何かを始めて少しすると「もう嫌だ…」「もう疲れた…」「結果がみえない…」などと言ってやめてしまうのは勿体無いことです。
もちろん状況にもよりますので、精神がボロボロになったり、身体が疲弊しきっているのであれば、即座にやめた方いい。そんな時は、むしろ全力で「逃げる」コマンドを叩いて去りましょう!
ただ、「挑戦してみたけどうまくいかない気がする…」「ちょっと失敗した…」ぐらいであれば、やめることは勿体無いと思うのです。何かに成功した人に話しを聞くと、必ず返ってくる言葉が「継続したことが結果につながった…」という言葉です。
まだ大丈夫そうであれば、「続ける」という選択肢もあります。今回は、あきらめる前に、もう一度だけ挑戦するメリットについて書きたいと思います。
もくじ
あきらめたらそこで試合終了だよ
困難なことにぶつかったら「もう無理だ…」と思いがちです。この気持ちは僕も痛いほどわかります…。ただ、そこで本当に終わってしまうと先がないんですよね。
日本のスポーツ漫画で超有名なフレーズがあります。「あきらめたらそこで試合終了だよ」という言葉です。一度は耳にしたことがあるでしょう。説明不要かと思いますが、「スラムダンク」に登場する安西先生の言葉です。
生きていると「もう限界だ…」「もう動けない…」と思うことがあります。それが、仕事なのか、勉強なのか、部活なのか、人それぞれです。あきらめてしまうことは、いつでもできます。そこを、もう一度だけ挑もうと前に進むと、また違った世界が広がります。
うまくいった人の特徴は「あと少し」「できそうだ」「まだできる」と前向きに挑戦し続けた人たちです。
限界は「脳」が決めている
激しいトレーニングを本人が限界まで追い込み、もう動けないと言っているスポーツ選手の血液を採取すると、実際には体はまだ動ける状態にあったという研究があります。つまり、限界を迎える手前で脳が「もう限界だ」と判断しているだけなのです。
アスリートはこのように限界まで追い込んで、少しずつ脳を騙しつつ限界値を上げていくというトレーニングをします。「脳」が限界だと決めたところが限界なのです。
やり遂げる力『GRIT』
近年、注目されているのが、心理学者のアンジェラ・ダックワース氏が提唱している「GRIT(物事を最後までやり遂げる力)」です。
(以下引用は本書より)
私が最も有力だと思う考え方は、「青年期に何らかの活動を最後までやり通すことは、やり抜く力を要するとともに、やり抜く力を鍛えることにもなる。」ということだ。
アンジェラ・ダックワース氏によると成功者の共通点は、実は持って生まれた「才能」や「IQ」でもなく、継続して努力することの方が成長するということです。つまり、「やり抜く力」です。
疲れる前に「なまける日」を作ろう
ひたすら頑張り続けるのには限界があります。それこそ、カラダを壊し倒れてしまいかねません。そこで、オススメなのが予め「なまける日」を作るということです。つまり、「ここまで頑張ったら休む」という日を持ちましょう。
例えば、勉強なら1週間に1日は漫画を読んでも良い日、またはダイエット中なら2週間に1日は外食してスイーツを食べても良い日など決めるのです。
必ず脳や身体を休める日は必要です。ただ、無計画に休んでしまうと「もういいや」とダラダラと休んでしまう結果になりかねません。予め、「休み日」を決めておくことで、またリフレッシュして挑戦ができます。ずーっと挑戦し続けるのではなく、脳とカラダを休めるということを忘れてはいけません。
最後に
これからの長い人生、僕たちは困難なことにぶつかることもあるでしょう。その時に逃げるか、続けるか、どちらを選択するかは、ケース・バイ・ケースです。科学的にも「まだできる!」と継続した人が成長するとわかっています。つまり、「GRIT(やり抜く力)」が重要です。
「まだできる」「まだできていないだけ」と言葉にしてつぶやきながらも、目の前にことに挑戦してみましょう。ただ、体を壊してはいけません。自分なりに「休み」を取り入れながら、前に進み人生の可能性を広げていってください。
今日のクエスト~LevelUpポイント~
- あきらめたら、そこで試合終了!
- 継続する力が人を成長させてくれる!
- 予め「なまける日」をつくろう!
To be continued…