誰だって面倒くさいと思うことがあると思います。できれば、先延ばしグセは改善したいものです。
どうも、ねこひげ先生(@dr_catwhisker)です。
今回は先延ばしを脱却するための考えについて書きたい思います。
目次
人は自分の実力を過信しやすい
あなたは面倒くさくて先延ばしにしていることはありませんか。例えば身近なところで、シンクに溜まった食器類、洗濯機置場に溢れる洗濯物、返信していないメール、商談のスケジュール調整など、些細なことから重要なことまで「後からやろう…」と思って月日が経つものあるかもしれません。
先延ばしグセになる人は「後からまとめてやればいいかな」という思考に陥りがちです。実は人は後からできると思っていても、実は思ったようにタスクをこなせていないということがあるのです。
人は自分の実力を過信しやすいと裏付ける実験があります。「図解 モチベーション大百科」という書籍で以下のように述べられています。
学生たちに、卒業論文を仕上げるのにかかる日数を予測してもらったところ、平均して33.9日でした。結果予測より早く書き終えた学生は全体の3分の1もいなかった。実際は、平均して 55.5日かかった。
この実験ではカリフォルニア大学の実験で、学生に論文が終わる日数を予測させたところ平均して33.9日だったのですが、実際は平均して55.5日かかったというものです。この辺の実験は国民性もありそうなので日本人だと結果も多少は変わってきそうですが。
ただ、この実験からわかることは人は楽観的で実力を過信する傾向にあるということがわかります。また、タスクを阻害するトラブルや体調不良などまで考えがいかないということです。
あなたも経験はありませんか。会社からプレゼン資料や会議資料など提出物を出すように言われていたのギリギリまでやらなくて期限の前日に急いで取り組んだようなこと。
できることは今すぐ取り掛かることが懸命なのです。
5分でできることは今すぐやる
今すぐやろうっと!
すぐにできることはすぐに取り掛かりましょう。例えば、面倒くさて先延ばしにしがちのこととして「洗濯」や「洗い物」、メールの返信、スケジュール調整などあると思います。
この辺のことは5分あればできます。洗い物も1〜2人分なら毎食後にやれば5分ぐらいでしょうし、メールの返信やスケジュール調整もすぐにやれば5分ぐらい終わります。もちろん、重要度によって時間は変わってくると思いますが、すぐにできそうなものはすぐに終わらせることが大切です。
これを後からやろうと思って先延ばしにするとタスクが増える一方です。溜まり溜まったメールや溢れる洗濯物を見るとモチベーションも上がりません。重い腰を上げなければいけなくなります。
あと、プレゼン資料の作成など、5分では終わらないようなことも、とりあえず5分だけ取り掛かってみるのです。例えば、ノートに箇条書きでプレゼン資料の構成を考えるなどは5分でもできます。完了させるのではなく、最初の一歩目だけ踏み込んでみるのです。
最低値と最高値を意識して始める
最低、ここまでできればOK!
物事を取り掛かることは最小と最小値を意識してみましょう。例えば、最低限はこれだけ達成したらオッケーということと、ここまでできれば最高ということを考えてみるのです。
皿洗いを例にすると、最低限は半分終わらせる 、最高はシンクの汚れまで完了させるなどとします。このとき、最低限のところをクリアすれば目的達成です。
ここで言いたいのは完璧主義を手放すということです。すべての物事を完璧な最高値まで達成させようとするから達成できなかったときに落ち込みます。落ち込むとモチベーションも下がるので結果的に先延ばしグセがついてしまうのです。
ただ、最低限のところまで達成すればオッケーとしておけば、落ち込むこともありません。だから最低限のところは無理なくできることを設定しましょう。さらに、目標としては最低限と最高値の中間値を意識するとよいでしょう。
- 最低値…無理なくできること
- 中間値…努力すればできること
- 最高値…やる気MAXで取り組めばできること
人には浮き沈みがあります。いつも、やる気がマックスとは限りません。これも楽観的な人にありがちなのですが、目標設定を最高値だけで設定しがちになります。これは挫折のもとです。
完璧主義をすてて取り組んでみましょう。これが先延ばしグセを脱却するコツであり、今すぐやる人になる一歩です。
最後に
先延ばしグセを脱却するためには「今すぐできることは、すぐに取り掛かる」ことです。後回しにすればするほど、面倒くささが増していくことを自覚しましょう。完璧主義を手放して取り組めば、意外と日頃のタスクであれば難なくこなせると思います。
今日のクエスト~LevelUpポイント~
●人は自分の能力を過信しがち!
●完璧主義を捨てる!
●取り組むときは最低値と最高値を意識する!