どうも、ねこひげ先生(@dr_catwhisker)です。
今回は、達成した目的が停滞している人が、一番最初にやるべきこと「目的実行の整理」の重要性について書きたいと思います。
目次
やることが多くなるなると停滞する
上記の人は英語の取得したいという目的があります。その目的を実行するにあたって、英会話教室や独学、友人作りなど、さまざまな英語を取得するための実行を考えています。
ただ、やるべきことが多くなればなるほど、人は何から手を付ければいいのか、わからなくなります。もちろん、すべてのことを同時にこなせるような超人スキルを持っている人は、実行していけばいいでしょう。
ただ、多くの人が同時にこなすことは困難です。むしろ、同時進行のマルチタスクは、実は非効率であるというのが昨今の研究でわかっています。
だから、僕たちは、やるべきこと洗い出したら「しぼる」ことが重要です。つまり、何から手を付けるのか実行の整理をしていくのです。
やるべきリストから「本当にやるべきことをしぼる」
これだけは終わらせるんだ
やるべきリストを作る人は多くいると思います。ただ、そこから「本当に何をやるべきか」さらに絞っていく人は少ないです。
やるべきリストの作成は楽しいです。あれもやりたい、これもやりたいと思いつくままに書き出す作業はワクワクします。このように紙などに箇条書きしていく作業は大切です。
ただ、もう一歩踏み込んで「やるべきリストの実行整理」も行いましょう。
例えばクローゼットの中を想像してみてください。たくさんの洋服を持っていたとしても、それを着る人間は自分一人です。つまり、それを着回せるだけの洋服にしぼることでクローゼットの中も整理でき、何を着たらいいのかわかる思考にもなるのです。
目的の達成も同じで、あれもこれもやるべきことが多いと、クローゼットの中が整理されていないように頭の中が整理されていません。何をするべきかが曖昧になってしまうのも仕方ありません。
まずは、何から実行するべきなのか整理していきましょう。
「あれもこれも」という思考を捨てる勇気
目的を実行するためには、「あれもこれもやらないとダメだ!」と思いがちです。何か一つでも手放してしまうと、目的が達成できないのではないかと思ってしまうのです。
ただ、人間は選択肢が多くなると選択ができなくなると言われています。
「選択の科学 コロンビア大学ビジネススクール特別講義 」という本に登場するジャムの法則というものがあります。
コロンビア大学の実験でジャムの試食コーナーにて、
- 24種類のジャム売り場
- 6種類のジャム売り場
と2つに分けてどちらのジャムがより売れるのかという実験を行いました。
結果は、前者は後者の10分の1の売り上げしかあがりませんでした。この実験からは、人間は選択肢が多くなればなるほど、少ないときよりも判断を下しづらくなるということがわかります。
つまり、目的のために実行するリストを作ったとしても、選択肢が多くなればなるほど、何から手を付ければいいのか、わからなくなるのです。
だから、目的を達成したいのであれば、目的実行リストから「あれもこれも」ではなく、代表的な「これ」だけを残し、あとは捨てることが大切です。その代わり、その絞った「これ」だけは繰り返し実行していきましょう。
時間は有限であり、無駄にできない
マルコム・グラドウェル氏が提唱し始めた法則で「10000時間(1万時間)の法則」というものがあります。簡単に説明すると、偉大な成功者やスポーツ選手は、その分野で成功するために10000時間を費やしたというものです。
マルコム・グラドウェルの著書「天才! 成功する人々の法則」で紹介されています。
僕個人的には、10000時間というのは一つの基準になる数字だと思っています。僕の見解としては「好きなことであれば10000時間もかからない」「嫌いなことであれば10000時間以上かかる」と思っています。
何が言いたいかというと、目的を実行するためにはある程度の時間が必要であり、それが好きなこと・興味があることであれば、目的も早く達成しやすくなるということです。「好きこそ物の上手なれ」という言葉どおりです。
ただし、時間は有限です。目的達成のために「あれもこれも」と手を出して中途半端になるぐらいなら「これ」と決めて繰り返し実行していくほうが、実は近道だと思います。
最後に
「あれもこれも」と手を出して、結局挫折してしまったという人もいるのではないでしょうか。実は「これだ」ということにしぼって実行していくほうが目的達成の近道だと考えます。あなたも実行リストの整理をしてみてはいかがでしょうか。
今日のクエスト~LevelUpポイント~
●実行リストが多くなると停滞する
●目的の実行リスを整理しよう!
●今、できることをコツコツと!