「どうしても嫌いで仕方ない」「どうしても苦手で無理」という人はいませんか?職場や学校、近所付き合いなどコミュニティの中で生活をしているとウマが合わないという人はでてくるものです。
究極的に言って、嫌いなら嫌いのままでもいいのではないでしょうか。
もくじ
嫌いな人を好きになれれば良いけど…
生活をしていると様々な人間同士が交差します。中にはどうしても好きなれない人も出てくるでしょう。生きてきた環境も違えば、価値観も違っているので当然です。
そんな嫌いな人・苦手な人を好きになれれば理想かもしれません。そこに費やす努力も無駄じゃないときもあります。
ただ、どんなに頑張っても好きになれないという人はいませんか?そんな人に限ってよく顔合わせる人だったりします。例えば、会社の上司や同僚、同じグループ内の人など、切っても切り離せない関係の人です。
嫌でも付き合わなければいけないというのは意外とあるものです。
こうゆう場合、究極的に言って「嫌いなら嫌いのまま」でいいのではないでしょうか?
嫌いなら嫌いのまま過ごすポイント
どうしても苦手な人、嫌いな人を無理に好きになろうと思うほうが不自然で無理があります。もちろん、好きになれれば人間関係がよくなるかもしれませんが、そこに費やす労力はかなりものです。
であれば、苦手なら苦手のまま、嫌いなら嫌いのまま過ごしてみるというのはいかがでしょうか。ただし、ポイントがあります。
簡単に「あなたのこと嫌いだから…」という態度を出してしまうと、ますます関係が悪化しますし、疲れてしまう原因になります。
あるがままに受け入れる
好き嫌いという感情は誰にでも起きます。嫌いという感情は、ネガティブで駄目だと思われがちです。ただ、「嫌い」という感情も僕たちの感情の一部です。
嫌いという感情を真っ向から否定するのではなく、あるがままに受け入れてください。例えば、誰かに嫌なことを言われたら嫌な思いをしますよね?その嫌な気持ちを否定せずに「嫌だと感じた」ことを受け入れるのです。
間違ってはいけないのは、例えば「顔をブサイク」と言われたときに「顔がブサイク」なことを受け入れるのではありません。「ブサイク」だと言われて「嫌な気持ち」になったということを受け入れるのです。無理に感じた気持ちを肯定しようとしなくて良いということです。
「嫌いなことが悪いことでない」と知る
嫌いなことって悪いことでしょうか?僕は自然なことだと思います。例えば、誰だって悪口言った相手のことを好きになることはありませんよね。
社会には、いろんな人がいます。中には心無いことを言ってくる人もいます。嫌いという感情がわくの極自然なことです。
だから、誰かを嫌いになっときに自分のことを「心が狭い人間だ…」なんて思う必要はありません。自分を責めては、さらに心が沈んでしまいます。
どうしても好きになれないという人に対しては、内心で「この人のことは好きになれない」ということを認めてあげましょう。
苦手なことを態度に出さない
苦手意識を、極力、顔や態度に出さないことも大切です。感じたことを態度にすぐに出すのは幼稚なやり方です。相手が怒る原因にもなります。結局、損するのは自分になります。
そこで、内心は「嫌い」と思っていてもいいので、態度では謙虚に接しましょう。
最低限のルールは守る
「嫌いだからもうあなたのことは知らない」っと自分勝手な振る舞いをしていては、集団生活の中ではやっていけません。かなり厳しい立場になっていくでしょう。
そこで、最低限のルールは守りましょう。基本的に「迷惑かけない」ことが大前提です。さらに、自分なりのルールを決めれば良いと思います。
例えば、「嫌いだけど挨拶はする」「嫌いだけど言われたことはまもる」「嫌いだけど話しかけられたら真摯に受け答えをする」など。
ポイントは内心にある「あなたのこと嫌い」という「あるがままの感情」を認めた上で、最低限のルールは守るぐらいの気持ちで良いと思います。この場合、自分の感情に嘘はついていません。
簡単に人を嫌ってもいいというわけではない
今回、書いたのは「どんどん人を嫌いになりましょう」という内容ではありません。どうせなら人間関係はうまくいっている方が良いものです。
そのために人間関係を良好にするための工夫や努力というのは素晴らしいことです。苦手な人も好きになれるならなった方が理想的なのです。
ただし、どうしてもどうしても好きになれないという人が出てきた場合は別です。そのような場合は、苦労して嫌いを克服する必要はないと思うのです。
そこまで嫌いで苦手な人を好きになろうとすることが疲弊してしまう原因になります。そんなときは、自分の感情に素直になりましょう。
そして「嫌い」だということを認めた上で、賢く付き合っていきましょう。自分の素直な感情には嘘つかず、賢い行動で示すことが大切です。
最後に
人間関係というのは難しいものです。これだけ多種多様な人がいれば、苦手な人も出てくるでしょう。そこで、人間関係を良好にするために「どうにか好きになれないかな」と工夫することも大切です。
ただ、それでも絶対に好きになれないタイプと出会ったときは、嫌いという感情を無理に否定せずあるがままに受け入れてみるのです。
その上で、自分なりにルールを決めて接することが賢いやり方です。要するに、自分の感情を責める必要はないということです。
どうしても嫌いな人と接しなければならないとき、心を安定させながら過ごす一つの方法だと思ってください。
今日のクエスト~LevelUpポイント~
- 嫌いな感情は「悪」ではない!
- 簡単に人を嫌っていいというわけではない!
- どうしても嫌いなら「嫌い」を認め過ごす!
To be continued…