚している人ですね。つまり「無知の知」のことです。
ソクラテス哲学「無知の知」
哲学者のソクラテスは「無知の知」という考え方をベースにしています。「知らないことを自覚する」という意味です。こうした謙虚な姿勢が大事だと言っています。
日本のことわざでも「聞くは一時の恥、知らぬは一生の恥」と言いますよね。ソクラテス哲学に通づるものがります。
では、「無知の知」を活かすためには、日常でどようなところに気をつければいいのでしょうか。
知らないことは積極的に聞こう
もし会話の中で知らない言葉や概念が出てきたら、相手に積極的に質問をしましょう。知的謙遜を備えた人ほど、会話の中で知らない言葉が出てきたら積極的に相手に聞きます。
あなたも日常で「詳しく教えてください!」と謙虚な姿勢で相手とコミュニケーションを図ってみていはいかがでしょうか。
「自分が絶対正しい! 」とは思わない
知的謙遜を備えた人は「自分が絶対正しい! 」とは思っていません。だから、無理に意見を主張したり、威張ることもありません。
人の話を聞き、間違えたときは素直に認めます。そんな謙虚な姿勢が、周囲から好意的な評価をあつめます。
小説を多く読む
小説を多く読む人ほど知的謙遜の診断で高得点を取る傾向にあるようです。(参考)事実、「純文学を読むと共感能力が高まるかも!」という研究もあります。(参考)
良好な人間関係を築きたければ「共感力」は大事です。ぜひ小説を読んで共感力を鍛えてみてはいかがでしょうか。往々にして、モテる人ほど共感力が高かったりします。
今回は本当に頭のいい人は「自分が絶対正しい! 」とは思わないよ、というお話でした。
シンプルに言ってしまえば「自分にはまだ学ぶべきことがたくさんある」と自覚することですね。僕も、色々と勉強すれば勉強するほど「知らないこと」がたくさんある事実を痛感します。
「自分は何も知らない」→「だからこそ、もっと学ぼう」→「そして、行動にうつそう」
こんな思考の循環ができれば、自分の成長にもつながります。人間の成長のはじまりは「無知を自覚すること」からです。どうぞよしなに。
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今日のクエスト~LevelUpポイント~
●頭のいい人ほど「自分が正しい」とは思わない!
●知らないことを知らないと言える勇気をもとう!
●知的謙遜を備えよう!