日本の離婚率は3人に1人が離婚をしているとよく言われています。体感としてはもう少し離婚率は低いのかなと思いますが離婚する人が昔よりは多くなっているのは事実です。では、この世の中に離婚する夫婦と離婚せずに末永く一緒にいる夫婦が存在するのはなぜでしょうか。
もくじ
離婚する夫婦と離婚しない夫婦の違い
男女ともに比較的若い世代の離婚率が高いというデータがあります。離婚の原因は経済的なことや、浮気、性格の不一致など様々あると思います。ただ、もっと本質的なところで離婚する夫婦と離婚しない夫婦の違いは何でしょうか。それを説明する興味深い研究があります。
それは「会話」です。
これを裏付ける研究としては心理学者のジョン・ゴットマンが”離婚の予測” という研究テーマをしており、そこで会話の重要性を説明しています。会話の中で離婚した夫婦は平均で10回中3回しか手を止めなかったの対し、離婚しなかった夫婦は平均で10回中9回は手を止めていたという結果です。
永続きするためにもしっかりと相手の話を聞く姿勢を見せて「会話」をすることは、とても大切なことです。
長続きするパートナーシップで意識したい3つの心理的なアプローチ
①相補性
最初、相手に惹かれるのは自分と「共通点」があることが多いです。例えば同じ趣味、似た価値観、経済観など共通点がある人ほど惹かれやすいと言われています。これを心理学では「類似性の原理」と言われてます。
これとは逆に長く続けるためには「相補性の原理」が重要です。つまり、自分にはない要素を互いに補うということです。相補性の原理が働くことで相手が自分にとって必要な人間になっていきます。最初は「類似性の原理」で惹かれ合い、長く続くためにはお互いに弱点を補っていくということです。
②正しい喧嘩
一緒にいれば喧嘩することもあるでしょう。その場合は感情的な喧嘩で相手を落とし入れる、傷つけることが目的にならないようにしましょう。喧嘩を推奨するわけではありませんが、喧嘩になった場合は正しく喧嘩をすることが大切です。
僕がオススメする「正しい喧嘩」は以下のようなことを意識しましょう。
- 人格を否定しない
- 相手の「こだわり」貶さい
- 自分たちの問題と捉えよう
- 過去のことを言わない
- 感情的にならない
- 話し合う姿勢が大切
詳しくは、こちらのココロクエストの記事を読んでみてください。
③話を聴く
パートナーの話を聴いてあげていますか。心理学者ジョン・ゴットマンの研究からもわかるように話を聴くというのは人間関係においてとても重要なことです。誰しもが心理カウンセラーのような傾聴スキルを身につける必要はありませんが「相手の話をしっかりと聴く」という姿勢は相手への愛情表現にもなります。
男性なら女性の悩みや世間話を上の空じゃなく目を見て聴いてあげましょう。女性なら男性の自慢話や趣味の話をしっかりと聴いてあげるのも良いと思います。
お金もかけず相手への愛情を表現できるのが傾聴だと思います。例えば食事の時ぐらいはテレビを消して夫婦の会話を楽しむというのも良いのではないでしょうか。
最後に
結婚したものの相手と合わなくて離婚に至るのは仕方ないことだと思います。僕は離婚することを否定はしません。人それぞれに色々と事情があるでしょうし、離婚した方が幸せな場合だってあるのですから。
ただ、誰だって離婚がしたくて結婚をしているわけではありません。誰だって最初は永く付き合っていきたいと思って結婚に至るのです。そんな中、離婚に至るのは些細なことがきっかけなっていることもあるでしょう。そうならないためにも、今回ご紹介した方法を意識してみてください。マンネリ化している夫婦にもこれをきっかけに見直してみることをオススメします。
今日のクエスト~LevelUpポイント~
- 会話が原因で離婚につながる!
- パートナーの話を聞いてあげよう!
- 話を聞くのは愛情表現の一つ!
To be continued…