人には少なからず特別な存在になりたいと思ってしまう欲求があるように思います。どうして、特別な存在になりたいと思ってしまうのでしょうか。
どうも、ねこひげ先生(@dr_catwhisker)です。
今回は「特別な存在になりたい心理」について書いてみたいと思います。
目次
特別な存在になりたい人へ
あなたは「人と違っていたい」と思ったことありませんか。または、周りに「俺は人とは違う」「特別な存在なんだ」と話すような人はいませんか。
誰しもが少なからず「特別でありたい」「人と違っていたい」と思う心理があります。前面に出ていなくても、心の中に隠れていることがあります。
この「特別な存在になりたい!」という思いが強い人がいます。例えば、「人気店には絶対に行かない」「みんなが観る映画は決して見ない」「周りと違うメニューを必ず注文する」など、あえて人と違う行動をとるのです。
オリジナリティを追求していると思えば、たしかにカッコいいことです。ただ、中には「こだわり」が強くなってしまい、本来の自分の気持ちに嘘をついていることも少なくありません。
要するには「本当は人気店にも行ってみたい」という欲求があるけど、「人と同じ行動する」自分が許せないので人と違う行動をとるのです。このような天邪鬼な生き方は、生きづらさを感じてしまいます。
では、なぜこのように人と違うことに「こだわり」があるのでしょうか。
特別さにこだわる心理
①自分に価値がない
もっと私の話を聞いて〜
特別さにこだわりすぎるのは「劣等感」が隠れていることが考えられます。つまり、自分に価値がないと思っているのです。
人と違う行動をすることで、自分にとって特別感が得られます。特別感が得られることで自分に価値があると自分自身に言い聞かせているのです。
②自分の存在がつまらない
自分の存在がつまらないと思っている人も「特別さ」にこだわる傾向にあります。あなたは周囲の人からユニークな存在と思われたい、もっと人から注目を浴びたいと思うことはありませんか。
もちろん、自分がつまらないと思う劣等感がプラスになることもあります。つまらないと思うから努力して存在感を示すこともできます。ただ、本来の自分に嘘をつきづけるのも辛く感じてくるでしょう。
③自分を認めてほしい
妹だけ甘えられていいな
自分を認めてほしいと思う人も多いです。承認欲求という言葉があります。この欲求が強い人も「特別さ」にこだわります。
こだわりすぎる人の中には、例えば親や先生に認められなかった過去があるのかもしれません。「弟や妹は親に甘えられて自分は甘えることができなかった…」など過去の体験が原因となり、大人になった今も存在を示そうとするのです。
④人の言いなりになりたくない
「自分は人とは違う行動をしているんだ」という人の中には、人の言いなりになりたくないという心理の人間もいます。
世の中には場の空気を読まない人がいます。そのような人は、あえて人と違う言動をして人の言いなりになろうとしません。もちろん、自分の意見を主張することは大切なのですが、あまりにも場の空気を読まないでいると、それはそれで人間関係で苦労してしまいます。
特別さのこだわりを手放す
ダメなところがあっても大丈夫!
もしも、あなたが特別な存在にこだわる人なら自分と向き合ってみてください。なぜ、そこでま特別な存在にこだわるのだろうか自問自答してみましょう。
もしかすると劣等感が隠れているかもしれません。劣等感に反発するよりも受け入れた方が成長につながると考えられます。
人は完璧ではありません。ダメな部分があっても当たり前です。
人との違いに執着して特別さをこだわるよりも、本来持ってある自分の価値に気づいたとき、少し気持ちは楽になるでしょう。それが「あるがまま」の自分を受け入れるということです。
特別さのこだわりをバネにする
これも私なんた!
また、特別さにこだわる自分も自分なのです。その思いを手放すことができないのであれば、無理やり手放す必要もありません。
そのときは、特別さにこだわる感覚をモチベーションに変えましょう。最初はツラく長続きもしないかもしれませんが、特別さにこだわる劣等感は原動力になることもあります。
最後に
特別な存在でありたいという心理は劣等感からきています。劣等感は悪いことではなく、上手に付き合えば人の成長に必要な要素となります。
誰か他人との違いにこだわるのではなく、自分の価値は自分で決めることができれば、おそらく生きづらさもなくなるでしょう。「これも自分なんだ!」と前向きに捉えていけばよいと考えます。
今日のクエスト~LevelUpポイント~
●特別さにこだわるのは劣等感!
●賢く付き合えば劣等感は成長につながる!
●自分の価値は自分で決める!