ココロクエスト~レベルアップ心理学ブログ~byねこひげ先生

人生が劇的に変わる『ねこひげ』の心を強くする人生案内

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ゆっくりと読書するのも悪くない「スロー・リーディング」

ゆっくりと読書するのも悪くない「スロー・リーディング」

あなたは本を読むスピードは速いほうですか。それとも遅いほうですか。

 

確かに読むスピードが速いと、それだけ沢山の本を読むことができます。ただ、「本を読むのが遅い」というのも悪いことではありません。

 

どうも、ねこひげ(@dr_catwhisker)です。

今回はゆっくりと読書するのも悪くない「スロー・リーディング」というお話です。

 

 

 目次

 

本を読むスピードが速いだけが全てじゃない

僕は本を読むのが好きなのですが、決して読むスピードが速いほうではありません。あなたはどうですか。

 

さくっと本を読むという人もいれば、じっくりと本を読むという人もいるでしょう。どちらが良いとか悪いとかではありません。

 

本を読むスピードが速いだけが全てじゃない

ただ、巷には速読術やフォトリーディングなど何倍も速く本を読む方法のノウハウが沢山あります。確かに、多くの本を読めたら「生産的」です。

 

ですが、実際に読んだ本の内容が頭に入っているのか、ただただ読んだ気になっているだけなのではないかなども考えられます。

 

生産的な取り組みも大事なのですが、あえてじっくりと本を読むというのも悪くはありません。速く本を読むことが全てじゃありませんよ。

 

「スロー・リーディング」をしよう

「スロー・リーディング」をしよう

デボラ・ザックさん著書の『SINGLE TASK 一点集中術――「シングルタスクの原則」ですべての成果が最大になる』という本に下記のような内容が記されていました。

 

「スロー・リーディング・クラブ」という読書クラブの活動が、世界各地で広がり見せている。

 

こうしたクラブは、「スロー」を善とする信条を掲げており、この主張には科学的な裏付けもある。ゆっくりと本を読むと「快感」「共感」「集中力」をもてるようになり、深い理解を得られるうえに、ストレスを減らすこともできるのだ。

 

出典:SINGLE TASK 一点集中術――「シングルタスクの原則」ですべての成果が最大になる

 

ゆっくりと本を読む、つまり「スロー・リーディング」を行うことで「快感」「共感」「集中力」をもてるようになると言うのです。さらにはストレスを減らすことも期待できるようです。

 

生産性を高めるために本を速く読むのも良いのですが、遅く読むメリットもあると思いませんか。

 

個人的に「物語」はスローがいい

「スロー・リーディング」をしよう

ビジネス書や実用書を読むときは、ある程度、目次を見ながら「どんなことが書かれているだろう」と想像し読み進めます。なかには知っている知識などがあれば、さらっと読み飛ばすこともあります。

 

ただ、小説や純文学などは読み飛ばすと物語の内容がわかりませんよね。だからじっくりと読むようにしています。

 

脳内でイメージを膨らませながら「ハリー・ポッター」なんかを読むと心踊ります。これを速読しようとするとハリー・ポッターという物語の魅力も半減してしまうことでしょう。

 

あとは漫画も、じっくりと読むようにしています。漫画はセリフ(文字)だけではなく、絵という魅力があります。どんな絵が描かれているのかと見ていると読むスピードも遅くなります。でも、それがいいと思うわけです。

 

僕は実用書よりも「小説や漫画など物語を読む」ときは、スロー・リーディングをおすすめします。

 

小説を読めば共感力は培われる

個人的に「物語」はスローがいい

スロー・リーディングにも共感力が培われるという話でしたが、小説を読むことも共感力が培われると言われています。

 

これはカナダ・トロント大学の心理学者、キース・オートリー、レイモンド・マー両氏の研究で実証されています。

 

研究チームは被験者のそれまでの生涯の読書量を調べるため、著者名を知っているかどうかを調べるテストを行った。この種の研究で一般的に行われるテストだ。オートリー博士のまとめによると、「フィクションの読書量が多ければ多いほど、人々の共感力は高い」ことが分かった。この効果は、ノンフィクションでは見受けられなかった。

出典:小説を読めば共感力は培われるか - WSJ

 

つまり、小説を読むと共感力が培われるということです。どうですしょうか。小説が読みたくなってきましたか。

 

何から読もうかなと迷う人は、パウロ・コエーリョの著書「アルケミスト」なんか読んでみてはいかがでしょうか。

アルケミスト 夢を旅した少年 (角川文庫)

アルケミスト 夢を旅した少年 (角川文庫)

 

  

ほかにも「スロー」を応用しよう

ほかにも「スロー」を応用しよう

どうやら世界には「スロー・リーディング・クラブ」の他に、料理を楽しむ「スロー・クッキング・クラブ」や編み物を楽しむ「スロー・ニッティング・クラブ」というのもあるらしいです。

 

生産性を高めることや時間術も大事ですが、リラックスできる時間を交互に持つこと最も大事です。あなたなりの「スロー」を日常に取り入れてみてはいかがでしょうか。

ねこひげ的まとめ

子どもの頃に「速く支度しなさい!」と親に怒られた経験を持つ人もいるのではないでしょうか。(僕は幸いにもマイペースな親の元で育ったのでそんなことはありませんでしたが)。

 

世の中では人よりも速くやることが良いことのような節が少なからずありますよね。

 

確かに生産性を高めることは大事だと思いますが、それを追い求めるあまり「大切な何か」を見失っているかもしれません。

 

ぜひ日常に「スロー」を取り入れてみてください。

SINGLE TASK 一点集中術――「シングルタスクの原則」ですべての成果が最大になる

SINGLE TASK 一点集中術――「シングルタスクの原則」ですべての成果が最大になる

 

 

今日のクエスト~LevelUpポイント~

●ゆっくりと本を読むことにもメリットがある!

●小説を読めば共感力が培われる!

●日常に「スロー」を取り入れよう!