あなたは物事に対して、いつも不安になることはありませんか。すぐに不安になってしまう性格はネガティブに思わがちですが、少し肯定的に見てみましょう。
どうも、ねこひげ先生(@dr_catwhisker)です。
今回は不安になる性格は、実は「正しい選択」をするために必要なことじゃないだろうか、というお話です。すぐに不安になってしまうという人は考え方を変えるヒントにしてみてください。
目次
適度な不安は選択力をアップさせる
あなたは不安になる性格でしょうか。例えば、明日の仕事が上手に行くか、ほしいものを本当に買っていいのか、好きな人に嫌われていないか、など不安になってしまうことはありませんか。
「不安」という言葉を聞くと、多くの人がネガティブなイメージを抱きます。ただ、実はそんなこともないんじゃないの?というのが今回の話です。
僕は「適度な不安は選択力をアップさせてくれる」と思うのです。「適度な…」が重要です。不安がなさすぎても、逆に過度に不安を抱えすぎてもよくありません。適度な不安ぐらいだと実はメリットがあると思うのです。
それでは、ここで「不安がないタイプ」「適度な不安タイプ」「過度な不安タイプ」を見ていきましょう。ここでは、「パソコンを買うとこと」を想定して見ていきたいと思います。
不安がないタイプ
えーい買っちゃえ!
このように全く不安を感じない人は、モノを買うときにも基本的迷いません。とくに気にせずに買ってしまうのです。これはこれで直感を大切にしているのかもしれませんが、直感力に加えて、「観察力・洞察力」もほしいところです。
つまり、「このパソコンを買ってもいいのだろうか」「他に良いものもあるのではないか」と考えてみるのです。そうすることで、もしかすると自分に適したパソコンに出会えるチャンスがあったかもしれません。
適度な不安タイプ
ちょっと待って!もっと良いのがあるかも
適度な不安があるタイプは、まず大きな買い物をするときに立ち止まって考えます。即座に買うことはありません。僕は、このタイプなのですが「本当にこれ買う必要あるかな」「もっと良いものがあるかもしれない、調べてみよう」と考えます。
この適度な不安タイプの良いところは、選択肢を増やしていることです。つまり、自分に適した正しい選択を導き出すためには適度な不安は役に立っているのです。これまで、僕も不安が役に立つとは思いもしなかったのですが、振り返ってみるとこの性格のおかげで無駄遣いもしないですし、自分で納得して買い物をしていると気づいたのです。
過度な不安タイプ
やっぱり、買っちゃいけない…
過度な不安になると行動をしません。「買わないほうがいい」「たぶん騙されている」など不安が不安を呼び、行動に移せなくなるのです。
もし、そのパソコンを買っていればビジネスに発展していたかもしれませんし、自分の趣味が見つかっていたかもしれません。このようなチャンスを自分で潰してしまうのです。だから、過度な不安はよくないというわけです。
カーネギーメロン大学 神経科学者デイヴィッド・クレスウェルの実験
ここで、一つ面白い実験をご紹介します。それはカーネギーメロン大学の神経科学者デイヴィッド・クレスウェルさんによる実験です。実験では被験者たちに「クルマを買う場面」を想像してもらいました。
Aチームの被験者は…
どの車種のクルマを買うか、即座に決めないといけない。
Bチームの被験者は…
考える時間が数分間与えられ、その後、どの車種のクルマを買うか決めさせられる。
Cチームの被験者は…
クルマのことから頭が離れるような課題(簡単なゲームなど)を与えられ、決定を先延ばしするように指示される。しばらく経ってから、どの車種のクルマを買うか決める。
参考文献:図解 モチベーション大百科
実験を終えて、あらためて自分が選んだ車についてどう思うか確認しました。結果、BチームはAチームより、少しだけ満足度が高くなりました。さらに、CチームはBチームより、ずっと満足度が高かったのです。つまり、先延ばしにした人ほど自分にとって適切な選択をしたと思えたのです。
人生の醍醐味は自分で選ぶことにある
適度な不安は情報収集力を上げるモチベーションになります。僕は人生は選択の連続だと思っています。何を買うか、何を食べるか、どこに就職するか、誰と結婚をするのかなど選択をした結果が今を作っています。
ということであれば、選択力をあげることは人生の満足度上げるために重要なことなのではないでしょうか。だから、あなたも不安になる自分を責めないであげてください。適度な不安であれば、それは人生の満足度あげているために必要不可欠なことなのです。
もし過度に不安になりすぎてしまう人は、今回ご紹介した話を思い出してみてください。少し気持ちを楽に持って「適度な不安になる」ように考えてみましょう。できれば、行動にうつしましょう。行動したというのは、何かを選択した結果です。行動に移せるようになれば、それは適度な不安で選択したということです。おそらく、正しい選択をしたということでしょう。
最後に
もし、あなたが不安になる性格で自分を責めていたとしたら、今回ご紹介した「適度な不安は正しい選択のため必要なこと」というお話は不安に対する捉え方を変えるヒントになったのではないでしょうか。
不安になっても大丈夫です。それは、あなたが自分の人生の満足度あげていることなのですから。
今日のクエスト~LevelUpポイント~
●適度な不安は選択力をあげる!
●人生は選択の連続である!
●正しい選択をすることは人生の満足度あげるということ!