今日の、あの人の言動はどういう意味だったのだろうか?
ダメなこと言ってしまったのかな?
あなたは夜な夜な一人反省会をしていませんか。他人の言動に一喜一憂してしまうと本当に疲れてしまいます。
今回は、あまり他人の言動には一喜一憂しない方がいいかもというお話です。
もくじ
他人の言動に一喜一憂しない
人の気持ちを考えすぎる優しい人に多いのですが、頭の中で「あの人」との会話を再現して「悪いこと言ったかな?」「あの表情はどうだったのだろう?」と一人反省会をする人がいます。僕も、よく気がつけば人の気持ちばかりを考えてしまう傾向があるので、痛いほどわかります。
ただ、やっぱり「他人の言動に一喜一憂しない」ほうが良いのです。
深読みは幻想にすぎない
例えば、「あれ?今の言動はどういう意味だろう?」と思うことはありませんか。これが行き過ぎると、「あの人は自分を馬鹿にしている」など深読みが始まります。しかも悪い方向にです。相手の言動に気をつけてコミュニケーションをとることは立派なことですが、勝手に相手のしぐさに自分をつなげて考えてしまうのは“自意識過剰”だと思います。
なぜなら、深読みは自分のなかで考えているだけであって、確信がないからです。深読みは幻想にすぎないということを覚えておきましょう。もし、自分の思考が深読みをはじめたら「そうとは限らない!」と一旦思考をストップすることも大切です。
「悪いことしたかな?」と思うのもストップ
嫌われないように・バカにされないようにと思い、自分の感情をおさえて相手を優先させる人がいます。このような人も「何か悪いことしたかな?」と反省をしてしまいます。これも過剰に相手の言動に一喜一憂しているのが原因です。
相手の言動を真に受けすぎないことが大切です。相手の言動を真に受けすぎてしまうと、たちまち相手のペースに振り回されてしまいます。相手のことを考えれば考える程、自分が苦しんでしまう結果になってしまうのです。
相手の気持ちを(あえて)キャッチしない
おそらく、相手の言動に振り回される人の特徴は、共感能力が高かったり、相手の気持ちをキャッチする能力が高かったりします。そのような人は、意識的に相手の気持ちを(あえて)キャッチしないようにすることが大切です。
では、実際にどのようにすればいいのでしょうか。僕はアドラー心理学の「自分は自分、他人は他人」という考え方が有効的だと思っています。アドラー心理学では「課題の分離」といって、他人の課題に踏み込まないという考え方をします。
もし、相手の気持ちをキャッチし過ぎているなと感じたときは、心の中で「自分は自分、他人は他人」と唱えてみてください。それによって、他人との間に「適切な壁」がつくれます。「適切な壁」は他人の否定的な評価を真に受けすぎないためにも必要不可欠です。
最後に
相手によっては、空模様のように感情の起伏が激しい人がいます。そのような人の言動に、いちいち一喜一憂していは、いつまでたっても他人に振り回された人生を歩むことになるでしょう。また、相手の言動を深読みすることは幻想にすぎません。他人は、思ったほど、あなたのこと気にしていないかもしれません。一人反省会もやめて、他人の人生を歩むのではなく、自分の人生を歩むようにしてみてはいかがでしょうか。
今日のクエスト~LevelUpポイント~
● 深読みは幻想にすぎない!
● 他人との間に適切な壁をつくる!
● 他人の言動に一喜一憂しない!