一昔前に「脳トレ」が流行りましたよね。(今も流行っているのかな?)。脳トレって実は効果が薄いと言われていることが多いのですが、今回ご紹介する「N-Back課題」というトレーニングは少し期待ができそうです。
どうも、ねこひげ先生(@dr_catwhisker)です。
今回は脳のワーキングメモリーを改善する「N-Back課題」について書きたいと思います。簡単なゲームです。試しにやってみてはいかがでしょうか。
目次
脳のワーキングメモリーを鍛えよう
脳にはワーキングメモリーという機能があります。ワーキングメモリーとは、短期的な記憶を一時的に記憶し、処理する大切な機能です。日常生活は、もちろんのこと仕事や勉強をするにしてもワーキングメモリーは超大事です。
このワーキングメモリーの性能が高い人ほど頭が良いとも言われています。また、近年ではワーキングメモリーはメンタル面にも影響しているとも考えられています。
脳機能なので生まれ持ったものが大きいのですが、ワーキングメモリーを鍛えることができると期待されているのが「N-Back課題」と呼ばれるトレーニングです。
N-Back課題とは?
N-Back課題をWikipediaで調べると以下のように記されています。
Nバック課題(英: n-back task)とは、脳機能イメージングなどの分野で実験参加者の脳活動を調べる際や心理実験などでよく用いられる持続処理課題 (Continuous Performance Task) である。Nバック課題は1958年にキルヒナーによって紹介された。
もともとは、ワーキングメモリーを測るための心理実験として使われてきたようですね。N-Back課題のやり方は以下のようなシンプルなものです。
- 数字をN個覚えた状態からスタートする
- 1つ覚えては1つ忘れてを繰り返しながら答えていく
- その成績でワーキングメモリーの能力を測る
ミシガン大学の実験でIQが上昇したらしい
N-Back課題がどれだけ効果があるのか調査した研究があります。
ミシガン大学の実験で、このN-Back課題を被験者に1日15分、1カ月ほど続けさせました。結果、問題解決力のIQが5ポイントも上昇したとのことです。(参考)
どうやら、N−Back課題を日常的に続けていくことでワーキングメモリーが鍛えられて頭が良くなるかも…というようです。ただ、N-Back課題と言っても種類はいくつかあります。今回は、すぐにでも試せるようにiTunesアプリにある「n-back」をご紹介します。
iTunesのNバック課題アプリ
スマホのアプリでもできる!
n-back
使い方
- レベル(1〜10)を選択します
- 簡単な足し算が表示されますのでレベル数分の答えを暗記します
- 足し算と暗記を続けながらn個前の答えの下一桁をタップしてゆきます
実際にやってみると、レベル1でもかなり集中して頭を使っている気がします。レベル3ぐらいになってくると頭が混乱して難しいですね。レベル10とかできる人が本当にいるのでしょうか(笑)僕には神の領域にしか思えません。
N’バック
こちらのアプリでは「フラッシュ方式」「スロー方式」「ステップ方式」が選べます。このフラッシュ方式というのが図形を記憶していくのですが難しいです。慣れてくると、徐々にテンポよく答えられて気分もいいものです。
他にもスマホアプリやブラウザゲームとして「N-Back課題」はあります。気になる人は調べてみてはいかがでしょうか。
最後に
ワーキングメモリーの性能を高めることが頭の良し悪しやメンタル面にも影響しているのは間違いないようです。ワーキングメモリーを鍛える方法として「N-Back課題」を試してみてください。もしかすると脳が活性化されてくるかもしれません!
今日のクエスト~LevelUpポイント~
●ワーキングメモリーは日常生活で超大事!
●N-BackでIQがアップするらしい!
●N-Back課題でワーキングメモリーを鍛えよう!