ダイエットや勉強、仕事などを新しく始めようと思うときに「よっしゃー!やるぞー!」とテンションをあげようとする人がいます。
短期的に見ればよいのですが、長期的な目標のときは逆効果です。
どうも、ねこひげ(@dr_catwhisker)です。
今回は継続するためにはテンションをあげようとしないというお話です。習慣化の参考にしてみてください。
目次
テンションが使えるのは短期的なときだけ
あなたはダイエットや勉強など何か新しいことを始めようとするときに「気合だー!がんばるぞー!」とテンションをあげようとしていませんか。そして、その熱は冷めて三日坊主で終わった…という人も少なくないはずです。
僕は内向的な性格で、どちらかといえば冷静な人に見られます。要はテンションが低い人に見られがちなのです。
昔はそんな自分が嫌でした。なぜなら、周りは「がんばるぞー!!」とテンションを上げる人のほうが目立ち、評価されていたように感じていたからです。
ただ、今思うとテンションをあげようとする人は、そのテンションのまま継続することができません。テンションをあげるのは短期的なときだけです。
英語の「tension」は緊張という意味です。ハイテンションな人とは、いつも緊張してる人という意味になります。
何日も何ヶ月も何年も、緊張状態を続けて目標達成ができると思うでしょうか。
僕は、やはり継続していくためには緊張状態よりもリラックスしてでもできるような工夫が必要だと思うのです。つまり継続したければテンションをあげようとしないことが大事だと考えます。
継続したければテンションをあげようとしない
短期的な目標達成ではなく、長期的な目標達成を目指す人ほどテンションをあげようとしていません。というか、テンションに頼ろうとしません。
なぜなら、テンションに頼って行動することにいつか限界がくるとわかっているからです。
では、どうすればいいのでしょうか。
長期的な成功をしている人ほど、テンションに頼ろうとするのではなく、淡々と努力を続ける人が多いと思います。
例えばイチロー選手は淡々と努力を積み重ねたアスリートの一人だと思います。
努力をすれば報われると本人が思っているとしたら残念だ。それは自分以外の第三者が思うこと。もっと言うなら本人が努力だと認識しているような努力ではなく、第三者が見ていると努力に見えるが本人にとっては全くそうでない、という状態になくてはならないのではないか。
このイチロー選手のインタビューからもわかるように、周りからは努力と見えるようなことも、本人はトレーニングを努力と意識していないようです。やって、当たり前だと思えるほどに淡々とこなせるようになることだ大事です。
イチロー選手のことを書いたあとに恐れ多いのですが、僕は週に3〜4回のエクササイズを継続しています。たまに周りの友人に話すと「すごいね!」と言われるのですが、僕としては努力しているつもりはなく、いつもの「日課程度」です。
習慣化ができる人ほど、本人にとっては努力している意識はもはやなく、でもまわりから見ると努力に見えるように工夫していると思います。
三日坊主になっても自分を許す
もし、三日坊主になった場合はどうしたらいいのでしょうか。
僕は、三日坊主になった「自分を許す」ことも大事だと考えます。カールトン大学の研究で自分を責めるデメリットを検証した実験があります。
カールトン大学のMichael J.A. Wohl氏の研究で、ダラダラと先送りにしがちな学生を対象に、特に自分を許しているかどうかのテストをしました。先送りにしてしまったことを自分で許せている学生は、最終的に良い精神状態だったそうです。
参考:自分を責めたり悔やんだりしがちな人は「自分を許す」ことからはじめよう(2012年5月28日) - エキサイトニュース
カールトン大学の研究では、自分を許した学生ほどネガティブな感情も少なく、2回目以降のテストで先送りすることもなかったようです。
三日坊主になると自分を責めがちですが、責めることはやめましょう。過ぎたことをクヨクヨと悩み続けるよりも、自分を許すことで次に進むようにしたほうが断然、生産的ということです。
最後に
新しいことを始めようとするときにテンションをあげようとしがちですが、それは短期的な目標のときだけです。
もし長期的な目標で「継続していきたい」と思うのであればテンションに頼らない工夫が考えてみてはいかがでしょうか。
今日のクエスト~LevelUpポイント~
●長期計画はテンションに頼らない!
●淡々と努力を積み重ねられる人間になろう!
●三日坊主になっても自分を許そう!